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Moto2
ベテランのパシーニ選手が今季初優勝
第2戦の舞台は、南米のアルゼンチン。約5キロの中高速コーナーの続くサーキットだ。
ダンロップは、フロントにミディアム2、リアにミディアム3、エクストラ・ハードS1を準備した。
ウェット・コンディションで行われた予選では、X・ヴィアージ選手(KALEX)が初のポール・ポジションを獲得。「とても難しいコンディションだった。走るたびに感触がよくなり、初めてポールを取ることができました。最高の気分です」とヴィアージ選手。
続いて、L・バルダッサリ選手(KALEX)、D・ケント選手(SPEED UP)が2、3位となりフロント・ローに並んだ。
また、長島哲太選手(KALEX)は23位となった。
「ウェット・コンディションでいいフィーリングがつかめなかった。決勝はドライで走りたいです」と長島選手。
決勝当日、朝は雨が降っていたがその後止み、ほぼドライ・コンディションで決勝を迎えた。
スタートが切られるとヴィアージ選手がホール・ショット。バルダッサリ選手、M・オリヴィエーラ選手(KTM)、A・マルケス選手(KALEX)、M・パシーニ選手(KALEX)などが続く。
3周目になるとパシーニ選手がトップに浮上。後ろからオリヴィエーラ選手、バルダッサリ選手が続き、この3台がトップ争いを展開する。
レース中盤になっても、パシーニ選手、バルダッサリ選手、オリヴィエーラ選手のバトルは続き、パシーニ選手はトップを守っていく。
終盤になると、後方から追いついたヴィアージ選手がトップ争いに加わる。パシーニ選手、ヴィアージ選手、オリヴィエーラ選手、バルダッサリ選手、さらにマルケス選手もトップ集団の後方につける。
最後は、パシーニ選手、ヴィアージ選手、オリヴィエーラ選手の三つ巴の戦いとなるが、パシーニ選手が逃げ切って今季初優勝を決める。
続いて、ヴィアージ選手が2位、オリヴィエーラ選手が3番手となった。
また、長島選手は17位でゴールしている。
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優勝 M・パシーニ選手(KALEX)
「今週は、スタートからすばらしい感触があり、走るのが楽しかった。レースでも速く走れるとは思っていたが、天気のせいで、少し不安だった。レースでは、自分のリズムをつかみ、ミスをしないように気を付けた。優勝することができて、最高の気分です」
2位 X・ヴィアージ選手(KALEX)
「難しいコンディションの中、いい仕事ができたと思う。序盤、バルダッサリ選手がパスしようとしたとき、ミスをして彼に接触してしまった。ラインを外れるとまだ少し濡れていたので、マシンのコントロールを失った。でも幸い、転倒はしなかった。これでトップ・グループと完全に離れてしまって、追いつこうとがんばった。パシーニ選手と最後まで戦えたので楽しかった。彼をオーバーテイクするために、すべて試しましたが、今日はできなかった」
3位 M・オリヴィエーラ選手(KTM)
「抜くポイントがたくさんあるので、このようなレースになることは分かっていた。ブロック・ラインが十分ではなかった。少し運がなくて、残り3周でタイムを落としまった。ヴィアージ選手にオーバーテイクされ、抜き返すことはできなかった。今回の表彰台はとてもうれしいです」
17位 長島哲太選手(KALEX)
「今日はセッティングを変えて、マシンのフィーリングがよくなった。ドライ・コンディションのリズムをつかめず、攻めきれなかった。課題はブレーキングとコーナーリング。金曜日の時点では、ブレーキングはよくなったが、うまく旋回できなくて厳しかった。決勝は、少し前進した。今回は不安定なコンディションだったが、それでもここまで前進できたので、よかったです」
Moto2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | M.Pasini | Italtrans Racing Team | KALEX | '40.37.538 | |
2位 | X.Vierge | Dynavolt Intact GP | KALEX | '40.38.388 | |
3位 | M.Oliveira | Red Bull KTM Ajo | KTM | '40.38.952 | |
17位 | 長島哲太 | IDEMITSU Honda Team Asia | KALEX | '41.26.141 |