- 天気:晴れ
- 気温:21度
- 観客:---人
Moto2
バグナイア選手が今季2勝目をあげる
第3戦はアメリカ南部、テキサス州にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた。
ダンロップは、前戦と同じフロントにミディアム2、リアにミディアム3、エクストラ・ハードS1を用意した。
予選当日は不安定な天候となったが、Moto2クラスの予選はドライ・コンディションで行われた。
A・マルケス選手(KALEX)が開幕戦以来の今季2度目のポール・ポジションを獲得した。
「いいリズムで走れた。チームが難しいコンディションに合わせてセッティングしてくれたおかげだと思う。明日もこの調子でがんばります」とマルケス選手。
2番手にS・ロウズ選手(KTM)、3番手にM・パシーニ選手(KALEX)が続く。
また、長島哲太選手(KALEX)は26位となる。
「厳しい予選となった。少しずついい部分はでてきているが、タイムにつなげられていない。明日の朝のウォーム・アップで最後の調整をして、レースに臨みたいです」と長島選手。
決勝当日は晴天に恵まれた。レースはマルケス選手のホール・ショットで始まる。後ろからパシーニ選手、予選4番手スタートのF・バグナイア選手(KALEX)、X・ヴィアージ選手(KALEX)などが続く。
マルケス選手はそのまま引き離しにかかり、中盤には約1秒のリードを奪う。2位争いから抜けていったのはバグナイア選手で、後半に入るとトップを追いかけ始める。
3位争いはヴィアージ選手、M・シュロッター選手(KALEX)、パシーニ選手、M・オリヴィエーラ選手(KTM)などが展開していく。
終盤入るとバグナイア選手がマルケス選手を捕らえてトップに浮上。そのままマルケス選手を引き離し、開幕戦に続く今季2勝目を達成した。
3位争いは混戦となっていたが、終盤ヴィアージ選手、シュロッター選手は転倒してしまう。3位争いの集団からオリヴィエーラ選手が抜け出して、前戦に続いて3位表彰台を獲得した。
また、長島選手は19位でゴールした。
PhotoGallery
優勝 F・バグナイア選手(KALEX)
「金曜日に転倒して、マシンが体の左側に強く当たってしまった。100%ではなかったが、あきらめずがんばった。今回の優勝で3戦中2勝となった。オースティンの結果はカタールのときと価値が違う。ここはいつも苦戦してきたサーキットだからね。今日は最高の形でレースを終えることができた。最後、マルケス選手に近付いたとき、彼が苦しんでいるのが分かった。少し様子を見てから抜いた」
2位 A・マルケス選手(KALEX)
「自分のライディング・スタイルに合うヨーロッパに向けて準備しているので、今回の表彰台はとても重要です。多くのラップで前を走ることができた。今日は風向きがかなり変わり、マシンの動きが大きく、転倒しないように気を付けた。100%の力を出したので、この結果はうれしいです」
3位 M・オリヴィエーラ選手(KTM)
「予選12位からのスタートだったので、厳しかった。スタートは簡単ではなかったが、1コーナーで他のライダーたちとの接触を避けることができた。僕たちにとっては完ぺきな週末ではなかったが、2戦連続の表彰台なのでうれしい。次戦からヨーロッパ・ラウンドです。へレスはかなり走ってきたサーキットなので楽しみです」
19位 長島哲太選手(KALEX)
「ここまで苦しんできたフロントのフィーリングがよくなった。去年のようなフィーリングが戻ってきたので、次のレースに向けて大きく前進できたと思う。コーナーの進入でしっかり止められるようになった。今日のような感覚で走れたのは大きな成果です。カタール、アルゼンチン、米国と苦手なサーキットが続いた。その苦手なコースでヨーロッパ・ラウンドに向けて準備ができた。次戦スペインから結果につなげていきます」
Moto2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | F.Bagnaia | SKY Racing Team VR46 | KALEX | '39.30.016 | |
2位 | A.Marquez | EG 0,0 Marc VDS | KALEX | '39.32.480 | |
3位 | M.Oliveira | Red Bull KTM Ajo | KTM | '39.33.720 | |
19位 | 長島哲太 | IDEMITSU Honda Team Asia | KALEX | '39.57.261 |