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Moto2

ビンダー選手が今季3勝目。マルケス選手は8位に終わる

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Moto2クラスの予選は、13度という寒く強風の中で行われた。
J・ナバーロ選手(SPEED UP)が今季3度目のポール・ポジションを獲得。
「難しいコンディションだった。明日の決勝は大きなトップ集団になると思う。レースは小さなことで決まってしまうので、頭を使っていきたい」とナバーロ選手。
B・ビンダー選手(KTM)が2位、L・マリーニ選手(KTM)が3番手となる。
首位のA・マルケス選手(KALEX)は6番手。
長島哲太選手(KALEX)は15番手につける。

決勝レースがスタートするとビンダー選手が好ダッシュ。後ろからナバーロ選手、J・マルティン選手(KTM)、マルケス選手、T・ルティ選手(KALEX)などが続く。
序盤は、ビンダー選手、マルティン選手のKTM2台がレースをリード。後ろから、ナバーロ選手、ルティ選手が続く。マルケス選手は6番手につける。
ビンダー選手、マルティン選手がトップ争い、ナバーロ選手、ルティ選手が3位争いを展開していく。
レース中盤に入っても、ビンダー選手とマルティ選手がトップ争いを展開。ルティ選手は3位につけ、ナバーロ選手は後退。マルケス選手と長島選手は9位争いをしていく。
レース終盤、ビンダー選手とマルティン選手がトップ争い。ルティ選手は単独3位につけていく。
ビンダー選手は徐々にマルティン選手との差をつけていくと今季3勝目をゲット。
マルティン選手は2位。ルティ選手は連続表彰台3位を獲得する。
一方マルケス選手は8位に終わり、ランキング2位のルティ選手と28点差に詰まった。
また、マルケス選手とバトルを展開した長島選手は10位でゴールしている。

コメント

優勝 B・ビンダー選手(KTM)
「マルティン選手とのギャップは広がったり縮まったりで、彼から逃げることはできなかった。スタートから最終ラップまで全力でプッシュした。レースを通していいペースをキープした。Red Bull KTM Ajoのワンツーフィニッシュに貢献できてうれしい」

2位 J・マルティン選手(KTM)
「ビンダー選手についていこうとしたが、彼は全力でプッシュしていてペースもよく、とても速かった。2位を獲得できてよかった。ビンダー選手は優勝にふさわしい走りをしていた。僕もチームも今日の結果にとても満足しています」

3位 T・ルティ選手(KALEX)
「ウォーム・アップに向けてマシンを大きく変えた。今日はかなりリスクを負うセッティングだったが、うまくいってよかった。とてもいいリズムを見つけることができ、もてぎのときと同じくらいフィーリングもよかった。レースではいいスタートを切ることができ、僕の前で起きた転倒を避けることができてよかった。そのあとも、とてもいいリズムがあったが、前の2人には届かなかった。チャンピオンシップ争いはまだ続いている。マレーシアでも表彰台争いをしたい。まだ可能性はあります」

10位 長島哲太選手(KALEX)
「もてぎでは転倒していたので、この結果はうれしい。もう少しかみ合えば、表彰台に上がれると思う。少しずつ表彰台に近づいていると思う。この調子でがんばっていきたい」


Moto2Result

順位 ライダー チーム マシン タイム
優勝 B.Binder Red Bull KTM Ajo KTM '38.53.277 Dunlop ユーザー
2位 J.Martin Red Bull KTM Ajo KTM '38.55.245 Dunlop ユーザー
3位 T.Luthi Dynavolt Intact GP KALEX '38.59.298 Dunlop ユーザー
10位 長島哲太 ONEXOX TKKR SAG Team KALEX '39.04.409 Dunlop ユーザー

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Moto3

ダラ・ポルタ選手が優勝で初タイトルを決める

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予選では、M・ラミレス選手(HONDA)が初のポール・ポジションを獲得。
「人生初めてのポール・ポジションを獲得できて、とてもうれしい。このサーキットはとても好きです。速く走れることは分かっていた。最高の結果がでた」とラミレス選手。
ランキング2位につけるA・カネット選手(KTM)が2位、A・アレナス選手(KTM)が3位に続く。
タイトルに王手をかけているL・ダラ・ポルタ選手(HONDA)は6番手2列目に並ぶ。
また、鳥羽海渡選手(HONDA)は5位、鈴木竜生選手(HONDA)12位、真崎一選手(KTM)18番手、小椋藍選手(HONDA)は23位に並ぶ。

ドライ・コンディションながら強風の吹く中で決勝レースはスタート。
ラミレス選手がホール・ショット。後ろからR・フェナーティ選手(HONDA)、アレナス選手、カネット選手などが後ろから続く。
2周目、ランキング2位につけるカネット選手が転倒してしまう。
序盤からトップ集団は大混戦。鳥羽選手も加わり、ダラ・ポルタ選手、J・マクフィー選手(HONDA)、A・ミーノ選手(KTM)、鳥羽選手などが競り合っていく。
レース中盤も大集団の戦いは続く。ダラ・ポルタ選手、アレナス選手、ミーノ選手などを中心にトップ争いは展開されていく。鳥羽選手、鈴木選手、佐々木選手も戦いに加わっていく。
終盤になるとダラ・ポルタ選手がトップをキープ。最終ラップにはダラ・ポルタ選手を先頭に、ラミレス選手、鈴木選手、アレナス選手などが僅差で続く。
ダラ・ポルタ選手はそのままトップを守り切り今季3勝目を達成。そして、初タイトルを決めた。
ラミレス選手が2位。ラスト・ラップで鈴木選手をかわしたアレナス選手が3位をゲット。
鈴木選手は4位となった。
また、佐々木選手は7位、小椋選手は14位、真崎選手は17位。鳥羽選手は終盤転倒してまった。

コメント

優勝 L・ダラ・ポルタ選手(HONDA)
「夢が叶った。今のこの気持ちをうまく表現できない。家族は1年を通して本当にがんばってくれた。いつもそばにいてくれたことに感謝している。また常に最高のマシンを準備してくれたチームに本当に感謝しています。昨年から互いのことをよく理解できるようになった。彼らはいつも一生懸命がんばって最高のものを準備してくれました」

2位 M・ラミレス選手 (HONDA)
「レース序盤は難しい状況だったが、レース終盤はトップ・グループに入ることができた。チャンピオンシップで2位争いをする準備はできている。次のマレーシアが楽しみです」

3位 A・アレナス選手(KTM)
「クレージーなレースだった。とにかくハードに攻めていった。今日はダラ・ポルタ選手はとても速くて追いつけなかった。でも、なんとか表彰台に上がれてうれしいです」

4位 鈴木竜生選手(HONDA)
「今日はスタートして1コーナーで転倒しそうになり、ほとんど最後尾まで落ちてしまった。ここはストレートが長くスリップも効くので、追い上げていけることはわかっていたので落ち着いてポジションをあげていった。最終ラップは表彰台に立てると思ったが、前の選手のスリップを使えず、逆に後ろにいた選手にスリップを使われて抜かれてしまった。2戦連続4位というのが本当に残念です。次は表彰台に立ちたいです」

7位 佐々木歩夢選手(HONDA)
「24番グリッドだったので難しいレースになると思っていたが、7番手でゴールできた。目標は表彰台に立つことだったので納得はできませんが、得ることが多いレースだった。今週の最大の収穫はウエット・コンディションでしっかり走れるようになったこと。次のマレーシアはチームのホームGPなので、今季ベストを目指します」

14位 小椋藍選手(HONDA)
「今大会は3日間を通じて天候が不安定で、コースをしっかり攻略することができなかった。しかし、同じように初めて走る選手が自分より速いペースで走っていたので、言い訳はできないと思う。今年はグリッドが悪くても最終的にトップ・グループに加わって戦うことができた。今大会はそれが初めてできなかったので、悔しいレースになった」

リタイア 鳥羽海渡選手(HONDA)
「今日は表彰台を狙えると思っていたし、自分が予想していた通りのレースをすることができた。しかし、終盤になってアウトからかぶせられて、そのときにフロントが当たり、転んでしまった。今日は何度も前に出ることができたし、自分としてはいいレースができたと思う。こういう形でリタイアになって残念です。次のマレーシアではしっかり結果を残したい」


Moto3Result

順位 ライダー チーム マシン タイム
優勝 L.Dalla Porta Leopard Racing HONDA '37.45.817 Dunlop ユーザー
2位 M.Ramirez Leopard Racing KTM '37.45.894 Dunlop ユーザー
3位 A.Arenas Gaviota Angel Nieto Team KTM '37.45.905 Dunlop ユーザー
4位 鈴木竜生 SIC58 Squadra Corse HONDA 37.45.943 Dunlop ユーザー
7位 佐々木歩夢 Petronas Sprinta Racing HONDA '37.46.846 Dunlop ユーザー
14位 小椋藍 Honda Team Asia HONDA '37.53.493 Dunlop ユーザー
17位 真崎一輝 BOE Skull Rider Mugen Race KTM '38.02.561 Dunlop ユーザー
リタイア 鳥羽海渡 Honda Team Asia HONDA '32.50.932 Dunlop ユーザー