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Moto2

マルケス選手がMoto2初タイトルを決める

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オーストラリア戦の翌週、マレーシア・ラウンドを迎えた。
ドライ・コンディションで行われた予選では、タイトルに王手をかけているA・マルケス選手(KALEX)がポール・ポジションを獲得。
「リズムはいいです。明日はいいスタートを切って序盤からプッシュしたい」とマルケス選手。
長島哲太選手(KALEX)が2番手。「2番手を獲得できてうれしい。ビンダー選手とマルケス選手はとても速いが、表彰台を目指してがんばります」と長島選手は語った。
B・ビンダー選手(KALEX)が3番手につける。ランキング2位のT・ルティ選手(KALEX)は5位2列目につける。

決勝当日は晴天に恵まれた。
スタートが切られると、ビンダー選手が好ダッシュ。後ろからマルケス選手、長島選手、ルティ選手などが続く。
トップのビンダー選手は逃げ切りを図る。僅差でマルケス選手、長島選手、ルティ選手、X・ヴィアージ選手(KALEX)が続き。5台が先頭集団となる。
4周目、ビンダー選手がコーナーではらむと、マルケス選手がトップに浮上。後ろからビンダー選手、長島選手、ルティ選手、ヴィアージ選手が続く。
レース中盤、マルケス選手、ビンダー選手、長島選手、ルティ選手がトップ争いを展開。マルケス選手、ルティ選手、ビンダー選手はランキング上位3位につけるだけに、タイトルをかけた戦いを繰り広げていく。
8周目にビンダー選手が再びトップに上がり、約1秒の差をつける。2位以下はマルケス選手、ルティ選手、長島選手が続く。
終盤になると、トップのビンダー選手、マルケス選手、ルティ選手は約コンマ7、8秒差で等間隔となる。長島選手はペースが上がらず後退していく。
ビンダー選手は、そのままトップを守り切り2連勝で今季4勝目を達成。
マルケス選手は2位に入ると、Moto2クラスのタイトルを獲得した。
ルティ選手は3位でゴールしている。
また、長島選手は終盤遅れると、8位でチェッカーを受けた。

コメント

優勝 B・ビンダー選手(KTM)
「序盤に危うく転倒しそうになり、コースを外れたが、その後再びリードすることができた。マルケス選手に全力でプレッシャーを与えたが、彼はすばらしいレースをした。タイトルを獲得した彼におめでとうと言いたいです」

2位 A・マルケス選手(KALEX)
「今シーズンは完ぺきでした。どのサーキットでも、そしてどんなコンディションでも、いい結果を残すことができた。悪い結果は忘れるようにして、いい結果を次のレースに最大限活かすようにした。完ぺきなパッケージだった。そのおかげでワールドチャンピオンになることができた。今日フィニッシュ・ラインを通過したとき、僕を支えてくれたすべての人のことが頭をよぎりました」

3位 T・ルティ選手(KALEX)
「タイトルを獲得したマルケス選手におめでとうと言いたいです。僕は表彰台を獲得できてとてもうれしい。今日はすべての思いをレースにぶつけた。前の2人はとても強かった。彼らに近づこうとするとフロントが切れ込みました。今日はミスができないポジションで、ミスをせずに限界まで、そしてときには限界を超えて走った」

8位 長島哲太選手(KALEX)
「残念なレースだった。中盤からテクニカルな問題が出てしまい、厳しかった。なんとかしようと格闘したが難しかった。次のバレンシアに向けていい準備をしたいです」


Moto2Result

順位 ライダー チーム マシン タイム
優勝 B.Binder Red Bull KTM Ajo KTM '38.07.843 Dunlop ユーザー
2位 A.Marquez EG 0,0 Marc VDS KALEX '38.08.601 Dunlop ユーザー
3位 T.Luthi Dynavolt Intact GP KALEX '38.10.526 Dunlop ユーザー
8位 長島哲太 ONEXOX TKKR SAG Team KALEX '38.18.023 Dunlop ユーザー

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Moto3

ダラ・ポルタ選手が今季4勝目を決める

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予選で、M・ラミレス選手(HONDA)が前戦に続いてポール・ポジションをゲット。
「マシンのフィーリングはいい。明日はトップ・グループで戦えるようにがんばります」とラミレス選手。
鈴木竜生選手(HONDA)が2番手、J・マクフィー選手(HONDA)が3番手に並ぶ。
鈴木選手は「明日は、序盤の混戦をうまく切り抜けてしっかり走りきりたい。2戦連続4位と表彰台を逃してきました。今度こそという気持ちです」とコメントしていた。
新チャンピオンのL・ダラ・ポルタ選手(HONDA)は7番手3列目。
また、佐々木歩夢選手(HONDA)は8番手、小椋藍選手(HONDA)は14番手、鳥羽海渡選手(HONDA)17番手、真崎一輝選手(KTM)は23番手につける。

決勝レースは、鈴木選手のホール・ショットで始まった。後ろからA・アレナス選手(KTM)、ラミレス選手、マクフィー選手などが続く。
序盤から、ラミレス選手、G・ロドリゴ選手(HONDA)、鈴木選手、アレナス選手を中心に混戦が展開される。
6周目、トップに立ったロドリゴ選手が転倒し、後ろにいた鈴木選手も巻き込まれて転倒してしまう。
代わって先頭に上がったのはC・ヴィエッティ選手(KTM)で、アレナス選手、ダラ・ポルタ選手が後ろから続く。スタート直前にトラブルが出て、ピット・スタートしたマシア選手も4位に上がり、上位争いに加わる。
レース終盤に向けてヴィエッティ選手、ダラ・ポルタ選手、アレナス選手、マシア選手などがトップを争っていく。小椋選手も上位集団に加わっている。
ラスト・ラップに入ると、ダラ・ポルタ選手はヴィエッティ選手を抜いてトップに浮上。後続を離していくと2連勝で今季4勝目を獲得した。
2位争いは激戦となり、ヴィエッティ選手は他車と接触すると遅れをとる。アレナス選手は2位につけていたがラスト・コーナーでクラッシュ。これでガルシア選手が2位、ピット・スタートしていたマシア選手が3位表彰台をつかんだ。
また、小椋選手は4位でゴールしている。
真崎選手は18位。佐々木選手、鳥羽選手は転倒リタイアに終わった。

コメント

優勝 L・ダラ・ポルタ選手(HONDA)
「今日はレースを楽しみ、優勝することが目標だと言ってきたが、その通りのレースができた。コンディションは難しく、簡単ではなかったが、思っていたような戦いができた。チームにとってもすばらしい結果になった。今大会、チームは暑い中で一生懸命がんばってくれた彼らに感謝しています」

2位 S・ガルシア選手 (HONDA)
「今大会は、最初からとてもいい走りができた。難しいレースになったが、トップ・グループに入れることが分かっていたので、着実に他のライダーをパスした。最終ラップで表彰台が可能だと思ったが、限界の走りをしていたので最終コーナーは転倒するかもしれないと思った。なんとか持ちこたえてフィニッシュ・ラインを通過できた」

3位 J・マシア選手(KTM)
「スタート前にマシン・トラブルがあって、最後尾スタートになってしまった。序盤から、プッシュして追い上げていった。とにかく、必死に挽回していった。表彰台に上がれるとは思っていなかったので、本当にうれしい」

4位 小椋藍選手(HONDA)
「もてぎ、そしてオーストラリアと納得のいくレースができなかったが、今日の結果はハッピーです。14番手からのスタートだったが、なんとかポジションを上げていくことができた。今大会はセッティングに苦しみ、初日のフリー走行で出遅れたが、それを思えば、いい結果だと思う。ただ、表彰台、優勝を狙うには、やっぱり予選がとても重要で、今回のレースもそれを痛感した」

リタイア 佐々木歩夢選手(HONDA)
「今週末はいいペースがあったのですが、決勝レースは難しい走りになった。転倒の原因は、抜かれたときにはらんでしまい、それをリカバリーしようして大きなハイサイドを起こしてしまった。今大会は3回も転倒してしまった。転倒は完全に僕のせいです。集団の中では思い通りの走りができなかった。バレンシア戦まで少し時間があるので、休んで気持ちを切り替えたい」

リタイア 鳥羽海渡選手(HONDA)
「今日もまた不運なレースとなってしまった。今日は強さを感じていた。グループの中でもレースをコントロールできていたが、目の前で2人のライダーが転倒し、それに巻き込まれてしまった。気持ちを切り替えて、次のバレンシア戦に挑みます」

リタイア 鈴木竜生選手(HONDA)
「今日は1周目から前に出て、グループをひっぱっていく作戦でした。そして、小さいグループにしようとしたが、ロドリゴ選手が目の前で転び、それに巻き込まれてしまった。戦略的には悪くなかったと思うが、運がない1日でした。気持ちを切り換えて最終戦に挑みたいです」


Moto3Result

順位 ライダー チーム マシン タイム
優勝 L.Dalla Porta Leopard Racing HONDA '38.01.355 Dunlop ユーザー
2位 S.Garcia Estrella Galicia 0,0 HONDA '38.01.765 Dunlop ユーザー
3位 J.Masia Mugen Race KTM '38.02.158 Dunlop ユーザー
4位 小椋藍 Honda Team Asia HONDA '38.02.240 Dunlop ユーザー
18位 真崎一輝 BOE Skull Rider Mugen Race KTM '38.17.922 Dunlop ユーザー
リタイア 佐々木歩夢 Petronas Sprinta Racing HONDA '17.57.954 -9 laps Dunlop ユーザー
リタイア 鳥羽海渡 Honda Team Asia HONDA '17.58.620 -9 laps Dunlop ユーザー
リタイア 鈴木竜生 SIC58 Squadra Corse HONDA '11.13.661 -12 laps Dunlop ユーザー