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Moto2

マリーニ選手が今季初優勝。長島選手は2位で首位を守る

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新型コロナウイルス感染拡大の影響で、レース開催は延期され、開幕戦から4か月半ぶりに第2戦を迎えた。無観客でチームのスタッフ人数を最小限に抑え、マスクの着用など、安全対策を講じての開催となった。
会場はスペインのへレス。2戦連続で同じ会場でレースは行われる。
久々の走行ということで、水曜日に練習走行を開催。金曜日からスペインらしい晴天の中で第2戦が始まった。
土曜日に行なわれた予選も、ドライ・コンディションで行われた。
J・マルティン選手(KALEX)がポール・ポジションを獲得。
「昨日から大きく前進した。今日は暑い中でもいいフィーリングで走ることができた。レースに向けていい準備ができている」とマルティン選手。
J・ナバーロ選手(SPEED UP)が2位、S・ロウズ選手(KALEX)選手が3位。
また、開幕ウィナーの長島哲太選手(KALEX)は8位3列目からのスタートとなった。

決勝当日も晴天に恵まれた。レースは、マルティン選手のホール・ショットで始まる。後ろからA・カネット選手(SPEED UP)、L・マリーニ選手(KALEX)、ロウズ選手、長島選手などが続く。
レース序盤、マリーニ選手、長島選手、マルティン選手、カネット選手、M・ベゼッキ選手(KALEX)の5台が先頭集団に形成。長島選手は2位につける。
4周目にマリーニ選手がトップに上がり、引き離しにかかる。2番手は長島選手が続く。3番手につけていたベゼッキ選手は7周目に転倒してしまう。マルティン選手が3位、カネット選手が4位に続く。
レース中盤、トップのマリーニ選手は約1.5秒の差をつける。2位は長島選手で、3位のマルティン選手とは1秒半ほど離れている。
レース終盤に入っても、マリーニ選手はトップを快走。2位長島選手は3位マルティン選手に約4秒の差をつける。
マリーニ選手は、そのままトップを守り切り今季初優勝を達成。
長島選手は2位に入り、ランキングトップを守った。
マルティン選手が3位を獲得した。

コメント

優勝 L・マリーニ選手(KALEX)
「金曜日のフリー走行でレースのシミュレーションできていた。今日のレースは思ったよりペースが遅かった。長島選手がすぐ後ろにいたが、自分のペースをキープできた。
今年は難しい時期が続いたが、この勝利をいろいろな形でパンデミックに関わったすべての人に捧げたいと思います。僕たちも予防を続けていきたいです」

2位 長島哲太選手(KALEX)
「この結果はとてもうれしい。今週末は少し苦戦していたが、それを乗り越え、結果的にはいいポジションでフィニッシュできた。チームと自分自身を信じ、スタートから一生懸命プッシュし、全力を出した。レースは大体予想した通りだったが、マリーニ選手が思ったより速かったこと。自分が何度もミスをしてしまったことは予想外だった」。

3位 J・マルティン選手(KALEX)
「ポイントを獲得できたので、本当にいい結果だと思う。今日はトップに離されてしまったので、差を縮められるように、引き続き一生懸命取り組みたい。3番手をキープして、終盤では後方のライダーたちとのアドバンテージをキープできた」


Moto2Result

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 L.Marini SKY Racing Team VR46 KALEX '39.23.297 Dunlop ユーザー
2 長島哲太 Red Bull KTM Ajo KALEX '39.24.568 Dunlop ユーザー
3 J.Martin Red Bull KTM Ajo KALEX '39.28.135 Dunlop ユーザー

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Moto3

アレナス選手が開幕2連勝を決める

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Moto3クラスでは、鈴木竜生選手(HONDA)が、開幕戦に続いて、2連続のポール・ポジションをゲット。
「カタールでもポールを獲得したが、決勝は5位に終わったので、今回はしっかりと表彰台を狙っていきます。昨年のへレスでは2位だったので、優勝を狙いたい気持ちは強いですが、連戦となるのでミスをしないようにしたい」と鈴木選手。
A・ミーノ(KTM)が2位、J・マクフィー(HONDA)が3番手に続く。開幕ウィナーのA・アレナス選手(KTM)は7番手3列目に並ぶ。
また、鳥羽海渡選手(KTM)13位、小椋藍選手(HONDA)15位、佐々木歩夢(KTM)は17位、國井雄輝(HONDA)20位、山中琉聖(HONDA)25位につける。

決勝レースが始まると、鈴木選手がホール・ショット。後ろからミーノ選手、R・フェルナンデス選手(KTM)、アレナス選手などが続く。
4周目になるとC・ヴィエッティ選手(KTM)がトップに上がるが、後ろからミーノ選手、フェルナンデス選手、アレナス選手、鈴木選手、T・アルボリーノ選手(HONDA)などが僅差で続く。
レース中盤の11周目に、アレナス選手がトップに浮上。アルボリーノ選手、マクフィー選手、D・ビンダー選手(KTM)、ヴィエッティ選手などが僅差でついていく混戦となる。小椋選手は着実に順位を上げていく。

レース終盤に入ると、戦いは激化していく。
最終ラップにはマクフィー選手、アルボリーノ選手、アレナス選手、小椋選手の順で突入。
最終コーナーでアルボリーノ選手、マクフィー選手、ヴィエッティ選手が接触。マクフィー選手は転倒してしまう。
最終コーナーをトップで立ち上がったアレナス選手が、2連勝を達成。小椋選手は2位に入り、2戦連続の表彰台。アルボリーノ選手は3位に入った。
また、鈴木選手は8位、佐々木選手は11位、山中選手16位、鳥羽選手は転倒したが再スタートして19位。
國井選手はリタイアしている。

コメント

優勝 A・アレナス選手(KTM)
「久々のレースだったので、最初は少しナーバスだった。でも、レース前に少しセッティングを調整したら、レースではとてもいいフィーリングで走ることができた。
終盤には表彰台に上がれたらいいと思っていたが、勝つチャンスがあると思って勝負したら勝つことができた。
今、パンデミックで大変な思いをしている人たちにこの優勝を捧げたい」

2位 小椋藍選手(HONDA)
「朝のウォームアップまであまりいいフィーリングはなかった。でも、レースが始まると、思ったよりもフィーリングがよく、レース・ペースが速くなかったことも追い風となった。最終ラップの最後のコーナーまでしっかりとバイクを操ることができた。力を出しきって2位でゴールすることができた」

3位 T・アルボリーノ選手(HONDA)
「今週は、思うようにセットアップが進まず、フリー走行、予選と自分の走りをすることができなかった。厳しい戦いでしたが、決勝では表彰台に立つことができた。すぐにヘレスで第3戦が行われます。今週のデータをしっかり分析して次の戦いに挑みたい」

11位 佐々木歩夢選手(KTM)
「レース序盤は集団の中で追い上げるのが難しかった。後半に入り、いいペースをつかんだので、追い上げていった。混戦だったので追い上げるのは難しかったが、11位になったのは悪くないと思う。次のレースでは、予選から順位を上げられるようにしたい」

19位 鳥羽海渡選手(KTM)
「タフなレースだった。序盤に順位を落としてしまい、追い上げていた。転倒してしまったが、再スタートすることができた。転倒後も感触は悪くなかった。次のレースではもう少し前の集団に加わりたい」

リタイア 國井勇輝選手(HONDA)
「今週はベストなセッティングを見つけることができなかった。今朝のウォーム・アップで変更を加えたら、少し状態がよくなったが、トップ・グループに追いつくには十分ではなく、100%攻める走りができなかった。グループから離れて単独で走行していた。終盤、トラブルが発生してリタイアしてしまった。原因を調べています」


Moto3Result

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 A.Arenas Aspar Team Gaviota KTM '39.26.256 Dunlop ユーザー
2 小椋藍 Honda Team Asia HONDA '39.26.596 Dunlop ユーザー
3 T.Arbolino Rivacold Snipers Team HONDA '39.26.625 Dunlop ユーザー
8 鈴木竜生 SIC58 Squadra Corse HONDA '39.27.137
11 佐々木歩夢 Red Bull KTM Tech3 KTM '39.30.007 Dunlop ユーザー
16 山中琉聖 Estrella Galicia 0,0 HONDA '39.32.354 Dunlop ユーザー
19 鳥羽海渡 Red Bull KTM Ajo KTM '39.54.580 Dunlop ユーザー
リタイア 國井雄輝 Honda Team Asia HONDA '28.52.390 Dunlop ユーザー