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Moto2

バスティアニーに選手が今季初優勝。長島選手は首位を守る

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第2戦の翌週、第3戦も同じへレスで開催された。
予選は、33度という暑さの中で行われた。
M・ベゼッキ選手(KALEX)が、Moto2クラスで初のポール・ポジションを獲得。
「前戦で転倒しているので、今日はうまくいってとてもうれしい。先週より暑く厳しいコンディションだが、コースに出たら速く走ることができたし、自己ファステストを出すこともできた。今日は、L・マリーニ選手(KALEX)について行こうとがんばった」とベゼッキ選手。
続いて、S・ロウズ選手(KALEX)、E・バスティアニーに(KALEX)と続く。前戦のウィナー、マリーニ選手は5番手に続く。
長島哲太選手(KALEX)は、予選前のフリー走行で転倒。予選15位に留まった。
「今日はタフな1日だった。午前中のフリー走行で転倒してしまって、予選では思ったようにタイムがでなかった。それでもフィーリングは悪くないので、よい結果を出したいです」と長島選手。

決勝当日も晴天に恵まれた。スタートが切られると、ベゼッキ選手がホール・ショット。バスティアニーに選手、マリーニ選手、ロウズ選手などが続く。
オープニング・ラップにバスティアニーニ選手がトップに浮上。マリーニ選手、ベゼッキ選手、ロウズ選手が後ろから続く。

トップのバスティアニーに選手はコンマ7秒前後の差をつけてトップをキープ。2位にマリーニ選手、3位にベゼッキ選手が続く。
レース中盤、バスティアニーに選手とマリーニ選手がトップ争い、ベゼッキ選手とロウズ選手が3位争いとなる。
終盤に入ると、トップのバスティアニーに選手は、マリーニ選手を引き離して今季初優勝。
2位にマリーニ選手、3位にベゼッキ選手が入った。
長島選手は、着実に追い上げると11位。バスティアニーに選手に2点差で首位を守った。

コメント

優勝 E・バスティアニーに選手(KALEX)
「優勝することができてとてもうれしい。今朝のウォーム・アップでいい走りができたので、もしかすると勝てるかも知れないと思っていた。いいスタートが切れたので、マリーニ選手とのギャップをキープしようとプッシュした。マシンもとてもよかった」

2位 L・マリーニ選手(KALEX)
「レース前は再び優勝することを夢に見ていたが、2位になれてうれしい。チャンピオンシップでは首位に5点差の3位。すばらしいリザルトです。バスティアニーニ選手はすばらしい仕事をした。彼は力強いスタートを切り、何度も抜こうとしたが、隙を見せなかった」

3位 M・ベゼッキ選手(KALEX)
「マシンのフィーリングは最高によかった。昨年は難しいシーズンだったが、今年はマシンもチームもいいフィーリングがある。マリーニ選手と一緒に表彰台に上がることができてとてもうれしい。フィニッシュした後、マリーニ選手と2人で祝おうとしたら、マシンが近すぎて2人ともグラベルに出てしまい転倒してしまった」

11位 長島哲太選手(KALEX)
「とてもタフなレースだった。厳しい戦いだったが、とにかく全力を尽くした。11位よりもいい結果を期待していたが、大事なことは首位を守ったこと。へレスでの2戦で、いいレースができたと思う。次のチェコに向けて、しっかり準備したい」


Moto2Result

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 E.Bastianini Italtrans Racing Team KALEX '39.23.922 Dunlop ユーザー
2 L.Marini SKY Racing Team VR46 KALEX '39.26.075 Dunlop ユーザー
3 M.Bezzecchi SKY Racing Team VR46 KALEX '39.27.165 Dunlop ユーザー
11 長島哲太 Red Bull KTM Ajo KALEX '39.44.369 Dunlop ユーザー

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Moto3

鈴木選手が今季初優勝を飾る

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予選では、鈴木竜生選手(HONDA)が開幕戦から3戦連続のポール・ポジションを獲得した。
「まさか3戦連続でポールを取れるとは思っていなかったので、自分でもびっくりした。今回はマシンのセッティングを、ブレーキングの安定性を高めて混戦に強い方向に変えた。過去2戦、ポールを取れても表彰台に立てなかったので、今回は表彰台に立てるようにしたい」と鈴木選手。
続いて、小椋藍選手(HONDA)が2位、G・ロドリゴ選手(HONDA)は3番手。
また、鳥羽海渡選手(KTM)は12位、佐々木歩夢選手(KTM)は16位、山中琉聖選手(HONDA)17位、國井雄輝選手(HONDA)は19位につける。

決勝レースは鈴木選手のホール・ショットで始まる。後ろから小椋選手、ロドリゴ選手、A・アレナス選手(KTM)、R・フェルナンデス選手(KTM)、T・アルボリーノ選手(HONDA)などが続く。
そのまま鈴木選手が、レースをリードしていく。
8周目、小椋選手は、J・マシア選手(HONDA)と接触して転倒してしまう。

レース中盤、鈴木選手がトップを守り、ロドリゴ選手、J・マクフィー選手(HONDA)、アレナス選手、フェルナンデス選手、ヴィエッティ選手(KTM)などが続く。
15周目に前戦のウィナー、アレナス選手がクラッシュ・ダウン。
レースは終盤に入ると、トップ争いは鈴木選手、マクフィー選手、ヴィエッティ選手など6人の戦いとなる。
鈴木選手がトップで最終ラップに突入。2位以下の5台も僅差で追いかける。
鈴木選手は後続を寄せ付けずにトップを守り切りチェッカー。今季初優勝を決めた。
2位はマクフィー選手、3位にヴィエッティ選手が入った。
鈴木選手はランキング2位に上がり、首位のアレナス選手と6点差となった。
また、山中選手9位、鳥羽選手は11位、國井選手16位。佐々木選手は1周目に転倒したあと再スタートしたが、ピット・イン・リタイアとなった。

コメント

優勝 鈴木竜生選手(HONDA)
「スタートからゴールまで100%の走りだった。いつも最終ラップまで大混戦の優勝争いになるが、今日はかなり台数も絞られた。すぐ後ろにロドリゴ選手がいた。先週は1分47秒台の戦いだったが、今日は1分46秒台のレースとなり、ペースが速くなったこともトップ集団が小さくなった理由だと思う。開幕から3戦連続ポールを獲得して3度目の正直の優勝。本当にうれしいです」

2位 J・マクフィー選手(HONDA)
「最終ラップに入るときは、先週のスペインGPのデジャヴを感じたが、今回は何をすべきなのか分かっていた。本能的にアタックしたかったが、鈴木選手がアグレッシブだったので、2位という結果を受け入れることにした。すばらしいレースでした」

3位 C・ヴィエッティ選手(KTM)
「先週は厳しかったけど、今回は最後まで粘りの走りができて、3位に入ることができた。去年もへレスでは苦戦していたから、今年は表彰台に上がることができてよかった」

9位 山中琉聖選手(HONDA)
「前回と比べてグリッドがよかったので、1、2周目がすごく楽だった。その反面、1、2周目にプッシュできなかった。そのあと、リズムよく走れたしプッシュすることができた。今日はグループのトップで走れて自信になった。まずは、今年最初のポイントを取れてよかったです」

11位 鳥羽海渡選手(KTM)
「今週は少しずつ前進できたし、ポイントを獲得できたのでよかった。少しずつ上位グループと近づいていると思う。次のレースが楽しみです」

16位 國井勇輝選手(HONDA)
「先週のスペインGPに比べ、マシンの感じはとてもよくなった。でも、まだブレーキングに悩んでいて、思ったような走りはできてない。それでも、今季ベストの順位でフィニッシュできた。ポイント獲得にも近づけたので、次のブルノではそれが目標になります」

リタイア 佐々木歩夢選手(KTM)
「1周目に他車にぶつけられて転倒してしまった。とても残念です。今回はいいフィーリングをつかんでいたので、中盤以降少しずつ追い上げていきたいと思っていた。無得点に終わったことは悔しいが、収穫はあったので、次のレースに活かしたい」

リタイア 小椋藍選手(HONDA)
「今日は転倒でレースが終わり、残念です。今大会で得たマシンのセッティングには、とても満足している。先週のレースは苦戦したが、今日のマシンは完ぺきな状態だった。今回は後続の転倒に巻き込まれての転倒だった。マシンの状態がよかっただけに、今日は前に出て逃げてもよかったかなと思う。次のチェコGPに向けて気持ちを切り替えます」


Moto3Result

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 鈴木竜生 SIC58 Squadra Corse HONDA '39.18.861 Dunlop ユーザー
2 J.McPhee Petronas Sprinta Racing HONDA '39.18.925 Dunlop ユーザー
3 C.Vietti SKY Racing Team VR46 KTM '39.18.995 Dunlop ユーザー
9 山中琉聖 Estrella Galicia 0,0 HONDA '39.23.748 Dunlop ユーザー
11 鳥羽海渡 Red Bull KTM Ajo KTM '39.24.162 Dunlop ユーザー
16 國井雄輝 Honda Team Asia HONDA '39.36.502 Dunlop ユーザー
リタイア 佐々木歩夢 Red Bull KTM Tech3 KTM '29.38.411 -6 laps Dunlop ユーザー
リタイア 小椋藍 Honda Team Asia HONDA '26.01.510 -8 laps Dunlop ユーザー