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Moto2
バスティアニーニ選手が2連勝を飾る
第4戦の舞台は、チェコのブルノ。晴天の中で行なわれた予選では、J・ロバーツ選手(KALEX)が開幕戦以来のポール・ポジションを獲得した。
「カタールではポール・ポジションを獲得し、表彰台にとても近いところでフィニッシュした。しかし、ヘレスでは暑さの中で問題があり、カタールのような結果を残すことができなかった。僕の走りは、カタールやブルノのような、流れるようなサーキットに合っているのだと思う」とロバーツ選手。
S・ロウズ選手2位、E・バスティアニーに選手(KALEX)が3位に続く。
長島哲太選手(KALEX)は、21位に低迷する。
「タフな1日だった。いいセッティングが見つかっていない。ハードにプッシュしたら、昨日は転倒してしまった。データを見てマシンを調整して、レースではひとつでも上を狙って追い上げたい」と長島選手。
決勝レースがスタートすると、バスティアニーニ選手が好ダッシュ。後ろから、ロバーツ選手、J・マルティン選手(KALEX)、ロウズ選手などが続く。
バスティアニーニ選手は逃げ切りを図り、すぐに約1秒の差をつける。2位以下は、ロウズ選手、ロバーツ選手と続く。
レース中盤、トップはバスティアニーニ選手、コンマ5秒前後の差で2番手はロウズ選手、単独3位にロバーツ選手が続く。
終盤に入ると、トップのバスティアニーニ選手は1秒以上に差を広げると、後続を寄せ付けずに2連勝を達成。
ロウズ選手2位。ロバーツ選手が初の表彰台3位を獲得した。アメリカ人として中量級クラスで、90年のJ・コシンスキー選手以来の表彰台となった。
長島選手は、21位番手から粘り強く追い上げると11位でチェッカーを受けた。
ランキングでは、バスティアニーニ選手がトップに浮上。2位にマリーニ選手、長島選手は3位に後退した。
コメント
優勝 E・バスティアニー二選手(KALEX)
「すばらしいスタートを切ることができた。レースをリードしてプッシュし、全力でがんばった。ロウズ選手が僕の後ろにいて、差は大きくはなかった。残り5周は100%でプッシュして、優勝できた。すばらしい仕事をしてくれたチームに感謝しています」
2位 S・ロウズ選手(KALEX)
「再びトップで戦うことができてうれしい。レース・ウィークを通していい感触があった。レース中盤は、バスティアニーニ選手に追いつけなかった。彼の走りはとてもスムーズだった。僕は何度かミスをしてしまったけど、彼はヘレスですばらしい結果を残し、ここでもいい走りをした」
3位 J・ロバーツ選手(KALEX)
「夢が叶った。とても長かったです。僕にも家族にも長い年月でした。とてもハードなレースだった。僕の前のライダーたちから、ラインの選択などすべてを学んだ。これからのレースに役立つことばかりです。次のステップは優勝です」
11位 長島哲太選手(KALEX)
「厳しいレース・ウィークだった。いいフィーリングで走ることができなかったが、それでもポイントを獲得することはできた。気持ちを切り替えて、次の2戦に臨みたい」
Moto2Result
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1 | E.Bastianini | Italtrans Racing Team | KALEX | '39.13.926 | |
2 | S.Lowes | EG 0,0 Marc VDS | KALEX | '39.14.349 | |
3 | J.Roberts | Tennor American Racing | KALEX | '39.19.874 | |
11 | 長島哲太 | Red Bull KTM Ajo | KALEX | '39.29.304 |