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Moto2
マルティン選手が初優勝を決める
第4戦の翌週行われたオーストリア・グランプリ。ドライ・コンディションで行われた予選では、R・ガードナー選手(KALEX)が今季初のポール・ポジションを獲得した。
「今日は素晴らしい日になった。マシンの調子は良くて、速いタイムを出すことができた。この勢いをレースにつなげたい」とガードナー選手。
続いて、J・マルティン選手(KALEX)、M・シュロッター選手(KALEX)が2、3位。
首位のE・バスティアニーニ選手(KALEX)は4番手となる。
長島哲太選手(KALEX)は、予選開始早々に転倒し、18位に低迷した。
「厳しい予選となった。それでも上位陣と大きく離れているわけでない。スタートを決めて、少しでも前に行けるようにがんばります」と長島選手。
ドライ・コンディションで決勝はスタート。
マルティン選手がホール・ショット。後ろからシュロッター選手、ガードナー選手、L・マリーニ選手(KALEX)、バスティアニーニ選手などが続く。3周目にバスティアニーニ選手がハイサイド・クラッシュ。
その直後に、多重クラッシュが起きて赤旗中断となる。
13周レースで再スタート。マルティン選手が好ダッシュ。後ろからマリーニ選手、ガードナー選手、シュロッター選手などが続く。
マルティン選手とマリーニ選手がトップ争いを展開。ガードナー選手とシュロッター選手が3位争いをしていたが、ガードナー選手は4周目に転倒してしまう。
レース中盤、マルティン選手は約1秒の差をつける。単独2位にマリーニ選手。シュロッター選手が3位につける。
マルティン選手はそのままトップを守り切り今季初優勝を達成。
マリーニ選手が2位、シュロッター選手が3位となった。
この結果、マリーニ選手がバスティアニーニ選手を抜いて、首位に浮上した。
長島選手は4周目に転倒リタイアに終わった。
コメント
優勝 J・マルティン選手(KALEX)
「今週末の仕事にはとても満足している。久しぶりに表彰台に戻ることができた。今日は予想のつかないレースとなり、赤旗中断もあった。今回のグランプリのパフォーマンスには満足している。この後も前進したいです」
2位 L・マリーニ選手(KALEX)
「2度ともにすばらしいスタートを切ることができた。最初のレースはとてもいいフィーリングがあり、ポジションを上げていくことができた。2度目はフロント・ローからスタートしたので楽だったが、マルティン選手は強かった。彼を抜こうとしたが、3コーナーで苦戦した。次のGPではここを改善したい」
3位 M・シュロッター選手(KALEX)
「とても難しいレース・ウイークだった。常に何か足りないものがあった。Moto2クラスはとても接近しているので、ミスはできない。今日のレースは両方ともうまくいったと思う。表彰台に上がることができたので、チームにお返しすることができてうれしいです」
リタイア 長島哲太選手(KALEX)
「タフな週末だった。何度も転倒してしまった。序盤は、フィーリングはよかったが、残念ながら転倒してしまった。次戦には、冷静に臨みたい」
Moto2Result
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1 | J.Martin | Red Bull KTM Ajo | KALEX | '19.24.723 | |
2 | L.Marini | SKY Racing Team VR46 | KALEX | '19.26.918 | |
3 | M.Schrotter | Liqui Moly Intact GP | KALEX | '19.29.505 | |
リタイア | 長島哲太 | Red Bull KTM Ajo | KALEX | '4.36.218 -10 laps |