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Moto2
ベゼッキ選手が今季初優勝。マルティン選手トップでゴールするも2位。
第6戦スティリアGPは、前回と同じレッドブル・リンクで開催された。
ドライ・コンディションで行われた予選では、A・カネット(SPEED UP)がMoto2クラスで初のポール・ポジションを獲得した。
「今週末は多くのことを学んだ。レースがどうなるか楽しみ。まだMoto2クラス5戦目。このクラスでの初めての表彰台を目指しプッシュします」とカネット選手。
2番手に前回のウィナー、J・マルティン選手(KALEX)が続き、長島哲太選手(KALEX)は3番手フロント・ローをつかんた。
「今日の走りには満足している。ここ2週間はかなり難しかったので、チームのサポートに感謝したい。ようやくフロント・ローに戻ることができた。チーム・メイトのマルティン選手はとても力強いが、僕もいいペースです。明日のウォーム・アップでいくつかトライし、さらに勢いをつけたい」と長島選手。
ランキング・トップのL・マリーニ選手(KALEX)は12位となった。
決勝レースはマルティン選手のホール・ショットで始まる。後ろからカネット選手、長島選手、A・フェルナンデス選手(KALEX)、L・ガードナー選手(KALEX)などが続く。
オープニング・ラップでフェルナンデス選手が、翌周にはカネット選手も転倒してしまう。
波乱を尻目に、マルティン選手がトップに立ち、長島選手、ガードナー選手、M・ベゼッキ選手(KALEX)が続き、この4台が先頭集団となる。
中盤になるとトップのマルティン選手は約2秒のリードを奪い、ガードナー選手、ベゼッキ選手、長島選手が2位争いを繰り広げる。
レース終盤に向けて、マルティン選手と2位のベゼッキ選手の差は約コンマ5秒にまで詰まっていく。
最終ラップ、マルティン選手とベゼッキ選手がテール・トゥ・ノーズとなるが、マルティン選手が逃げ切ってチェッカー。
ところが、マルティン選手は最後にコースを外れたために1ポジション・ダウンのペナルティを受けた。
代わってベゼッキ選手が今季初優勝。マルティン選手は2位、ガードナー選手が3位となった。首位のマリーニ選手は7位に入り、ランキング・トップを守った。
長島選手は4位でゴールしている。
コメント
優勝 M・ベゼッキ選手(KALEX)
「今日はスタートはよかったが、3コーナーでシフト・ミスをしてしまいポジションを落とした。それから走ることに集中し、トップを追いかけた。今日はとてもいい走りができた。周回するごとにマルティン選手との差が縮まったので、彼にプレッシャーをかけて、自分自身にもプレッシャーをかけていった」
2位 J・マルティン選手(KALEX)
「トップでフィニッシュしたがペナルティーのために優勝できずとても残念です。すばらしい仕事をしたが、このペナルティーがすべてを台なしにしてしまった。でも、チームも自分も最高のパフォーマンスができたと思う。次のミサノでは、しっかりと結果につなげたい」
3位 R・ガードナー選手(KALEX)
「今日は自分とチームにとってすばらしい日となった。この数戦、全力でがんばってきたが、なかなか結果につながらなかった。前回はリタイアに終わったが、今週はその分もがんばれたと思う。今日はいいリズムで走ることができた」
4位 長島哲太選手(KALEX)
「もっといい結果を期待していた。それでも、先週の厳しい結果を思えば、トップ争いに参加できたことはよかった。次のミサノでは、もっと戦闘力を高めて、表彰台を目指します」
Moto2Result
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1 | M.Bezzecchi | SKY Racing Team VR46 | KALEX | '37.12.461 | |
2 | J.Martin | Red Bull KTM Ajo | KALEX | '37.12.401 | |
3 | L.Gardner | Onexox TKKR SAG Team | KALEX | '37.13.488 | |
4 | 長島哲太 | Red Bull KTM Ajo | KALEX | '37.14.435 |