- 天気:晴れ
- 気温:28度
- 観客:10,000人
Moto2
首位のマリーニ選手が今季2勝目を達成。
第7戦の舞台は、イタリア北東部の海沿いの街にあるミサノ。
今回より約1万人の観客を入れて行われた。
晴天の中で行われた予選では、S・ロウズ選手(KALEX)が今季初のポール・ポジションを獲得。
「今週は、いくつか違うことにトライして、とても強いパッケージができた。サーキット・ベストを更新することができて、とても満足している。レースは、前戦のペナルティでピットレーン・スタートになるが、全力を尽くします」とロウズ選手。
R・ガードナー選手(KALEX)2位、首位のL・マリーニ選手(KALEX)3位と続く。
長島哲太選手(KALEX)は、予選9位となった。
J・マルティン選手(KALEX)は、新型コロナウイルスに感染したために、今回は欠場となった。
また、決勝当日の朝のフリー走行で、ガードナー選手は転倒して負傷し、欠場となった。
決勝レースはマリーニ選手のホール・ショットで始まる。後ろから、M・ベゼッキ選手(KALEX)、E・バスティアニーニ選手(KALEX)、M・シュロッター選手(KALEX)などが続く。長島選手は12番手につける。
マリーニ選手とベゼッキ選手がトップ争い。バスティアニーニ選手は約1.5秒後ろで3位につける。
レース中盤になると、トップのマリーニ選手は2位のベゼッキ選手に約1秒半の差をつける。バスティアニーニ選手が単独3位に続く。
18周目、トップのマリーニ選手はコーナーではらむと遅れをとり、代わってベゼッキ選手がトップに浮上する。
レース終盤は、ベゼッキ選手とマリーニ選手のテールトゥノーズの戦いとなる。
22周目、マリーニ選手はトップを奪回するとそのままラスト・スパート。今季2勝目をマークした。
最後、ベゼッキ選手はバスティアニーニ選手と僅差戦いとなるが、2位を死守した。
また、長島選手は7位につけていたが、最終ラップで転倒してしまった。
コメント
優勝 L・マリーニ選手(KALEX)
「ベゼッキ選手とのバトルはとても楽しかった。今大会はレース・ウイークを通してすばらしいフィーリングがあった。チームはすばらしい仕事をしてくれて、予選からいい走りができた。レースでは14コーナーをニュートラルで走行したこと以外は、すべてうまくいった」
2位 M・ベゼッキ選手(KALEX)
「今日はすばらしいスタートを切ることができた。ベストを尽くしたが、マリーニ選手はとても速かった。いいバトルができたが、彼の方が力があり、終盤も強かった。今回はレース・ウイークを通して強さがあった。来週金曜日にまたサーキットに戻ってくるのが楽しみです」
3位 E・バスティアニーニ選手(KALEX)
「昨夜は体調が悪く、レースに向けて不安だったので、表彰台を獲得できてとてもうれしい。今日は体調もよく、いい走りができた。チームは一生懸命すばらしいマシンを準備してくれた。危うく転倒しそうになり、肘で転倒を免れたとき、マルク・マルケス選手が同じことをやったのを思い出した。そのときタイム・ロスしてしまった。マリーニ選手とベゼッキ選手とのギャップを再び縮めたが、彼ら抜くことはできなかった」
リタイア 長島哲太選手(KALEX)
「最終ラップに小さなミスをして転倒してしまった。チームや僕を応援してくれているファンに申し訳ない気持ちです。それでも、今回なかなかいいフィーリングをつかめなかった中で、レース中のペースは悪くなかったと思う。次戦では、上位陣で戦えるようにがんばります」
Moto2Result
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1 | L.Marini | SKY Racing Team VR46 | KALEX | '40.41.774 | |
2 | M.Bezzecchi | SKY Racing Team VR46 | KALEX | '40.42.573 | |
3 | E.Bastianini | Italtrans Racing Team | KALEX | '40.42.671 | |
リタイア | 長島哲太 | Red Bull KTM Ajo | KALEX | '39.14.211 -1 laps |