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Moto2
バスティアニーニ選手が今季3勝目。長島選手は負傷して苦戦を強いられる
第7戦の翌週、第8戦は同じミサノで開催された。
ドライ・コンディションで行われた予選では、首位で前戦のウィナー、L・マリーニ選手(KALEX)が今季初のポール・ポジションを獲得した。「いい方向に進んでいる。予選ではすべてのコーナーで正確な走りができた」とマリーニ選手。
続いて、マリーニ選手のチーム・メイト、M・ベゼッキ選手(KALEX)が2位、X・ヴィアージ選手(KALEX)が3位となる。
長島哲太選手(KALEX)は13番手につけた。
「予選の終盤、セッティングを変えてよくなった。グリッドはよくないが、スタートを決めて全力で追い上げたい」と長島選手。
決勝レースは、ヴィアージ選手のホール・ショットで始まる。後ろからマリーニ選手、ベゼッキ選手、E・バスティアニーニ選手(KALEX)などが続く。6周目にバスティアニーニ選手がトップに上がるが、雨が降りだして赤旗が出される。
すぐに雨は止み、レースは仕切り直し。6周終了時点の順位で並び、10周レースとして再スタートすることになる。グリッドはバスティアニーニ選手、マリーニ選手、ヴィアージ選手、ベゼッキ選手の順で並ぶ。
ところが、スタート前のウォーム・アップ走行のときに再び雨が降り始め、スタート・ディレイとなってしまう。
約20分後、ほぼドライ・コンディションでレースは再スタート。
マリーニ選手がホール・ショットを決めるが、すぐにバスティアニーニ選手がトップに浮上。ヴィアージ選手、M・シュロッター選手(KALEX)などが続く。オープニング・ラップでマリーニ選手はミスすると5位にまで後退する。
トップのバスティアニーニ選手は引き離しにかかり、5周目に約1秒半のリードを奪う。
6周目にヴィアージ選手がクラッシュ・ダウン。2位争いは、ベゼッキ選手とS・ロウズ選手(KALEX)の戦いとなる。
バスティアニーニ選手は、そのままトップを守り切りチェッカー。今季3勝目を決める。
後方では、ベゼッキ選手が競り勝ち2位。ロウズ選手が3位となった
マリーニ選手は4位に入り、首位を守った。
また、長島選手は朝のウォーム・アップ走行で転倒して足を負傷。ペースが上がらず、23位でゴールした。
コメント
優勝 E・バスティアニーニ選手(KALEX)
「今日のレースと結果にとても満足しています。再スタートになったときにソフト・タイヤを選択しました。ラスト2周は100パーセントの走りで、優勝することができた。家族が見ているホームGPで優勝することができて、本当にすばらしい1日になった」
2位 M・ベゼッキ選手(KALEX)
「再スタート後、序盤は苦戦したが、その後うまくリカバーできた。マリーニ選手を抜いてから自分のペースをつかみ、ヴィアージ選手、シュロッター選手の後ろに付いた。2人をパスして、バスティアニーニ選手に近付こうとがんばった。いいフィーリングがあったが、抜くことはできなかった」
3位 S・ロウズ選手(KALEX)
「最初のスタートはよくなかったが、いいフィーリングがあって、いいポジションを走行していった。赤旗は運がなかったが、みんなにとっても同じだったと思う。再スタートはうまくいかなかった。最初の数周はいい走りができなかった。そのあと何人かオーバー・テイクをして、いいペースを刻むことができた。そして表彰台に立つことができた」
23位 長島哲太選手(KALEX)
「今日は不運な1日だった。朝のウォーム・アップ走行ではいいフィーリングで走っていた。残り数分というところで転倒してしまった。レースでは、ポジションをキープしようとしたが難しかった。次のバルセロナには、よい準備をして臨みたい」
Moto2Result
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1 | E.Bastianini | Italtrans Racing Team | KALEX | '16.11.977 | |
2 | M.Bezzecchi | SKY Racing Team VR46 | KALEX | '16.12.697 | |
3 | S.Lowes | EG 0,0 Marc vds | KALEX | '16.13.101 | |
23 | 長島哲太 | Red Bull KTM Ajo | KALEX | '16.30.056 |