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Moto3
首位のアコスタ選手が今季5勝目を達成
予選では、D・オンチュー選手(KTM)が初のポール・ポジションをゲット。トルコ人として、GP史上初のポール・シッターとなった。
「ポールを取れるとは思っていなかった。トルコ人として初のポール・シッターになって、最高にうれしい。明日もベストを尽くすよ」とオンチュー選手。
2位はS・ガルシア選手(GASGAS)、R・フェナーティ選手(HUSQVARNA)が3位に続く。首位のP・アコスタ選手(KTM)は4位につける。
また、鈴木竜生選手(HONDA)14位。
「このコースは僕のウィークポイント。今回も思ったようには走れていないが、来週もあるので少しずつ状態を上げていきたい」と鈴木選手。
佐々木歩夢選手(KTM)15位、山中琉聖選手(KTM)21位、國井雄輝選手(HONDA)22位、鳥羽海渡選手(KTM)25位となっている。
雨は止んでいたが、ウェット・コンディションでスタートを迎えた。路面が乾くことを予想して、数人のライダーはスリック・タイヤを選んだ。
スタート直前、オンチュー選手はスリック・タイヤへの交換でピットに戻ったため、最後尾スタートとなってしまう。
決勝がスタートすると、ホール・ショットを決めたのはフェナーティ選手。後ろから、ガルシア選手、アコスタ選手などが後ろから続く。
まずは、ガルシア選手、アコスタ選手、フェナーティ選手がトップ集団を形成する。
中盤になると、ガルシア選手とアコスタ選手がトップ争いを展開。フェナーティ選手、J・マシア選手(KALEX)、佐々木選手、M・カフラー選手(KTM)がセカンド集団となる。
終盤に入っても、ガルシア選手とアコスタ選手は競り合いを展開。マシア選手とフェナーティ選手が3位争いを繰り広げていく。
ラスト・ラップに入ると、アコスタ選手とアコスタ選手がバトルを展開。最終コーナー入口でガルシア選手は転倒してしまう。
これでアコスタ選手が単独トップとなり、今季5勝目をゲット。ランキング2位のガルシア選手と53点差とした。
ガルシア選手は、すぐにマシンを起こして再スタートすると2位を死守。
3位争いはフェナーティ選手が競り勝って表彰台をつかんだ。
佐々木選手は5位。山中選手は自己ベストの7位。國井選手も自己ベスト、初のトップ10内の8位。鳥羽選手12位、鈴木選手15位でゴールしている。
また、ポール・シッターのオンチュー選手は21位でゴールしている。
コメント
優勝 P・アコスタ選手(KTM)
「路面状態が難しかったから、タフなレースだった。ガルシア選手は強力だった。彼の後ろについていって、前に出るチャンスをうかがっていた。優勝できて本当にうれしいです」
2位 S・ガルシア選手(GASGAS)
「2位になれたことは、チャンピオンシップを考えるととってもよかった。路面のどこが濡れているのか分からなかった。最終コーナー入口で濡れた路面に滑ってしまった。でもすぐにマシンを起こして再スタートできた。後ろと差があることは分かっていた。2位でチェッカーを受けられてよかった」
3位 R・フェナーティ選手(HUSQVARNA)
「ハーフ・ウェットのコンディションだったから、とても難しかった。スタートから調子はよかったが、ブレーキングで何回か滑って転倒しそうになった。それで、様子を見ていた。最後は、感触がよくなったので、3位をつかむことができた。次は、さらに上位を狙いたい」
5位 佐々木歩夢選手(KTM)
「ケガでここ数戦は欠場していたから、5位に入れてうれしい。コンディションは難しかったけど、ルマンのときもけっこううまく走れた。次週もまたここでレースがあるので、表彰台に上がりたい」
7位 山中琉聖選手(KTM)
「序盤に多くのライダーを抜いて挽回した。残り3周は、かなり厳しかった。それでも、最後にプッシュして、ラスト・ラップにひとつ順位を上げて7位になった。自己ベストです。次は、上位集団で戦えるように準備したい」
8位 國井雄輝選手(HONDA)
「トリッキーなコンディションだった。レース序盤、フィーリングがとても良く、トップ・グループの中で走行を続けた。しかし、路面が乾き始めると状況は変わった。その状況に自分の走りを適応させて、8位でゴールすることができた。自己ベストの結果を出せて、とてもうれしいです」
12位 鳥羽海渡選手(KTM)
「今週は本当に厳しい状況だった。レースではなんとかポイントを取ることができた。データも取れたので、来週は表彰台争いできるようにしたい」
15位 鈴木竜生選手(HONDA)
「ウォーム・アップから慎重になりすぎた。レースでは、序盤で遅れてしまって厳しかった。なんとかポイントを取れたことはよかった。今回の経験を来週に活かしたい」
Moto3Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | P・アコスタ | Red Bull KTM Ajo | KTM | '39.45.869 | |
2位 | S・ガルシア | SANTANDER Consumer GASGAS | GASGAS | '40.00.300 | |
3位 | R・フェナーティ | Sterilgarda Max Racing Team | HUSQVARNA | '40.01.279 | |
5位 | 佐々木歩夢 | Red Bull KTM Tech 3 | HONDA | '40.04.716 | |
7位 | 山中琉聖 | CarXpert PruestelGP | KTM | '40.15.0949 | |
8位 | 國井雄輝 | Honda Team Asia | HONDA | '40.16.043 | |
12位 | 鳥羽海渡 | CIP Green Power | KTM | '40.22.528 | |
15位 | 鈴木竜生 | SIC58 Squadra Corse | HONDA | '40.23.787 |