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Moto3

ガルシア選手が混戦を制して今季3勝目

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予選でポール・ポジションを獲得したのはR・フェナーティ選手(HUSQVARNA)。2017年イギリスGP以来のポール・ポジションだった。
「久々にポール・ポジションを獲得できてハッピーだよ。セッティングがうまくいった。チームに感謝したい。明日もいいレースをしたいです」とフェナーティ選手。
2番手は鈴木竜生選手(HONDA)。予選終盤に他者と接触して転倒したが、2位となった。「このコースは苦手だったが、セッティングを変えてだいぶよくなった。レースは厳しくなると思うが、いい結果を残したいです」と鈴木選手。
J・アルコバ選手(HONDA)が3番手と続く。首位のP・アコスタ選手(KTM)は7位。
 
また、佐々木歩夢選手(KTM)6位、鳥羽海渡選手12位、國井雄輝選手(HONDA)19位。
山中琉聖選手(KTM)は他車と接触して転倒し、鎖骨を骨折したため欠場となった。
 
決勝のスタートが切られると、フェナーティ選手がホール・ショット。後ろから鈴木選手、予選5位スタートのD・オンチュー選手(KTM)、佐々木選手、アコスタ選手などが続く。
オンチュー選手、アコスタ選手、フェナーティ選手、S・ガルシア選手(GASGAS)、J・マシア選手(KTM)などを中心にトップ争いは展開されていく。佐々木選手は6周目に他車にぶつけられて転倒してしまう。
後半に入っても、混戦は続く。オンチュー選手がレースをリードしていくが、フェナーティ選手、アコスタ選手、ガルシア選手、D・フォッジア選手(HONDA)なども僅差で続き、上位6台の戦いとなる。
ラスト・ラップになると激しいドッグ・ファイトとなり、オンチュー選手を捕らえたガルシア選手が今季3勝目を達成した。
オンチュー選手は初の表彰台2位。フォッジア選手が3位に入った。
アコスタ選手は表彰台を逃して4位となる。
この結果、首位のアコスタ選手と、2位ガルシア選手の差は、41点となっている。
また、鳥羽選手10位、鈴木選手11位、國井選手18位となった。

コメント

優勝 S・ガルシア選手(GASGAS)
 「先週、転倒したコーナーで優勝をつかむことができた。チームに感謝したい。僕たちは、少しずつ前進している。厳しいレースだったけど、とにかくトライしていった。終盤まで様子をみて、最後はプッシュして優勝することができた」

2位、D・オンチュー選手(KTM)
 「選手から、マシンの状態はよくなった。今週はずっとトップ5内のタイムを出していたし、レースではもっとプッシュできると思っていた。レース中、トップを走っていたが、終盤ガルシア選手に抜かれてしまった。勝てなくて残念だけど、2位でもうれしいです。なるべくはやくに優勝したい」

3位 D・フォッジア選手(HONDA)
 「この3位は優勝したみたいなものです。ここはKTMのコースで、彼らにアドバンテージがあった。アコスタ選手の前でゴールしたかったから、うまくいってうれしい。この調子でがんばるよ」

10位 鳥羽海渡選手(KTM) 
 「今週は、タイト・コーナーの走り方がよくなった。毎年、ここでは格闘していたけど、今年はだいぶよくなった。スタートも悪くなくて、上位陣について行った。最後は離れてしまったが、今回の内容は悪くなかった。次もこの調子でいきたい」

11位 鈴木竜生選手(HONDA) 
 「昨日の転倒で、右足を痛めてしまった。骨折はしていないが、腫れていて痛い。序盤、痛みがあってうまく走れず順位を落としてしまった。それからなんとかペースを戻したが、追い上げることはできなかった。自分のミスで転倒したわけではないので、悔しいですが、次のレースまたがんばります」

18位 國井雄輝選手(HONDA)
 「今週は、バイクにいいフィーリングを感じていた。レースではいいスタートが切れたが、序盤の混戦の中で、ポジションを落としてしまった。その後、ポジションを取り戻せるようにトライした。ポイント獲得圏内のグループに追いついたとき、自分がこのグループをコントロールしようとしたが、最終コーナーの競り合いを制すことができなかった。この週末は、運が悪かったかなと思います」

リタイア 佐々木歩夢選手(KTM)
 「表彰台に向けて戦っていたので、とても残念です。ビンダー選手を抜こうとしたら、彼がぶつかってきて転んでしまった。幸いケガはないので、シルバーストーンに向けて気持ちを切り替えます」



Moto3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 S・ガルシア SANTANDER Consumer GASGAS GASGAS '37.10.345 Dunlop ユーザー
2位 D・オンチュー Red Bull KTM Tech3 KTM '37.10.372 Dunlop ユーザー
3位 D・フォッジア Leopard Racing HONDA '37.10.691 Dunlop ユーザー
10位 鳥羽海渡 CIP Green Power KTM '37.16.480 Dunlop ユーザー
11位 鈴木竜生 SIC58 Squadra Corse HONDA '37.16.947 Dunlop ユーザー
18位 國井雄輝 Honda Team Asia HONDA '37.32.543 Dunlop ユーザー
リタイア 佐々木歩夢 Red Bull KTM Tech 3 HONDA '8.09.944 -18 laps Dunlop ユーザー

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Moto2

R・フェルナンデス選手が4勝目。小椋選手が初の表彰台2位をゲット

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前週に続いてレッドブルリンクで第11戦は行われた。ドライ・コンディションで行われた予選では、S・ロウズ選手(KALEX)が、第2戦以来今季3度目のポール・ポジションを獲得。
「このコースで、今までで一番いい走りができた。明日はタフなレースになると思う。コース前半、もう少しうまく走ることができたら、いい結果を残せると思う」とロウズ選手。
続いて、R・フェルナンデス選手(KALEX)が2位、小椋藍選手(KALEX)が前戦に続いて連続のフロント・ロー3位につけた。
「FP3から大きく前進できた。フロント・ローは期待していなかったので、とてもうれしいです。表彰台を目指してがんばります」と小椋選手。
首位のR・ガードナー選手(KALEX)は5番手2列目。
また、羽田大河選手(KALEX)がスポット参戦し、31番手となった。
 
決勝当日は、ドライ・コンディションに恵まれた。
スタートが切られると、ロウズ選手が好ダッシュ。後ろからR・フェルナンデス選手、小椋選手、A・フェルナンデス選手(KALEX)、A・カネット選手(BOSCOSCURO)などが続く。
序盤、R・フェルナンデス選手、ロウズ選手、A・フェルナンデス選手、小椋選手の4台が先頭集団を形成する。
中盤に入ると、R・フェルナンデス選手と小椋選手がトップ争い。A・フェルナンデス選手とロウズ選手が3位争いとなる。
レース終盤、小椋選手はトップのR・フェルナンデス選手との差をつめていく。R・フェルナンデス選手はラスト・スパートをかけると逃げ切り、今季4勝目を達成。
首位のガードナー選手は7位に終わったため、R・フェルナンデス選手との差は19点に詰まった。
小椋選手は、Moto2クラスで初の表彰台2位をつかんだ。
続いて、A・フェルナンデス選手がロウズ選手を離して3位でゴールした。

また、羽田選手は21位でゴールした。

コメント

優勝 R・フェルナンデス選手(KALEX)
 「また勝つことができてうれしい。チャンピオンシップにとって大事なポイントを稼ぐことができた。今日は精神的にも強さがあったと思う。まだたくさんレースはあるから、これからもプッシュしていくよ」

2位 小椋藍選手(KTM)
 「moto2で初めての表彰台を獲得できてうれしいです。レースはとてもタフだった。R・フェルナンデス選手が、レースの序盤からプッシュしていたので、限界まで攻めていった。後半になって、彼を捕えられるかと思ったが、彼は残り5ラップで特別な走りを見せ、追い抜くことは無理だと思った。今日はよかったが、満足はしていません。これからも前進するようにがんばります」

3位 A・フェルナンデス選手(KALEX)
 「優勝争いして、表彰台に上がれてうれしい。上位陣はいいペースで走っていた。終盤、僕は少しペースが落ちてしまった。でも、3位になれてよかった。この調子で戦いたい」

21位 羽田大河選手(KALEX)
 「いいレースができたと思う。いいリズムで走れた。世界のレベルは高いということを学びました。今回、参戦するチャンスをいただき、本当に感謝しています」



Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 R・フェルナンデス RedBull KTM Ajo KALEX '37.19.890 Dunlop ユーザー
2位 小椋藍 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '37.20.735 Dunlop ユーザー
3位 A・フェルナンデス Elf Marc VDS Racing Team KALEX '37.22.637 Dunlop ユーザー
21位 羽田大河 Pertamina Mandalika SAG Teluru KALEX '38.06.380