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Moto3

フォッジア選手が優勝。佐々木選手が今季初の3位表彰台

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ポール・ポジションを獲得したのは、D・ビンダー選手(HONDA)。今季2度目のポール・シッターとなった。
「すべてがうまく行ってとてもうれしい。完ぺきなマシンに仕上げてくれたチームに本当に感謝したいです。明日のレースは、力強いレースができると思う」とコメントした。
続いて、G・ロドリゴ選手(HONDA)、鈴木竜生選手(HONDA)が、2、3位に続く。
鈴木選手は「Q2の最後のアタックでは、ポールを狙っていった。転倒してしまったが、調子はいいです。次のミサノに向けて今大会は、決勝で結果を残したい」とコメント。
ランキング2位のS・ガルシア選手(GASGAS)は4位、首位のP・アコスタ選手(KTM)は9位に付ける。
また、佐々木歩夢選手(KTM)16位、鳥羽海渡選手(KTM)18位、國井雄輝選手(HONDA)25位、山中琉聖選手(KTM)27位。
 
決勝レースが始まると、ビンダー選手がホール・ショット。ガルシア選手、ロドリゴ選手、鈴木選手などが後ろから続く。
序盤は、ロドリゴ選手、D・オンチュー選手(KTM)、ビンダー選手、アコスタ選手などがトップ集団を形成して、激戦を展開していく。
6周目にロドリゴ選手は転倒して、戦列を離れる。
中盤、オンチュー選手、D・フォッジア選手(HONDA)、ガルシア選手、佐々木選手、アコスタ選手、I・ゲバラ選手(GASGAS)など9台がトップ集団となり、僅差の戦いを見せる。
レース終盤になると、首位のアコスタ選手がクラッシュしてしまう。
この後、上位争いは、オンチュー選手、フォッジア選手、ガルシア選手、佐々木選手、ゲバラ選手などが中心に展開される。
ラスト・ラップへ、フォッジア選手、オンチュー選手、ガルシア選手、ゲバラ選手、佐々木選手のオーダーで突入。ところが、コース後半でガルシア選手はクラッシュしてしまう。
フォッジア選手は、そのまま後続を抑えて優勝。オンチュー選手は2位。
佐々木選手はゲバラ選手を捕らえると、今季初の表彰台3位を獲得した。
この結果、ポイントテーブルでは、首位のアコスタ選手と2位のガルシア選手が共に転倒したために46点差は変わらなかった。
鈴木選手は9位、山中選手11位、鳥羽選手16位、國井選手17位となった。

コメント

優勝 D・フォッジア選手(HONDA)
 「オンチュー選手と、最終ラップはすばらしい戦いをした。彼はブレーキングがとても強かったのですが、僕のマシンは速かった。レースでは何人か転倒したので、チャンピオンシップの可能性は広がりました。チームと家族、父親に本当に感謝したいと思います」

2位、D・オンチュー選手(KTM)
 「勝ちたかったけど、少しマシンのフィーリングに違和感があった。レースではいいペースをキープしてトップを走ることができた。最後はフォッジア選手に抜かれた後、最終コーナーで抜き返せるかと思ったが、彼がインを閉めたのでできなかった。次のレースでは勝てるようにがんばります」

3位 佐々木歩夢選手(KTM)
 「今週はセッティングに苦労していた。セッティングを変えて、今朝のウォーム・アップでは少しよくなった。レースでは、上位グループから脱落しないように集中していった。そして、なんとか3位表彰台をつかむことができた。でも、優勝したわけではない。今年はケガもあって、厳しいシーズンを送っている。残り5戦でもいい結果を残せるようにしたい」

9位 鈴木竜生選手(HONDA) 
 「3番手からスタートしたが、序盤からペースを上げられなかった。ナーバスになってしまい、ミスして順位を落としてしまった。ダメな部分が分かったので、ミサノに向けて改善していきたい」

11位 山中琉聖選手(KTM)
 「バイクの感触はよかった。でも、序盤にコースアウトして順位を落としてしまった。少しずつ挽回していった。序盤のコース・アウトがなかったら、上位集団に加われたと思う。ケガから復帰して、ハードに攻めることができたのでよかった。次のミサノでもまたがんばります」

16位 鳥羽海渡選手(KTM) 
 「厳しいレースになった。マシンのフロントに問題があるが、解決できない。プッシュすると転倒しそうになってしまう。ミサノでは、なんとかしたいと思う」

17位 國井雄輝選手(HONDA)
 「スタートに失敗し、その後、リカバーしようとがんばったが、ポイントを獲得することができなかった。今日は気持ちよく乗れなかった。ベストの走りをすることができず、チームには申し訳ない気持ちです。次はミサノでのレースです。今回の課題をしっかり見直し、次のレースに挑みたいです  



Moto3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 D・フォッジア Leopard Racing HONDA '37.53.710 Dunlop ユーザー
2位 D・オンチュー Red Bull KTM Tech3 KTM '37.53.75 Dunlop ユーザー
3位 佐々木歩夢 Red Bull KTM Tech 3 HONDA '37.54.354 Dunlop ユーザー
9位 鈴木竜生 SIC58 Squadra Corse HONDA '37.56.496 Dunlop ユーザー
11位 山中琉聖 CarXpert PruestelGP KTM '38.01.985 Dunlop ユーザー
16位 鳥羽海渡 CIP Green Power KTM '38.12.604 Dunlop ユーザー
17位 國井雄輝 Honda Team Asia HONDA '38.12.982 Dunlop ユーザー

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Moto2

R・フェルナンデス選手が独走で5勝目。首位のガードナー選手は2位

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スペインのアラゴンで行われた第13戦。S・ロウズ選手(KALEX)が今季5度目のポール・ポジションを獲得した。
「アラゴンはとても好きなコース。ポールがとれてうれしいです。今回はとても調子がいいので、明日のレースが楽しみです」とロウズ選手。
首位のR・ガードナー選手(KALEX)が2位、ランキング3位のR・フェルナンデス選手(KALEX)が続く。
小椋藍選手(KALEX)は5番手となる。
「順位については、満足しています。5番手になれるとは思っていなかった。でもまだ十分ではありません。決勝でトップ・グループで戦うためには、もっと努力が必要です」と小椋選手。
 
決勝レースは、ロウズ選手のホール・ショットで始まる。R・フェルナンデス選手、ガードナー選手、小椋選手などが続く。
R・フェルナンデス選手とロウズ選手がトップ争い。ガードナー選手、小椋選手、J・ナバーロ選手(BOSCOSCURO)、M・ベゼッキ選手(KALEX)などがセカンド集団を形成する。10周目にベゼッキ選手はクラッシュしてしまう。
徐々にトップのR・フェルナンデス選手は、ロウズ選手を引き離しにかかる。後方では、ガードナー選手が単独3位に付け、小椋選手は6位に後退する。
13周目、2位のロウズ選手が転倒し、これでガードナー選手が2位に上がる。3位争いは、ナバーロ選手とA・カネット選手(BOSCOSCURO)、A・フェルナンデス選手(KALEX)の戦いとなる。
後半に入ると、トップのR・フェルナンデス選手は、2位ガードナー選手に約7秒の差を付けて独走態勢。3位争いはナバーロ選手とA・フェルナンデス選手の競り合いとなる。
R・フェルナンデス選手がそのままトップを守りきり今季5勝目。
ガードナー選手は2位。3位争いは、終盤A・フェルナンデス選手が前に出て先にチェッカーを受けた。
この結果、首位のガードナー選手と2位R・フェルナンデス選手の差は39点となった。
また、RedBull KTM Ajoのライダーが今季5度目の1、2位を獲得したことで、はやくもチームのMoto2タイトルを決めた。
小椋選手は8位でゴールした。

コメント

優勝  R・フェルナンデス選手(KALEX)
 「1週間前に右手をケガして手術を受けていたから、レースに出られるのか分からなかった。最終ラップはかなり痛んだ。診てくれたドクターには本当に感謝したい。地元スペインで勝てて本当にうれしいです」

2位 R・ガードナー選手(KALEX)  
 「僕にとってアラゴンは厳しいコースだから、2位でも優勝したような感じです。(R・フェルナンデス選手に)たった5点差を詰められただけだから。これからまだ5レースもあるから、毎戦、しっかりと戦っていきたい」

3位 A・フェルナンデス選手(KALEX)
 「表彰台に上がれてうれしい。今年のベスト・レースだと思う。ハードなレースで、多くのバトルがあった。暑くて大変だったけど、いいペースで走れた。この調子で戦っていきたい」

8位 小椋藍選手(KALEX)
 「今日はスタートも決まり、序盤はバイクのフィーリング、そしてタイムもよかった。しかし、4周、5周を過ぎたあたりから、フロントのフィーリングに問題が出始め、その理由が分からず、順応できなかった。初めての経験だったこともあり、状況をうまくコントロールすることができずポジションを落としてしまった。今日はレースを通して、本当に多くのことを学んだ。次のミサノでは、またしっかりとレースを戦います」



Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 R・フェルナンデス RedBull KTM Ajo KALEX '39.49.990 Dunlop ユーザー
2位 R・ガードナー RedBull KTM Ajo KALEX '39.55.398 Dunlop ユーザー
3位 A・フェルナンデス Elf Marc VDS Racing Team KALEX '39.56.814 Dunlop ユーザー
8位 小椋藍 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '40.07.075 Dunlop ユーザー