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Moto3

フォッジア選手が今季5勝目、首位との差を詰める

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ウェットの予選では、N・アントネッリ選手(KTM)が今季初のポール・ポジションをゲット。「ホーム・グランプリでポールを取れてうれしい。明日はドライになると難しいレースになると思うが、全力でがんばります」とアントネッリ選手。
F・サラッチ選手(KTM)2番手、R・ロッシ選手(KTM)が3番手に続く。
首位のP・アコスタ選手(KTM)は5位、ランキング2位のD・フォッジア選手(HONDA)は14位につける。
一方、佐々木歩夢選手(KTM)10位。「転倒があって、順位を落としてしまった。それまでは3、4位くらいだった。明日はドライになると思うので、いいレースができると思う」と佐々木選手。
國井勇輝選手(HONDA)13位、山中琉聖選手(KTM)20位、鈴木竜生選手(HONDA)24位、鳥羽海渡選手(KTM)27位となる。
 
決勝レースが始まると、アントネッリ選手がホール・ショット。序盤は、アントネッリ選手、S・ネパ選手(KTM)、J・マシア選手(KTM)、アコスタ選手、I・ゲバラ選手(GASGAS)などがトップ争いを展開していく。
 
中盤になるとフォッジア選手が追い上げてトップに浮上。マシア選手、D・ビンダー選手(HONDA)、ゲバラ選手が僅差で続く。
そして18周目、ゲバラ選手は転倒してしまう。終盤に入ると、ビンダー選手は遅れはじめ、フォッジア選手とマシア選手の一騎打ち。フォッジア選手が競り勝って5勝目を決めた。
3位争いはビンダー選手、アコスタ選手、ネパ選手などの戦いとなり、アコスタ選手が3位を奪った。
この結果、首位のアコスタ選手と2位フォッジア選手の点差は21点と詰まっている。
また、佐々木選手は8位。山中選手11位、鳥羽選手17位。鈴木選手と國井選手は転倒リタイアとなった。

コメント

優勝 D・フォッジア選手(HONDA)
 「優勝しようと心に決めていた。2021年のイタリアで行われた3レースすべてで優勝できた。思っていた以上の結果がでた。アコスタ選手とは21ポイント離れているが、残り2戦でベストを尽くします。どのような結果になるか楽しみです」

2位 J・マシア選手(KTM) 
 「100%出し切った。ライバルたちはとても強くて、全力を尽くした。今週はドライで走っていなかったからタフなレースだった。2位になれてよかった」

3位 P・アコスタ選手(KTM)
 「今週は雨が多くて、ドライでの走行は今日が初めてだった。感触をつかむのが難しかった。それでも表彰台に上がれてよかった。次のレースでも100%がんばります」

8位 佐々木歩夢選手(KTM) 
 「集中して走って、単独でいいタイムも出せた。表彰台には届かなかったが、自分の心の中にある目標に向けて一歩進めたと思う。自信を持って取り組むことができた。残り2戦でも、少しずつよくしていきたい」

11位 山中琉聖選手(KTM)
 「FP2から電気系に問題を抱えていて、レースでも少し難しかった。それでも少しずつ追い上げていった。後半、自分のミスで少し遅れて、そこから戻すことができなかった。感触はよくなってきているので残り2戦がんばります」

17位 鳥羽海渡選手(KTM) 
 「レースではフィーリングは悪くなかったが、グリッドが悪かったので離されてしまった。ラスト2戦なんとか、調子を上げていきたい」

リタイア 鈴木竜生選手(HONDA) 
 「今週はずっと難しかった。後方からのスタートだったので序盤から追い上げたかったが、うまくいかなかった。ラストコーナー手前で転倒してしまった。ここのところ流れがよくない。ラスト2戦でいい流れにしたい」

リタイア 國井勇輝選手(HONDA)
 「今日は、昨日までとは全く違う状況でのレースとなった。レース序盤は前の方のグループにいたが、いいフィーリングを持てずペースも上げられなかった。それでもプッシュし続けたが、ラスト3周となった8コーナーでフロントから転倒してしまった。今日はドライ・コンディションにうまく適応できなかった。このような状況でも、しっかり自分の走りをマネージメントできるようにしたい」



Moto3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 D・フォッジア Leopard Racing HONDA '39.33.170 Dunlop ユーザー
2位 J・マシア Red Bull KTM Ajo KTM '39.33.462 Dunlop ユーザー
3位 P・アコスタ Red Bull KTM Ajo HONDA '39.37.856 Dunlop ユーザー
8位 佐々木歩夢 Red Bull KTM Tech 3 HONDA '39.39.812 Dunlop ユーザー
11位 山中琉聖 CarXpert PruestelGP KTM '39.43.705 Dunlop ユーザー
17位 鳥羽海渡 CIP Green Power KTM '39.57.874 Dunlop ユーザー
リタイア 鈴木竜生 SIC58 Squadra Corse HONDA '34.47.874 -3 laps Dunlop ユーザー
リタイア 國井勇輝 HONDA Team Asia HONDA '17.29.723 -13 laps Dunlop ユーザー

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Moto2

ロウズ選手が開幕2連勝以来の今季3勝目

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第16戦は、再びイタリアのミサノで開催された。
ウェット・コンディションで行われた予選では、S・ロウズ選手(KALEX)が今季6度目のポール・ポジションを獲得。Moto2クラスで通算17度目となり、最多記録となった。
「今日はとてもフィーリングよく走れた。チームがすごくいいマシンを用意してくれたおかげだと思う。明日も勝てるようにがんばります」とロウズ選手。
続いて、J・ナバーロ選手(BOSCOSCURO)2位、A・フェルナンデス選手(KALEX)が3位に続く。
首位のR・フェルナンデス選手(KALEX)は9番手。ランキング2位のR・ガードナー選手(KALEX)は14位に続く。
小椋藍選手(KALEX)は予選で転倒してしまい、18位に終わった。
「最近苦戦しているウェットで着実に改善することができた。しかしQ2は路面状態がとても難しく、転倒してしまった。明日は後方からのスタートになるが、可能な限りプッシュしたいです」と小椋選手。
 
決勝当日は、晴天に恵まれる。スタートが切られると、ロウズ選手がホール・ショット。後ろからカネット選手、ナバーロ選手、A・フェルナンデス選手などが続く。
中盤に向けて、トップのロウズ選手は引き離しにかかる。2位以下のR・フェルナンデス選手、カネット選手は僅差で続き、3台が先頭グループとなる。
 
中盤15周目、R・フェルナンデス選手はロウズ選手を抜いてトップに上がるが、その直後にクラッシュしてしまう。この後、ロウズ選手とカネット選手のトップ争いとなる。
3位争いはナバーロ選手、C・ヴィエッティ選手(KALEX)、A・フェルナンデス選手などが演じていく。
終盤、ロウズ選手が再び先頭に立つと、そのままトップを守り、トップでチェッカー。カネット選手は、終盤ガス欠のために失速して後退。ラスト・ラップにA・フェルナンデス選手が前に出て2位、カネット選手は3位となった。
首位のガードナー選手は7位、R・フェルナンデス選手は無得点に終わったため、その差は18点と広がった。
また、小椋選手は序盤の19位から追い上げて9位でレースを終えた。

コメント

優勝 S・ロウズ選手(KALEX)
 「ポールからスタートして勝てたから最高にうれしい。今週は天候が難しくて、今日はじめてドライになったから、タイヤ選択が難しかった。僕はタイヤ選択もうまくいった。前半は、無理なく走り、後半になってプッシュした」

2位 A・フェルナンデス選手(KALEX)
 「ロング・ラップ・ペナルティを受けていたから、15位からの追い上げとなった。自分のペースを守って、順位を上げていった。ペナルティがあったのに、表彰台に上がれてうれしい」

3位 A・カネット選手(BOSCOSCURO)
 「5度目の表彰台に上がれてうれしい。これもチームのおかげだと思う。優勝も見えていたけど、最後はガス欠になってしまった。いいパフォーマンスを見せられたので、この調子で次のレースにも臨みたい」

9位 小椋藍選手(KALEX)
 「後方からのスタートだったので、序盤は、リズムを作るのが大変だった。その後、前のグループを追いかけたが、彼らのペースは速く、捕まえることができなかった。そのため、25周のレースをしっかり完走できるようにと気持ちを切り替えた。前方で多くの転倒もあり最終的に9位でゴールできた。トップ10で終えることができてよかったと思う」



Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 S・ロウズ Elf Marc VDS Racing Team KALEX '40.25.180 Dunlop ユーザー
2位 A・フェルナンデス Elf Marc VDS Racing Team KALEX '40.26.413 Dunlop ユーザー
3位 A・カネット Aspar Team Moto2 BOSCOSCURO '40.26.580 Dunlop ユーザー
9位 小椋藍 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '40.44.085 Dunlop ユーザー