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Moto3
アコスタ選手が6勝目を決めて初タイトルを獲得
予選では、S・ガルシア選手(GASGAS)が初のポール・ポジションをゲット。
「初めてのポール・ポジションをとれてうれしい。レースに向けて準備はできています」とガルシア選手。
J・マクフィー選手(HONDA)2位、A・フェルナンデス選手(HUSQVARNA)3位に続く。
タイトルにあと一歩と迫っているP・アコスタ選手は14位、ランキング2位のD・フォッジア選手(HONDA)は4番手につける。
また、佐々木歩夢選手(KTM)10位。「いいペースで走れている。序盤をうまく走って、なんとか上位陣についていきたい」と佐々木選手。
國井勇輝選手(HONDA)17位、鈴木竜生選手(HONDA)18位、山中琉聖選手(KTM)24位、鳥羽海渡選手(KTM)27位となる。
決勝がスタートすると、ガルシア選手がホール・ショット。フェルナンデス選手、マクフィー選手、フォッジア選手などが続く。
オープニング・ラップからフォッジア選手がトップに浮上してレースをリード。
後ろからD・ビンダー選手(HONDA)、アコスタ選手、X・アルティガス選手(HONDA)などが僅差で続く。
中盤になっても、フォッジア選手がトップをキープ。アコスタ選手、ビンダー選手、ガルシア選手などが続く。
レース終盤、タイトルを争うフォッジア選手とアコスタ選手を含めたトップ争いは激化していく。
ラスト・ラップに入ると、アコスタ選手が先頭に出た直後、ビンダー選手がフォッジア選手に追突。この衝撃でフォッジア選手が転倒。後方にいたガルシア選手も転倒してしまう。
トップに立ったアコスタ選手はそのまま後続を抑えて6勝目。初タイトルを決めた。
2位には、A・ミーノ選手(HONDA)、3位にN・アントネッリ選手(KTM)が入っている。
ビンダー選手は4位でゴールしたが、危険走行でペナルティを受けて失格となった。
一方、佐々木選手は6位、鈴木選手9位、國井選手20位、山中選手21位。
鳥羽選手は1周目に転倒した後、走り続けたが周回不足のために順位はつかなかった。
コメント
優勝 P・アコスタ選手(KTM)
「ついにタイトルを獲得することができた。今日は、すべてをかけて全力で戦った。今日は、みんなが強くてアグレッシブだったから、戦いは本当に大変だった。ここまで僕をサポートしてくれたチームや、家族みんなに感謝の気持ちでいっぱいです」
2位 A・ミーノ選手(HONDA)
「今日はタフなレースだった。ラッキーな形で表彰台に上がれたことはよかった。今日はフィーリングがよかった。最終戦でも、いい結果を残したい」
3位 N・アントネッリ選手(KTM)
「クレージーなレースだった。終盤、接触があったりして遅れをとっていた。前の方でアクシデントがあり順位が上がった。表彰台に上がれたことはよかった」
6位 佐々木歩夢選手(KTM)
「レース中は、すごくいいペースで走れたので、表彰台のチャンスだと思っていた。終盤に向けて、順位争いが激しくなっていった。タイトル争いをしているライダーがいることは分かっていたので、競り合いながら状況を把握していくことは難しかった。トップ10でゴールできたことはよかった。バレンシアでは表彰台に上がりたい」
9位 鈴木竜生選手(HONDA)
「予選でミスしてしまってグリッドが悪かった。レースでは、残り5周でもっと順位を上げたかったが難しかった。トップ10に入れたことはよかったと思う。最終戦はいい結果を残してシーズンを終えたい」
20位 國井勇輝選手(HONDA)
「レースの序盤、集団の中でのポジションを維持していた。しかし、1コーナーで膨らんでしまい、ブレーキングミスを犯してしまい、集団から離れてしまった。その後は、単独での走行になったが、ペースは悪くなかった。次戦のバレンシアは今年最後のレースなので、ベストを尽くします」
21位 山中琉聖選手(KTM)
「後方からのスタートだったので、序盤に追い上げたかったが、思ったようにはうまくいかなかった。その上、フィーリングがよくなくてペースを上げることができなかった。次のバレンシアに向けて、問題をチェックしたい」
鳥羽海渡選手(KTM)
「タフな1週間だった。マシンの状態がよくならなくて、走るのが難しい状況だった。バレンシアではなんとか良くしたいです」
Moto3Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | P・アコスタ | Red Bull KTM Ajo | KTM | '38.04.339 | |
2位 | A・ミーノ | Rivacold Snipers Team | HONDA | '38.04.693 | |
3位 | N・アントネッリ | Avintia VR46 Academy | KTM | '38.05.219 | |
6位 | 佐々木歩夢 | Red Bull KTM Tech 3 | HONDA | '38.06.213 | |
9位 | 鈴木竜生 | SIC58 Squadra Corse | HONDA | '38.07.762 | |
20位 | 國井勇輝 | HONDA Team Asia | HONDA | '38.34.340 | |
21位 | 山中琉聖 | CarXpert PruestelGP | KTM | '38.34.522 | |
周回数不足 | 鳥羽海渡 | CIP Green Power | HONDA | '39.30.980 -8 laps |