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Moto3

アルティガス選手が初優勝。新チャンピオンのアコスタ選手は転倒に終わる

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予選では、新チャンピオンのP・アコスタ選手(KTM)が、ポール・ポジションを獲得。
「ポールを取りたかったから、とてもうれしい。速いライダーが多いから、明日はタフなレースになると思う」とアコスタ選手。
 鈴木竜生選手(HONDA)が2位に入る。
「ポールを期待していたが届かなかった。明日はしっかりといいレースをしたい」と鈴木選手。
I・ゲバラ選手(GASGAS)が3位に続く。
國井勇輝選手(HONDA)20位、山中琉聖選手(KTM)22位、鳥羽海渡選手(KTM)24位。佐々木歩夢選手(KTM)は予選で転倒して26位となった。
 
レースがスタートすると、アコスタ選手が好ダッシュ。鈴木選手、ゲバラ選手などが続く。
レース序盤は、アコスタ選手とゲバラ選手がトップを入れ替えてき、すぐ後ろからF・サラッチ選手(KTM)、鈴木選手、S・ガルシア選手(GASGAS)、D・オンチュー選手(KTM)、J・マシア選手(KTM)などが続く。
中盤になると、オンチュー選手、X・アルティガス選手(HONDA)、アコスタ選手、マシア選手などを中心にトップ争いは展開されていく。
レース終盤、オンチュー選手はロング・ラップ・ペナルティを受けて後退。D・フォッジア選手(HONDA)が追い上げて、トップ争いに加わる。
残り2周になると、アコスタ選手とフォッジア選手、アルティガス選手などがドッグ・ファイトを展開。アコスタ選手とフォッジア選手は接触して、アコスタ選手はクラッシュ。フォッジア選手は遅れてしまう。
2台のアクシデントの後、アルティガス選手がトップに立ち、そのままチェッカー。初優勝を飾った。
ガルシア選手が2位、マシア選手が3位となった。
佐々木選手10位、鳥羽選手17位、山中選手は19位。鈴木選手と國井選手は転倒リタイアとなった。

コメント

優勝 X・アルティガス選手(HONDA) 
 「優勝したかったので、本当にうれしい。ルーキーとして、優勝でシーズンを終えることができて、最高の気分です。支えてくれたすべての人に感謝の気持ちでいっぱいです」

2位 S・ガルシア選手(GASGAS)
 「難しいレースだった。ランキング3位がかかっていたから、大変だった。転倒して3位を失いたくなかった。なんとか3位でゴールできて、ランキング3位も獲得することができた。少し休んでから、来年のことを考えるよ」

3位 J・マシア選手(KTM)
 「表彰台でシーズンを締めくくれてよかった。タフなレースだった。予選では、あまりフィーリングはよくなかった。ファンの応援のおかげで、表彰台に上がれたと思う。サポートしてくれた人すべてに感謝したい」

10位 佐々木歩夢選手(KTM) 
 「昨日の予選で転倒してしまい、少し体にダメージがあった。体が痛くて、厳しいレースだった。10位はうれしい成績ではないが、全力を尽くした結果です。今年はケガやトラブルもあった中で、ランキング9位に入ることができた。自己最高の結果です。来年は、もっとよい成績を残せるように準備します」

17位 鳥羽海渡選手(KTM)
 「厳しいレース・ウィークだった。少しずつ状態がよくなっていたが、十分ではなかった。今年は悔しいシーズンだった。来年に向けてしっかり準備して、来年はいいシーズンにしたい」

19位 山中琉聖選手(KTM)
 「スタート直後に転倒に巻き込まれて転倒してしまった。バイクのダメージはひどくて、ピットに戻った。そこから直してもらって再スタートした。残念な結果に終わってしまった。今シーズンのスタートはよかったが、難しいシーズンになってしまった。今回、いいフィーリングがあったが、1周で転倒してしまった。悔しいです。来年に向けて、しっかりトレーニングします」

リタイア 鈴木竜生選手(HONDA) 
 「予選はよかったので、レースも自信があった。序盤に、アコスタ選手と接触があって、順位を落としてしまった。この結果でシーズンを終えることになって残念です。今年は、今までで一番難しかった。来年からレオパードチームに移籍します。このチームで5年間戦ってきて、いろいろ学ぶことができて、本当に感謝しています」

リタイア 國井勇輝選手(HONDA)
 「今日は何も言うことはありません。この素晴らしいチームで戦う最後のレースを完走したかったです。この2年間、このチームで過ごせてとても幸せでした。たくさん悩み、苦しんだ時も、常に私を支えてくれました。チーム以上の存在です。家族、友人のようでした」



Moto3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 X・アルティガス Leopard Racing HONDA '38.30.302 Dunlop ユーザー
2位 S・ガルシア Valresa GASGAS Aspar Team GASGAS '38.30.345 Dunlop ユーザー
3位 J・マシア Red Bull KTM Ajo KTM '38.30.534 Dunlop ユーザー
10位 佐々木歩夢 Red Bull KTM Tech 3 HONDA '38.32.624 Dunlop ユーザー
17位 鳥羽海渡 CIP Green Power KTM '38.47.551 Dunlop ユーザー
19位 山中琉聖 CarXpert PruestelGP KTM '39.04.058 Dunlop ユーザー
リタイア 鈴木竜生 SIC58 Squadra Corse HONDA '28.29.159 -6 laps Dunlop ユーザー
リタイア 國井勇輝 HONDA Team Asia HONDA '21.11.035 -11 laps Dunlop ユーザー

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Moto2

ガードナー選手が初タイトルを獲得。R・フェルナンデス選手は今季8勝目。

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いよいよ2021年の最終戦を迎えた。首位のR・ガードナー選手(KALEX)は、ランキング2位のR・フェルナンデス選手(KALEX)と2点差。初タイトルにあと一歩となっている。
ドライ・コンディションで行なわれた予選では、ベテランのS・コルシ選手がMV Agustaで初のポール・ポジションを獲得した。
「ポール・ポジションを取るなんて信じられない気持ちだ。これまでがんばってきたから結果がでたと思う。明日も全力を尽くすよ」とコルシ選手。
C・ヴィエッティ選手(KALEX)が初のフロント・ロー2位、A・フェルナンデス選手(KALEX)が3位に続く。
R・フェルナンデス選手(KALEX)は5位、R・ガードナー選手(KALEX)は8位。スポット参戦している長島哲太選手(KALEX)は15位につける。「予選、思ったほど速く走れなかった。前回に続いて、感触は悪くない。明日のレースはいい形で終わりたい」と長島選手。
小椋藍選手(KALEX)は、前回の転倒で足を骨折したため欠場した。
 
決勝レースがスタートするとコルシ選手が好スタートするが、2コーナーで多重クラッシュが起きたために赤旗が提示される。
16周に減周して、レースはやり直しとなる。
2度目のスタートが切られると、A・フェルナンデス選手がホール・ショット。後ろからR・フェルナンデス選手、F・ディ・ジャンナントニオ選手(KALEX)、A・カネット選手(BOSCOSCURO)などが続く。一方、コルシ選手はスタート直前にマシン・トラブルが発生してピットに戻ってしまう。
 
4周目にディ・ジャンナントニオ選手がトップに浮上。R・フェルナンデス選手、A・フェルナンデス選手が僅差で続く。一方、ガードナー選手は11位につけていく。
中盤に入っても、ディ・ジャンナントニオ選手、R・フェルナンデス選手、A・フェルナンデスの3台がトップ争いを展開。残り4周で、R・フェルナンデス選手がトップに浮上する。
R・フェルナンデス選手は、そのまま後続を抑えていくと今季8勝目を決めた。
ディ・ジャンナントニオ選手が2位、A・フェルナンデス選手が3位に入る。
一方、ガードナー選手は10位に入り、初タイトルを決めた。
長島選手は11位ポイント圏内でゴールしている。

コメント

チャンピオン R・ガードナー選手(KALEX)
 「タイトルを取れて、長年の夢が叶った。今日は、精神的にタフなレースだった。とにかくミスなく走ることに専念していた。タイトルのことを考えたくなかったが、やはり最後の5周は特に大変だった。チーム・メイトのフェルナンデス選手との戦いは厳しかった。彼はルーキーながら、多くの優勝を重ねていてすごいと思う。僕はこれまでの経験が役に立ったと思う。タイトルを取るには、粘り強さが大事なんだ」

優勝 R・フェルナンデ選手(KALEX)  
 「全力を出し切って走った。チームに感謝したい。チャンピオンとなったガードナー選手とは僅か4点差だった。タイトル争いは大変だったけど、最後までベストを尽くしたよ。僕を支えてくれたチームや家族、支援者に感謝したい」

2位 F・ディ・ジャンナントニオ選手(KALEX)
 「僕にとってMoto2クラス最後のレースで表彰台に上がれてうれしい。優勝もあと一歩だったけど、R・フェルナンデス選手の方が少し速かった。ここまで僕を支えてくれたチームに感謝したい。明日からはMotoGPへの準備を始めたい」

3位 A・フェルナンデス選手(KALEX)
 「優勝できなかったことは残念だった。赤旗後に、レースが短くなったことは僕にとっては不利だった。レース後半に速く走れる状態だったから。混戦の中で戦っていたけど、前に出ることはできなかった。今シーズン後半は安定して走れるようになった」

11位 長島哲太選手(KALEX)
 「ペースはけっこうよくて、攻めることができた。中盤、ガードナー選手の後ろになって、彼がタイトル争いをしていることは分かっていたので、無理はできなかった。1回、ガードナー選手を抜いたが、抜き返された。その後、彼はペースを上げたので、少し離れてしまった。代役として走った中で、できることはやったと思う。またチャンスがあれば参戦したいです」



Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 R・フェルナンデス Red Bull KTM Ajo KALEX '25.38.612 Dunlop ユーザー
2位 F・ディ・ジャンナントニオ Federal Oil Gresini Moto2 KALEX '25.39.129 Dunlop ユーザー
3位 A・フェルナンデス Elf Marc VDS Racing Team KALEX '25.39.398 Dunlop ユーザー
11位 長島哲太 Italtrans Racing Team KALEX '25.48.032 Dunlop ユーザー