• 天気:晴れ
  • 気温:20度

Moto3

首位のアコスタ選手が3連勝

  • 天気:晴れ
  • 気温:20度

予選では、鈴木竜生選手(HONDA)が今季初のポール・ポジションをつかんだ。
「カタールのテストの前にコロナに感染し、3日間のテストを逃してしまった。そのため最初のレースでは100%の強さがなく、レース終盤で特に苦戦した。Q2は本当に集中した。ポール・ポジションを獲得できてうれしいです」と鈴木選手。
続いて、J・アルコバ選手(HONDA)が2位、A・ミーノ選手(HONDA)が3位に続く。首位のP・アコスタ選手(KTM)は13位5列目につける。
また、佐々木歩夢選手(KTM)は8位、國井雄輝選手(HONDA)18位、山中琉聖選手(KTM)19位、鳥羽海渡選手(KTM)26位に続く。
 
決勝レースがスタートすると、鈴木選手がホール・ショット。ミーノ選手、G・ロドリゴ選手(HONDA)、D・ビンダー選手(HONDA)、アルコバ選手などが後ろから続く。
オープニング・ラップでロドリゴ選手がトップに上がるが、5周目にハイサイド・クラッシュ。ミーノ選手、アコスタ選手、鈴木選手、ビンダー選手、D・オンチュー選手(KTM)、佐々木選手などがトップ集団を形成する。
その後、オンチュー選手、アコスタ選手、ビンダー選手を中心にトップを入れ替えていく。一方、鈴木選手は13周目に転倒して戦列を離れる。
後半に入ると、オンチュー選手、アコスタ選手、J・マシア選手(KTM)、フェナーティ選手(HUSQVARNA)、佐々木選手など7台がトップ集団を形成して、熾烈な順位争いをみせていく。
レース終盤、オンチュー選手、アコスタ選手、マシア選手、フェナーティ選手が激戦を展開。ラスト・ラップに入ると、アコスタ選手がトップに浮上。トップを追いかけていたオンチュー選手が転倒し、マシア選手は巻き添えとなって転倒してしまう。
アコスタ選手はそのままトップでチェッカー。3連勝を決めて、ポイント・テーブルでも大きく点差を広げた。
続いて、フェナーティ選手が2位、アルコバ選手が3位表彰台をつかんだ。
また、佐々木選手は5位入賞。山中選手10位、國井選手14位、鳥羽選手16位となった。

コメント

優勝 P・アコスタ選手(KTM)
 「タフなレースだったが、最後にはホームGPで優勝することができた。これまでのレースより、セッティングを変えたり大変だった。チームのおかげで勝つことができたと思う」

2位 R・フェナーティ選手(HUSQVARNA)
 「ヘレスで表彰台に上がれてうれしい。今日はマシンも調子よくて、フィーリングがよかった。次のルマンでもこの調子で戦いたい」

3位 J・アルコバ選手(HONDA)
 「シーズンのスタートは病気で始まったが、ようやくここにきて運が向いてきた。残念ながらダブル・ペナルティーでかなりタイムをロスしてしまった。でも最後は表彰台を獲得して努力が報われ、自信にもなった。ルマンへ向けて集中力を維持したい。ペナルティをなくし、最初からフロントでバトルできるようにがんばります」

5位 佐々木歩夢選手(KTM)
 「スペインGPだったから、スペイン人ライダーがすごくアグレッシブだった。僕のペースは悪くなかったが、彼らほどリスクを負って走ることはできなかった。僕はチャンピオンシップを考えて冷静に走っていた。もう少し積極的に行ってもよかったかなという思いはある。5位という結果は、悪くはないと思う。次はチームの地元GPなので、楽しみです」

10位 山中琉聖選手(KTM)
 「ペナルティのロング・ラップがあって、大変だった。でも、集中して走って追い上げていった。なんとかトップ10に入れてよかった。次のルマンでは、さらにいい結果を目指します」

14位 國井勇輝選手(HONDA)
 「ポイントを獲得できたことは良かったと思う。もっと上手くレースの中での走りをマネージメントするためにも、自分の気持ちを改善したい。今は良い方向に向かっていると感じているが、まだ十分ではない。全ての面において前進するため、次のレースでは良い予選結果を残せるように頑張ります」

16位 鳥羽海渡選手(KTM)
 「今週はとても苦戦した。乗り方を変えたりして少しずつよくなった。レースのペースは悪くなかったが、ポルトガルGPのペナルティでロング・ラップがあったので、厳しかった。切り替えて、次のルマンでがんばります」

リタイア 鈴木竜生選手(HONDA)
 「ポールを取れて、ホール・ショットをとって出だしはよかった。序盤、うまくペースを上げていくことができず、自分のミスで転倒してしまった。とても残念です。次はいい結果を残したいです」



Moto3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 P・アコスタ Red Bull KTM Ajo KTM '39.22.266 Dunlop ユーザー
2位 R・フェナーティ Sterilgarda Max Racing Team HUSQVARNA '39.22.683 Dunlop ユーザー
3位 J・アルコバ Indonesian Racing Gresini Moto3 HONDA '39.22.793 Dunlop ユーザー
5位 佐々木歩夢 Red Bull KTM Tech3 KTM '39.23.237 Dunlop ユーザー
10位 山中琉聖 CarXpert PruestelGP KTM '39.23.862 Dunlop ユーザー
14位 國井雄輝 Honda Team Asia HONDA '39.29.470 Dunlop ユーザー
16位 鳥羽海渡 CIP Green Power KTM '39.35.088 Dunlop ユーザー
リタイア 鈴木竜生 SIC58 Squadra Corse HONDA '21.31.422 -10 laps Dunlop ユーザー

  • 天気:晴れ
  • 気温:20度

Moto2

ディ・ジャンナントニオ選手がMoto2初優勝

  • 天気:晴れ
  • 気温:20度

第4戦は、レースのメッカ、スペイン・ヘレスで開催された。
ドライ・コンディションで行われた予選では、首位のR・ガードナー選手(KALEX)が、今季初のポール・ポジションを獲得する。
「ポール・ポジションをとれて本当にうれしい。大事なのはレースなので、集中してレースに臨みたい。マシンの状態はとてもいいです」とガードナー選手。
 
F・ディ・ジャンナントニオ選手(KALEX)が2位、M・ベゼッキ選手(KALEX)が3位につける。前回、転倒したS・ロウズ選手(KALEX)は5番手。
小掠藍選手(KALEX)は9位3列目となる。「昨日から1秒以上タイムを詰めることができた。9位はいい結果だと思う。このフィーリングをキープして、レースに臨みたいです」と小掠選手。
また、負傷したライダーの代役として羽田大河選手(NTS)が初参戦し、30番手につけた。
 
晴天に恵まれた決勝当日。レースがスタートすると、ディ・ジャンナントニオ選手がホール・ショット。ガードナー選手、A・フェルナンデス選手(KALEX)、ベゼッキ選手などが続く。3周目にA・フェルナンデス選手は転倒してしまう。
トップのディ・ジャンナントニオ選手は逃げ切りをはかり、8周目には約2秒の差をつける。
後ろからガードナー選手、R・フェルナンデス選手(KALEX)、ロウズ選手、ベゼッキ選手の4台がセカンド集団となる。
レース終盤、ディ・ジャンナントニオ選手は約2秒半のリードをキープ。2位争いからはベゼッキ選手が抜き出し、R・フェルナンデス選手、ガードナー選手、ロウズ選手が3位争いとなる。
ディ・ジャンナントニオ選手は、そのままトップを守りきりMoto2初優勝を決めた。ベゼッキ選手が2位、ロウズ選手が3位表彰台をつかんだ。
ガードナー選手は4位に終わったが、ランキング・トップは守っている。
また、小掠選手は7位でゴール。羽田選手は22位でレースを終えている。

コメント

優勝 F・ディ・ジャンナントニオ選手(KALEX)
 「この喜びは言葉にならない。ヘレスでは今までよくなかったけど、今日はスタートからうまくいった。ずっといいペースをキープすることができた。小さいミスはあったと思うけど、ほとんどパーフェクトだったと思う。故グレシーニ監督が力をくれていると思う。彼にこの優勝を捧げたい」

2位 M・ベゼッキ選手(KALEX)
 「スタートはあまりよくなかったが、徐々にペースをつかんで追い上げていった。終盤は、かなり厳しかったが、なんとかペースを落とさないように集中した。次のルマンでは、終盤も速く走れるようにしたい」

3位 S・ロウズ選手(KALEX)
 「前回転倒したから、今日の結果は大きいと思う。レースでは最後までペースを守ることができた。また表彰台に戻れてうれしいよ。次のルマンは、初優勝したところだから、がんばります」

7位 小掠藍選手(HONDA)
 「レースをしっかりとマネージメントし、予選順位よりいい位置でゴールすることができた。トップのライダーとのギャップはまだ大きく12秒あるが、レース中のペースは悪くないと思う。最終ラップ、順位を上げようとトライしたが、無理をしてリスクを負うより、順位をキープすることにした。次のレースでも良いレースができるように頑張ります」

22位 羽田大河選手(NTS)
 「スタートはよかったが、その後、集団に離されてしまった。今週は転倒もなく、走り切れたとは思う。マシンのデータを取れました。来週はスペイン選手権に出るので、この経験を生かしたいです」



Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 F・ディ・ジャンナントニオ Federal Oil Gresini Moto2 KALEX '39.07.396 Dunlop ユーザー
2位 M・ベゼッキ SKY Racing Team VR46 KALEX '39.09.118 Dunlop ユーザー
3位 S・ロウズ Elf Marc VDS Racing Team KALEX '39.09.625 Dunlop ユーザー
7位 小椋藍 IDEMITSU Honda Team Asia HONDA '39.19.709 Dunlop ユーザー
22位 羽田大河 NTS RW Racing GP NTS '40.10.376 Dunlop ユーザー