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Moto3

ガルシア選手が、サバイバル・レースで今季初優勝

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ウェット・コンディションで行われた予選で、A・ミーノ選手(HONDA)がポール・ポジションをゲット。
「予選終盤、路面が乾いてきたので、スリック・タイヤで再びコースに出て、最後までプッシュした。ドライではとてもいいフィーリングがあり、ポール・ポジションを獲得することができた」とミーノ選手。
R・ロッシ(KTM)、J・マシア選手(KTM)が2、3位に続く。
首位のP・アコスタ選手(KTM)は予選で転倒があり、21位に終わる。
また、鈴木竜生選手(KTM)9位。
「予選のコンディションは難しかったので、タイムをうまく出せなかった。状態は悪くないので、レースではがんばりたいと思います」と鈴木選手。
 
山中琉聖選手(KTM)12位、佐々木歩夢選手(KTM)15位、鳥羽海渡選手(KTM)19位。
國井雄輝選手(HONDA)23位となったが、転倒で鎖骨を骨折したため欠場となった。
アジアタレントカップで活躍している松山拓磨選手(HONDA)が、Honda Team Asiaからスポット参戦し、25位となった。
 
ウェット・コンディションでレースはスタート。
ミーノ選手がホール・ショット。後ろからN・アントネッリ選手(KTM)、マシア選手、F・サラッチ選手(HONDA)、ロッシ選手、S・ガルシア選手(GASGAS)などが続く。
オープニング・ラップにアントネッリ選手は転倒。鈴木選手、マシア選手も転倒してしまう。
序盤は、ガルシア選手とサラッチ選手がトップ争いを展開、ロッシ選手が3位、佐々木選手は4位につける。
雨は止み、ライン上が乾いていく中、転倒車が続出。鳥羽選手、さらにアコスタ選手も転倒してしまう。
レース中盤、ガルシア選手、サラッチ選手が1、2位。ロッシ選手3位、佐々木選手4位で変わらず。
ガルシア選手はそのまま後続を押さえて、今季初優勝を達成。チェコ人ライダーのサラッチ選手が2位、R・ロッシ選手(KTM)3位で2人とも初の表彰台となった。
首位のアコスタ選手は転倒後に再スタートして8位。ガルシア選手がランキング2位に上がり、首位のアコスタ選手と54点差となった。
 
一方、佐々木選手は、終盤、J・マクフィー選手(HONDA)に抜かれて5位でゴール。山中選手12位となった。鳥羽選手は転倒した後、再スタートして21位。松山選手は転倒リタイアした。

コメント

優勝 S・ガルシア選手(GASGAS)
 「ここまで全力でがんばってきて、ようやく勝つことができた。今日はすごく難しいレースだった。サラッチ選手と何度かぶつかりそうになったけど、彼をかわして、最後は少し差を付けることができた。最後の半周は、転倒しないようにリラックスして走ったよ」

2位 F・サラッチ選手(HONDA)
 「信じられない気持ちです。待ち望んでいたリザルトをやっと手に入れました。長い間、一生懸命がんばってきました。先頭グループで戦うのはプレッシャーが大きく、今日は長く厳しいレースでした。これまで自分を支えてくれた家族、そしてチームに感謝したいです。今日は夢が実現しました。すごくハッピーです」

3位 R・ロッシ選手(KTM)
 「初めて表彰台に上がって、言葉で表わせないくらいうれしいです。ここまで僕を支えてくれた家族や、チームスタッフなど、みんなに感謝したいです」

5位 佐々木歩夢選手(KTM)
 「今週は、ウェット、ドライのミックス・コンディションに苦しんでいた。これまでこのようなコンディションでポイントを取れたことがなかったので、今日はポイントを獲得できて本当にうれしい。今、ランキング6位につけているし、少しずつステップ・アップしていると思う。さらに上を目指していきます」

12位 山中琉聖選手(KTM)
 「路面がだんだん乾いていく、難しいコンディションだった。チャレンジングなレースで、厳しい状況の中、攻めていった。5戦連続でポイントを獲得できたので、次のイタリアでまたがんばります」

21位 鳥羽海渡選手(KTM)
 「難しいコンディションで限界が分からず、グループについていったが、ミスして転倒してしまった。3戦連続のノー・ポイントなので、次戦ではしっかり成績を残したいです」

リタイア 鈴木竜生選手(HONDA)
 「ここまでいい流れを引き寄せることができず、苦しい戦いが続いている。今日はフィーリングがよかったので、プッシュしたら転倒してしまった。自分のミスなので、チームに申し訳ない気持ちです。この後、ミサノでテストがあるので、次戦のムジェロに向けて、リスタートできるように調整します」

リタイア 松山拓磨選手(HONDA)
 「世界最高のライダーたちと一緒に走って、本当に多くのことを学んだ。今日は23番グリッドからスタートして16番手までポジションを上げた。しかし、コースがとても滑りやすく転んでしまった。今日は最後まで走りたかったので残念です。今回の経験をこれからのレースに活かしたいです」



Moto3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 S・ガルシア Gaviota GASGAS Aspar Team GASGAS '42.21.172 Dunlop ユーザー
2位 F・サラッチ Rivacold Snipers Team HONDA '42.23.521 Dunlop ユーザー
3位 R・ロッシ BOE Owlride KTM '42.26.761 Dunlop ユーザー
5位 佐々木歩夢 Red Bull KTM Tech3 KTM '42.36.0547 Dunlop ユーザー
12位 山中琉聖 CarXpert PruestelGP KTM '43.03.911 Dunlop ユーザー
21位 鳥羽海渡 CIP Green Power KTM '42.44.595 - 1lap Dunlop ユーザー
リタイア 松山拓磨 Honda Team Asia HONDA '6.10.948 -19 laps Dunlop ユーザー
リタイア 鈴木竜生 SIC58 Squadra Corse HONDA '2.06.258 -21 laps Dunlop ユーザー

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Moto2

難しいコンディションの中、R・フェルナンデス選手が今季2勝目

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第5戦は、24時間耐久レースでお馴染みのルマン。初日から悪天候に悩まされ、予選も雨に悩まされた。
難しいコンディションの中で、R・フェルナンデス選手(KALEX)がMoto2クラスで初のポール・ポジションを獲得した。
「ドライとウェットが混ざった難しいコンディションだったけど、いい結果がでた。明日の天気は分からないが、100%でがんばるよ」とフェルナンデス選手。
 
続いて、M・ベゼッキ選手(KALEX)が2位、J・ロバーツ(KALEX)が3位に続く。首位のR・ガードナー選手(KALEX)は、7位となる。
また、小掠藍選手(KALEX)は予選で転倒し、16位に低迷した。
「予選ははフル・ウェットとなり、このマシンでの限界が分からなかった。前に他のライダーがいなくて、とにかくプッシュしたが、転倒してしまった。雨を経験できてよかった。転倒したことはネガティブなことではなく、ひとつの経験になりました」と小掠選手。
 
ドライ・コンディションでレースはスタート。ベゼッキ選手がホール・ショット。R・フェルナンデス選手、A・フェルナンデス選手(KALEX)、ロバーツ選手、A・カネット選手(BOSCOSCURO)などが続く。カネット選手は1周目、A・フェルナンデス選手は2周目に転倒してしまう。
ベゼッキ選手とR・フェルナンデス選手がトップ争いを展開。ロバーツ選手も加わっていたが、5周目に転倒してしまう。
 
レース中盤、R・フェルナンデス選手が逃げはじめ、ベゼッキ選手、B・ベンズナイダー選手(KALEX)、ガードナー選手、T・アルボリーノ選手(KALEX)が2位集団を形成。徐々にベゼッキ選手、ガードナー選手が抜け出して2位争いを繰り広げる。
 
レース終盤、トップのR・フェルナンデス選手は2秒近い差を広げてトップをキープ。そのまま後続を寄せ付けずに、今季2勝目。終盤、ベゼッキ選手を離していったガードナー選手が2位となった。
この結果、首位のガードナー選手と、2位フェルナンデス選手は1点差に詰まっている。
また、小掠選手は激しい6位集団の中で善戦し、7位でチェッカーを受けた。

コメント

優勝 R・フェルナンデス選手(KALEX)
 「難しいレースだった。でも、この調子でチームともにいい状態をキープしたい。今日は、冷静にミスしないように集中して走った」

2位 R・ガードナー選手(KALEX)
 「予選7位だったから、序盤は難しかった。それでも追い上げていって、最後はフェルナンデス選手に近づいていた。今回も多くのポイントを獲得できてよかった。チーム・メイトのフェルナンデス選手におめでとうと言いたいです」

3位 M・ベゼッキ選手(KALEX)
 「今週は大変だった。その中で、いい仕事ができたと思う。レースではいいフィーリングをつかめた。最後は少しスピードが足りなかったけど、最後まで集中して走った。表彰台に上がれてよかった」

7位 小掠藍選手(KALEX)
 「7位という結果には満足していないが、全体的にはよかった。レース序盤はコースの多くの部分がまだ濡れていた。乾いているラインを走らなければならず、コンディションは完ぺきではなかった。そのため序盤はやや苦戦したが、徐々にスピードを上げていくことができた。今回もトップ・グループには離されてしまったので、次戦ではその差を縮めたいです」



Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 R・フェルナンデス Red Bull KTM Ajo KALEX '40.46.101 Dunlop ユーザー
2位 R・ガードナー Red Bull KTM Ajo KALEX '40.47.591 Dunlop ユーザー
3位 M・ベゼッキ SKY Racing Team VR46 KALEX '40.50.700 Dunlop ユーザー
7位 小椋藍 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '41.14.076 Dunlop ユーザー