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Moto3

ガルシア選手が今季2勝目

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今季初のポール・ポジションを獲得したのはG・ロドリゴ選手(HONDA)。
「イタリアのときよりも強くなっている。ホームGPでポール・ポジションを獲得できたことは、すばらしいことです」とロドリゴ選手。
J・アルコバ選手(HONDA)、N・アントネッリ選手(KTM)が続く。
首位のP・アコスタ選手(KTM)は、25位に低迷した。
鈴木竜生選手(HONDA)8位。
「調子はいいです。タイム・アタックしているときに、他のライダーがラインに入ってきて思ったようにタイムを出せなかった。フロント・ローを逃したのは残念です」と鈴木選手。
 
鳥羽海渡選手(KTM)13位、佐々木歩夢選手(KTM)14位、國井雄輝選手(HONDA)20位、山中琉聖選手(KTM)22位、松山拓磨選手(HONDA)は27位につける。

決勝レースが始まると、ロドリゴ選手がホール・ショット。後ろからアントネッリ選手、アルコバ選手、J・マクフィー選手(HONDA)などが続く。
3周目にマクフィー選手がトップに上がるが、ロドリゴ選手、D・ビンダー選手(HONDA)、S・ガルシア選手(GASGAS)、アルコバ選手などが僅差で続き、大混戦が続いてく。
9周目トップに立っていたマクフィー選手は転倒してしまう。
後半に入ると、ガルシア選手、ビンダー選手、ロドリゴ選手、D・オンチュー選手(KTM)、後方から追い上げたアコスタ選手などが上位争いを展開していく。
レース終盤、ガルシア選手、アルコバ選手、J・マシア選手(KTM)、オンチュー選手を中心に戦いは展開されていく。
ラスト・ラップ、ガルシア選手が先頭に立つと、後続を押さえてトップでチェッカー。アルコバ選手は2位。
マシア選手が3位でゴールしたが、終盤にトラックを外れたため1位降格のペナルティを受ける。
代わって、D・オンチュー選手が初の3位表彰台を獲得した。
首位のアコスタ選手は7位となり、ランキング2位のガルシア選手と39点差となった。
 
鳥羽選手は9位、國井選手12位、山中選手14位、松山選手18位となった。
鈴木選手は、他のライダーの転倒の影響を受けてクラッシュ。佐々木選手も転倒リタイアとなった。
佐々木選手は頭を打ち病院で検査を受けたが、異常はなかった。

コメント

優勝 S・ガルシア選手(HONDA)
 「クレージーなレースだった。毎周、ストレート・エンドで6、7台のライダーがひしめきあうバトルがあった。うまく戦えたと思う。2連勝できてうれしいです」

2位 J・アルコバ選手(KTM)
 「Moto3のレースでは、何か起きるか分からない。今回は、ツキも味方しれくれたよ。今日、マシンは調子よくて、チームに感謝している。いい結果が残せたから、笑顔で家に帰れるね」

3位 D・オンチュー選手(HONDA)
 「初の表彰台に上がれて、最高にうれしいです。今日は、人生で最高の日です。ここ数戦、表彰台争いに加わっていたが、ツキもなくて表彰台に上がれなかった。今日は、ラッキーにも3位になれた。この喜びを、言葉にすることはできないです」

9位 鳥羽海渡選手(KTM)
 「いいレースはできた。Moto3クラスは、今とても危険な行為が多くて、危なすぎる。巻き込まれないように、速く走れるようになりたい」

12位 國井雄輝選手(HONDA)
 「スタートを失敗して、順位を落としてしまった。その後、ペース良く走り、前のグループに追いつこうとトライしたが、できなかった。自己ベストの12位でゴールすることができたことはよかった」

14位 山中琉聖選手(KTM)
 「先週のことがあったので、レースに集中するのが難しかった。レースでは、ベストを尽くしたが、上位陣に追いつくことはできなかった。次のザクセンリンクでは、デュパスキエ選手のためにもがんばります」

18位 松山拓磨選手(HONDA)
 「朝のウォーム・アップから、エンジンに問題があってたいへんだった。フィーリングも良くなく、自分の100%の力を発揮できず、とても残念です。しかし、来週末、またここバルセロナで、ジュニア世界選手権に出場するので、がんばります」

リタイア 鈴木竜生選手(HONDA)
 「序盤はペースがいまいちだったので、集団の中で走っていこうと思っていた。前にいたライダーが転倒して、それに巻き込まれる形で転倒してしまった。今のMoto3クラスは、危険な走りが多い。ムジェロで事故があったし、みんなもう少し配慮した方がいいと思う」



Moto3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 S.Garcia Solunion GASGAS Aspar Team GASGAS '38.33.760 Dunlop ユーザー
2位 J・アルコバ Indonesian Racing Gresini Moto3 HONDA '38.33.775 Dunlop ユーザー
3位 D・オンチュー Red Bull KTM Tech3 KTM '38.33.878 Dunlop ユーザー
9位 鳥羽海渡 CIP Green Power KTM '38.34.693 Dunlop ユーザー
12位 國井雄輝 Honda Team Asia HONDA '36.56.601 -1 lap Dunlop ユーザー
14位 山中琉聖 CarXpert PruestelGP KTM '36.56.850 -1 lap Dunlop ユーザー
18位 松山拓磨 Honda Team Asia HONDA '37.31.900 -1 lap Dunlop ユーザー
リタイア 佐々木歩夢 Red Bull KTM Tech3 KTM '36.43.343 -1 lap Dunlop ユーザー
リタイア 鈴木竜生 SIC58 Squadra Corse HONDA '16.29.520 -12 laps Dunlop ユーザー

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Moto2

首位のガードナー選手が2連勝を決める

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イタリアGPの翌週、スペインのカタロニアで第7戦を迎えた。
ドライ・コンディションで行われた予選では、首位のR・ガードナー選手(KALEX)が今季2度目のポール・ポジションを獲得した。
「ポールを取れるとは思っていなかった。いいペースで走れているので、いい結果を出せるようにがんばります」とガードナー選手。
ランキング2位のR・フェルナンデス選手(KALEX)が2番手に続く。
B・ベンズナイダー選手(KALEX)が今季2度目のフロント・ロー3位に続く。
小掠藍選手(KALEX)は、7位となる。
「フリー走行2回目に転倒してしまったが、予選7位に入ることができた。レースも全力で戦います」と小掠選手。
 
決勝当日も晴天に恵まれた。
決勝がスタートすると、ガードナー選手がホール・ショット。フェルナンデス選手、ベンズナイダー選手、X・ヴィアージ選手(KALEX)などが続く。
ガードナー選手、フェルナンデス選手がトップ争いを展開。ベンズナイダー選手が3位で続く。
12周目、フェルナンデス選手がトップに浮上。ガードナー選手は僅差の2位で続く。3位争いは、ベンズナイダー選手、ヴィアージ選手、M・ベゼッキ選手(KALEX)の戦いとなる。
終盤20周目にガードナー選手はトップを奪回し、ラスト・スパート。フェルナンデス選手を引き離しにかかる。3位争いからは、ヴィアージ選手が抜け出していく。
ガードナー選手はそのままトップを快走し、2連勝を達成。首位のガードナー選手と、2位フェルナンデス選手の差は11点に広がった。
フェルナンデス選手は2位。ヴィアージ選手が3年振りの表彰台3位をつかんだ。
また、小掠選手は5位争いを展開していた終盤に転倒してしまった。

コメント

優勝 R・ガードナー選手(KALEX)
 「タフなレースだった。ポールを取ったし、優勝争いできることは分かっていた。レースでは、途中でフェルナンデス選手に抜かれたけど、終盤まで様子を見ていた。残り2周で前に出て、引き離した。とてもうまくいったよ。2連勝できてうれしい」

2位 R・フェルナンデス選手(KALEX)
 「今回は、ガードナー選手の方が速いことは分かっていた。だから、2位でもうれしいよ。今日は昨日と違って、暑くて大変だった。Moto2ルーキーとしては、表彰台に上がれたことはうれしいよ。ガードナー選手は3年の経験があるから、いろいろと教えてくれている」

3位 X・ヴィアージ選手(KALEX)
 「久々の表彰台を、地元で獲得できて本当にうれしい。ここまで、多くの人に支えられながらやってきた。みんなに感謝したい。今回はいいペースで走れることは分かっていたから、スタートを決めて、上位陣について行こうと思っていた。次のドイツでもまたがんばるよ」

リタイア 小掠藍選手(KALEX)
 「レース序盤、思ったようにペースを上げられなかったが、中盤から終盤にかけて、前を走るライダー達とのギャップを一定に保てた。今回、トップを走るライダー達とのタイム差を減らすことができた。6位を争っていたとき、グラベルに出てしまい転倒してしまった。このミスを乗り越えていきたいです」



Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 R・ガードナー Red Bull KTM Ajo KALEX '38.22.284 Dunlop ユーザー
2位 R・フェルナンデス Red Bull KTM Ajo KALEX '38.24.156 Dunlop ユーザー
3位 X・ヴィアージ Petronas Sprinta Racing KALEX '38.25.150 Dunlop ユーザー
リタイア 小椋藍 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '33.12.269 -3 laps