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Moto3

首位のアコスタ選手が今季4勝目

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予選では、F・サラッチ選手(HONDA)が、初のポール・ポジションを獲得。チェコ人として2人目のポール・シッターとなった。
「ひとつの夢がかなった。今日の予選は、とにかく1回目のアタックで全力で行こうと思っていた。その後イエロー・フラッグが出たので、そういう意味では運もよかったと思う。今年はいろんなことが経験できて目標も達成できている」とサラッチ選手。
続いて、D・フォッジア選手(HONDA)2位、鈴木竜生選手(HONDA)が3番手に続く。
「今季3回目のフロント・ローを獲得できてよかった。今年は予選の結果を決勝につなげられていないので、明日はしっかり最後まで走って、みんなが喜んでくれるリザルトを残したい」と鈴木選手。
首位のP・アコスタ選手(KTM)は13位につける。
また、鳥羽海渡選手(KTM)が5位、國井雄輝選手(HONDA)16位、山中琉聖選手(KTM)は21位。佐々木歩夢選手(KTM)は、前戦の転倒で負ったケガのために欠場した。
 
決勝レースがスタートすると、すぐに鈴木選手がトップに立ち、鳥羽選手、サラッチ選手などが続く。
レース中盤に向けて、鳥羽選手、フォッジア選手、アコスタ選手、鈴木選手などがトップを入れ替えていく。
レース終盤に入ると、フォッジア選手、アコスタ選手、J・アルコバ選手(HONDA)、鈴木選手、鳥羽選手など9台の大接戦となる。
最終アップには、アコスタ選手、フォッジア選手、アルコバ選手、鳥羽選手のオーダーで突入。
アコスタ選手はそのままトップを快走。鳥羽選手は、ラスト・スパートをかけると、アルコバ選手、フォッジア選手を抜いて、今季初の2位表彰台を達成した。
アルコバ選手が3位でゴールしたが、レース終盤にコースを外れたとしてペナルティを受け、1位降格。代わってフォッジア選手が3位表彰台をつかんだ。
鈴木選手は8位、山中選手は18位。國井選手は転倒リタイアした。

コメント

優勝 P・アコスタ選手(KTM)
 「タフで長いレースだった。マシンのセッティングはとてもよくて、ペースは良かった。先頭に出て、逃げたいと思ったけど、他のライダーもペースが速かったから無理だった。それで、ラスト・ラップを待って勝負したんだ。優勝できたのは、チームやサポートしてくれる人たちのおかげです」

2位 鳥羽海渡選手(KTM)
 「タフなレースだった。予選ではミスして、転んでいた。痛めた肩に痛みがあるけど、レース中ずっとプッシュすることができた。残り6周で、かなり痛くなってきたけど、最後までプッシュしていった。表彰台に上がれて本当にうれしい。チーム・スタッフみんなに感謝したい」

3位 D・フォッジア選手(HONDA)
 「3位になれてとてもうれしい。勝てるペースがあって、トップを走れたことは大きいと思う。チームに感謝している。次のアッセンが待ち遠しいです」

8位 鈴木竜生選手(HONDA)
 「レースでは、自信を持って攻めていた。終盤も、3、4番手あたりにつけていたが、ラスト・ラップで前のライダーをよけたときに、少し遅れをとってしまった。それがなければ、もう少しいい結果が出せたと思う。アッセンでまたがんばります」

18位 山中琉聖選手(KTM)
 「21番手グリッドからのスタートは悪くなくて、順位を上げていった。上位グループに追いついたが、ミスして1コーナーで転倒してしまった。本当に残念です。この経験を今後に活かしていきたい」

リタイア 國井雄輝選手(HONDA) 
 「今日の結果には、とてもがっかりしています。初めてスタートを決めることができて、トップのグループの中で、自信を持って走っていた。自分のレースをしっかりと管理できていたと思う。しかし、4周目に、マシア選手と接触したことにより、転倒してしまった。原因は、この激しいトップ集団の中で、自分が十分にプッシュしなかったことにあると思う。この経験を次回のレースに活かします」



Moto3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 P・アコスタ Red Bull KTM Ajo KTM '39.38.791 Dunlop ユーザー
2位 鳥羽海渡 CIP Green Power KTM '39.38.921 Dunlop ユーザー
3位 D・フォッジア Leopard Racing HONDA '39.39.050 Dunlop ユーザー
8位 鈴木竜生 SIC58 Squadra Corse HONDA '39.39.438 Dunlop ユーザー
18位 山中琉聖 CarXpert PruestelGP KTM '41.05.861 Dunlop ユーザー
リタイア 國井雄輝 Honda Team Asia HONDA '4.36.318 -24 laps Dunlop ユーザー

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Moto2

首位のガードナー選手が独走で3勝目

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第8戦は、ドイツ東部にあるザクセンリンクで行われた。
ドライ・コンディションで行われた予選では、R・フェルナンデス選手(KALEX)が今季3度目のポール・ポジションを獲得した。
「ポール・ポジションを取れたことに、少し驚いた。ずっと、チーム・メイトのガードナー選手が速かったから。レースでも、彼と最後まで戦えるようにがんばりたい」とフェルナンデス選手。
続いて、F・ディ・ジャンナントニオ選手(KALEX)が2位、首位のR・ガードナー選手(KALEX)が3位につける。
小掠藍選手(KALEX)は、8番手となる。
「感触はとてもよかったが、タイムは期待したものではなかった。8番手という結果は悪くないと思います。ザクセンリンクは左コーナーが多く、決勝は左側のタイヤのマネージメントが鍵を握ると思います」と小掠選手はコメントした。
 
決勝当日も、ドライ・コンディションに恵まれた。決勝レースがスタートするとフェルナンデス選手がホール・ショット。後ろからガードナー選手、X・ヴィアージ選手(KALEX)、M・ベゼッキ選手(KALEX)などが続く。
2周目にガードナー選手がトップに浮上。後方にフェルナンデス選手が続いたが、5周目に転倒してしまう。
これでガードナー選手が単独トップに。
2位以下は、A・カネット選手(BOSCOSCURO)、ベゼッキ選手、ヴィアージ選手などが続く。
その後、トップのガードナー選手は独走体制。中盤には5秒以上のアドバンテージを築く。
単独2位はカネット選手。3位争いは、ベゼッキ選手、ディ・ジャンナントニオ選手、ヴィアージ選手、小掠選手などが競り合っていく。
ガードナー選手はそのまま3連勝を達成。
カネット選手が2位、ベゼッキ選手が3位でチェッカーを受けた。
また、小掠選手は終盤5位につけていたが、ラスト・ラップに転倒してしまった。

コメント

優勝 R・ガードナー選手(KALEX)
 「レース前に兄弟がメッセージをくれたんだ。中量級クラスで3連勝する初めてのオーストラリア人ライダーになれってね。朝のウォーム・アップから、フェルナンデス選手はとても速かったが、決勝がスタートすると、僕の方が速いことが分かった。それで落ち着いて走って行った。優勝できて本当にうれしいよ」

2位 A・カネット選手(KALEX)
 「今週は、走り出しは厳しかった。昨日から、セッティングがだいぶよくなってペースがよくなった。でも、表彰台に上がれるとは思っていなかった。最後まで全力を尽くしたよ」

3位 M・ベゼッキ選手(KALEX)
 「いいセッティングがみつからず、今週は苦戦していたから、この表彰台は勝ちに等しい。レースでは全力を尽くしたけど、ガードナー選手の方が速かった。ガードナー選手に追いつけるようにがんばっていきたい」

リタイア 小掠藍選手(KALEX)
 「レース全般を見ると、良かったと思う。表彰台に登ったライダー達と同じように走れ、表彰台に近づいたと感じた。レースを学べた良い週末だったと思うが、完走したかった。レース中は、リスクを感じず走っていたが、最後に私のミスで転倒してしまった。これについては、言い訳できない。今は、アッセンでのレースに集中している。アッセンでは、レース中のペース・アップと、レースでの順位をよくしていきたい」



Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 R・ガードナー Red Bull KTM Ajo KALEX '39.39.191 Dunlop ユーザー
2位 A・カネット Aspar Team Moto2 Boscoscuro '39.45.349 Dunlop ユーザー
3位 M・ベゼッキ SKY Racing Team VR46 KALEX '39.46.221 Dunlop ユーザー
リタイア 小椋藍 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '38.22.246 -1 lap