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Moto3

フォッジア選手が今季2勝目

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予選では、J・アルコバ選手(HONDA)が初のポール・ポジションを獲得。
「やっと獲得することができた。フォッジャ選手のスリップ・ストリームにうまく入ることができた。レースの準備はできています」とアルコバ選手。
続いて、R・フェナーティ選手(HUSQVARNA)、D・フォッジア選手(HONDA)と続く。
首位のP・アコスタ選手(KTM)は、フリー走行で転倒して体調不良となったため予選を欠場し、18番手グリッドとなる。
日本勢のトップは、鳥羽海渡選手(KTM)の5番手。「調子よく進めている。先週と同じようにしっかりとレースを走り、結果を残したい」と鳥羽選手。
続いて、鈴木竜生選手(HONDA)12位、國井雄輝選手(HONDA)20位、山中琉聖選手22位、松山拓磨選手(HONDA)は23位につける。
 
決勝がスタートすると、フェナーティ選手が好ダッシュ。後ろからアルコバ選手、S・ガルシア選手(GASGAS)、D・フォッジア選手(HONDA)などが続く。
フェナーティ選手は、ロングラップ・ペナルティを受けていたために、一旦後退する。
代わって、ガルシア選手、フォッジア選手、D・ビンダー選手(HONDA)、鈴木選手などがトップ争いを演じていく。その後、フェナーティ選手も再び上位陣の争いに加わった。
中盤に入っても、フォッジア選手、ガルシア選手、フェナーティ選手、ビンダー選手、鈴木など9台が混戦を続けていく。前日の午後、体調不良で欠場したアコスタ選手も先頭集団に加わっていく。
ラスト・ラップへ、フォッジア選手、ガルシア選手、フェナーティ選手のオーダーで突入。
フォッジア選手がそのまま逃げ切って優勝。僅差でガルシア選手、フェナーティ選手の順でチェッカー。アコスタ選手は4位となった。
今結果、首位のアコスタ選手と、2位ガルシア選手は48点差で前半戦を終えた。
鈴木選手は6位でゴールしたが、終盤、ビンダー選手がコースを外れたたために降格。鈴木選手は5位となった。

コメント

優勝 D・フォッジア選手(HONDA)
 「優勝できたので、最高の気分です。マシンの調子はよくて、安定して速いペースで走れた。これもチームのおかげです。後半戦が楽しみです」

2位 S・ガルシア選手(GASGAS)
 「レース・ペースは速かったが、いいペースで走れた。終盤、混戦の中で遅れを取ってしまい、最後は優勝争いできなかった。それでも2位でうれしいです」

3位 R・フェナーティ選手(HUSQVARNA)
 「金曜日からいいペースで走れていた。2度のロングラップ・ペナルティを終えてから、プッシュしていった。この結果は、優勝したみたいにうれしい。これで笑顔で夏休みを迎えられる。この調子で表彰台に上がり続けたい」

5位 鈴木竜生選手(HONDA)
 「前日にイタリアに帰るためのPCR検査を受け、陽性となったため、朝のウォーム・アップにでられなかった。その後、再検査で陰性となり、レースにはでられた。朝のフリー走行を走れなかったので、序盤は慎重に走った。最後は、優勝争いできなかったが、ラッキーな形で5位になれました」

13位 鳥羽海渡選手(KTM)
  「難しいレースだった。上位陣について行きたかったが、できなかった。なぜだか分からないので、理由を解析したい。それでもトップ10を維持できている。後半戦に向けて、いい準備をしたい」

17位 山中琉聖選手(KTM)
 「今週は走り出しはいい感じだった。FP3でアクシデントに巻き込まれて予選22位となってしまった。その上、前回の走りでロングラップ・ペナルティを受けていた。いいペースで走ることができず、先頭集団から遅れてしまった。夏休みに心もリセットして、後半戦を迎えたい。特に、金曜土曜日をもう少しよくしたい」

23位 國井雄輝選手(HONDA) 
 「昨日のQF1の走行に関して、ペナルティを受けてしまった。今日のレースでは、スタートを上手く決めることができた。グループ内に留まろうと試みたが、できなかった。ペースを維持することができなかった。今回は、コースの攻略に悩んだ。今回の内容を解析して、なぜ速く走ることができなかったのかを知りたいです。サマー・ブレイクに入るが、気持ちを切り替え、次戦オーストリアでは頑張ります」

25位 松山拓磨選手(HONDA) 
 「ルマン、カタロニア、ムジェロと続き4度目の世界選手権でのレースでした。その中でも、アッセンでのレースは最も難しかった。それに加えて、ペナルティを受けてしまった。今は、自分の次のレース、来週のポルティマオ戦に向けて気持ちを切り替えます」    



Moto3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 D・フォッジア Leopard Racing HONDA '37.35.287 Dunlop ユーザー
2位 S・ガルシア Gaviota GASGAS Aspar Team GASGAS '37.35.365 Dunlop ユーザー
3位 R・フェナーティ Sterilgarda Max Racing Team HUSQVARNA '37.35.494 Dunlop ユーザー
5位 鈴木竜生 SIC58 Squadra Corse HONDA '37.36.732 Dunlop ユーザー
13位 鳥羽海渡 CIP Green Power KTM '37.56.344 Dunlop ユーザー
17位 山中琉聖 CarXpert PruestelGP KTM '38.11.088 Dunlop ユーザー
23位 國井雄輝 Honda Team Asia HONDA '38.39.056 Dunlop ユーザー
25位 松山拓磨 Honda Team Asia HONDA '38.39.424 Dunlop ユーザー

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Moto2

フェルナンデス選手が今季3勝目

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サマー・ブレーク前の第9戦の舞台はオランダ、アッセン。1949年の世界選手権第1回目から開催している歴史あるサーキットだ。
ドライ・コンディションで行われた予選で、R・フェルナンデス選手(KALEX)が、今季4度目のポール・ポジションを獲得した。
「ポールを取れるとは思っていなかった。明日はタフなレースになると思う。いい結果を残してサマー・ブレイクに入りたい」とR・フェルナンデス選手。
続いて、首位のR・ガードナー選手(KALEX)2位、S・ロウズ選手(KALEX)3位と続く。
小掠藍選手(KALEX)は、6番手2列目となる。
「FP3では大きく前進することができた。フィーリングもよく、ラップ・タイムもトップ・グループに近いものになった。Q2ではコースのいくつかの部分で苦労したが、1周だけいいラップをマークすることができた。明日の目標は、いつものように速いライダーたちについて行くことです。彼らについて行って学びたいです」と小掠選手。
 
決勝レースがスタートすると、A・カネット選手(BOSCOSCURO)がホール・ショット。ガードナー選手、R・フェルナンデス選手、ロウズ選手、小掠選手などが続く。2周目にガードナー選手がトップに浮上するが、僅差の戦いは続いた。
7周目からロウズ選手がトップに立ち、ガードナー選手、A・フェルナンデス選手がトップ集団を形成。その後、2周目に2コーナーではらみ遅れをとっていたR・フェルナンデス選手も追いつき、4台が先頭集団を形成する。
14周目にA・フェルナンデス選手がトップに立つが、R・フェルナンデス選手、ロウズ選手、ガードナー選手が僅差で続く。
そして、18周目にR・フェルナンデス選手がトップに立ち、引き離しにかかる。
2位以下は、A・フェルナンデス選手、ガードナー選手、ロウズ選手が続く。
R・フェルナンデス選手はそのまま逃げ切って優勝。
ガードナー選手、A・フェルナンデス選手、ロウズ選手が表彰台をかけた争い繰り広げ、ガードナー選手2位、A・フェルナンデス選手3位となった。
この結果、首位のガードナー選手と、2位R・フェルナンデス選手の差は31点となった。
また、小掠選手は6位でゴールしている。

コメント

優勝 R・フェルナンデス選手(KALEX)
 「本当は、最初からプッシュしたかった。レース序盤にミスしたとき、どうしたらいいのかアヨ監督に聞いていた。とにかく冷静に追い上げていった。思ったようにはいかなかったけど、少しずつ追い上げていった。トップに立ったときは、ペースよく走っていた。優勝できて本当にうれしい」 

2位 R・ガードナー選手(KALEX)
 「今日はチーム・メイトのフェルナンデス選手がとても強かった。今回は他のライバルたちとの戦いも大変だった。いつも残り3周は速く走れるから、最後は攻めて2位をつかんだ。多くのポイントを取れてよかった。笑顔で夏休みを迎えられるね」

3位 A・フェルナンデス選手(KALEX)
 「3列目からスタートして、いいレースができた。序盤はいいペースで走っていた。小さなミスがあって、5コーナーでギアがニュートラルに入ってしまい、少し遅れをとってしまった。それでも、なんとか表彰台に上がれて良かったと思う。後半戦もいいレースができるように準備したい」

6位 小掠藍選手(KALEX)
 「予想していたレース・ペースだった。これまでのレースと比べると、今回は序盤のスタートからしっかりとマネージメントできた。今日もトップを走るライダー達は、少し速く、ギャップが少しずつ大きくなった。その中で、6位を争った。ベストを尽くして、レースを終えることができたので良かった。サマー・ブレイクの後、もっと強くなって戻ってきます」



Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 R・フェルナンデス Red Bull KTM Ajo KALEX '39.01.832 Dunlop ユーザー
2位 R・ガードナー Red Bull KTM Ajo KALEX '39.02.898 Dunlop ユーザー
3位 A・フェルナンデス Elf Marc VDS Racing Team KALEX '39.03.097 Dunlop ユーザー
6位 小椋藍 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '39.12.792