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Moto2

フェルナンデス選手が優勝。首位のヴィエッティ選手が転倒し、ランキング2位の小椋選手との差が詰まる

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第10戦ドイツは、高低差のあるテクニカル・コースのザクセンで行われた。
ドライ・コンディションで行われた予選では、S・ロウズ選手(KALEX)がポール・ポジションを獲得した。
「すばらしいタイムを出すことができて、びっくりしている。明日は最後2、3人の争いになると思うが、後半に自信はある。いいレースができると思う」とロウズ選手。
A・アレナス選手(KALEX)、A・フェルナンデス選手(KALEX)が2、3位に続く。
首位のC・ヴィエッティ選手(KALEX)は8位3列目、16点差でランキング2位の小椋藍選手(KALEX)は14位5列目からのスタートとなる。
「今回は、コーナリングで少し苦しんでいる。改善できずに予選は終わってしまった。切り替えてレースに臨みたいと思います」と小椋選手。
 
決勝当日も、猛暑となった。
決勝が始まると、ロウズ選手がホール・ショット。M・シュロッター選手(KALEX)、フェルナンデス選手、アレナス選手などが続く。
6周目にフェルナンデス選手がトップに上がると、すぐさま引き離しにかかる。
2位以下は、ロウズ選手、P・アコスタ選手(KALEX)、シュロッター選手などが続く。
レース中盤、フェルナンデス選手が5秒以上のリードを奪い独走態勢。
2位争いは、アコスタ選手、ロウズ選手、シュロッター選手が展開。小椋選手は8位につける。終盤の22周目、11位につけていたヴィエッティ選手が転倒してしまう。
レース終盤、フェルナンデス選手はトップを快走。2位争いはアコスタ選手、ロウズ選手、シュロッター選手にF・アルデガー選手(BOSCOSCURO)が加わる。
フェルナンデス選手は、そのままトップでチェッカーを受けて今季2勝目。2位争いは、アコスタ選手が抜け出してチェッカー。ロウズ選手は3位、地元ドイツのシュロッター選手は惜しくも4位となった。
小椋選手は8位ゴール。首位のヴィエッティ選手は無得点に終わったため点差は8点に縮まった。優勝したフェルナンデス選手は小椋選手に4点差のランキング3位となった。

コメント

優勝 A・フェルナンデス選手(KALEX)
 「長いレースだったが、ハイ・ペースを守ることができた。暑かったので、コンディションは厳しかった。レース中、リラックスできるときはなかった。優勝できて本当にうれしい。この優勝でタイトル争いに加わることができた」

2位 P・アコスタ選手(KALEX)
 「4列目からのスタートだったから、追い上げるのは大変だった。それでも、徐々に追い上げることができた。自分のレースをうまく作って、冷静に状況をコントロールすることができた。2位になれてうれしいです」

3位 S・ロウズ選手(KALEX)
 「ポール・ポジションを獲得して、表彰台に上がれたからよかった。ライダーだから、もう少し上を期待していた。
 レース中盤、ギアをニュートラルに入れてしまうミスがあって、スクリーンをヒットして半分割ってしまった。それで少し大変だったけど、そこからなんとか立て直して走ることができた。この結果はとっても重要だと思う」

8位 小掠藍選手(KALEX) 
 「8位は精一杯の結果でした。レースには満足しているが、すべてのプラクティスで問題が発生した。僕たちはこのコースとコンディションをうまく克服することができなかった。決勝に向けて、もっとうまく進めたい。アッセンでは、再び速く走れるための解決策を見つけたい」



Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 A・フェルナンデス Red Bull KTM Ajo KALEX '39.44.019 Dunlop ユーザー
2位 P・アコスタ Red Bull KTM Ajo KALEX '39.51.723 Dunlop ユーザー
3位 S・ロウズ Elf Marc VDS Racing Team KALEX '39.51.863 Dunlop ユーザー
8位  小椋藍 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '39.57.658 Dunlop ユーザー

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Moto3

ゲバラ選手が今季2勝目。鈴木選手が3位表彰台を獲得

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予選でポール・ポジションを獲得したのは、ランキング2位のI・ゲバラ選手(GASGAS)。
「いいペースがあるので、明日はトップに立って抜け出したい。このコースは左コーナーが多くてとても大変だけど、全力を尽くすよ」とゲバラ選手。
2位にD・フォッジア選手(HONDA)、3位にD・オルガード選手(KTM)と続く。
首位のS・ガルシア選手(GASGAS)は8位につける。
2列目は、日本人ライダーが3人、4位佐々木歩夢選手(HUSQVARNA)、5位鈴木竜生選手(HONDA)、6位山中琉聖選手(KTM)が並ぶ。
佐々木選手は「ケガから復帰して、金曜日からいいスタートがきれた。左鎖骨を骨折したので少し痛みはあるが、バイクのフィーリングはいい。いいスタートを切って、最後の5周で優勝争いできるようにしたい」と語った。
古里太陽選手(HONDA)は20位、鳥羽海渡選手(KTM)は27位につける。
 
決勝レースが始まると、ゲバラ選手が好スタート。後ろから、フォッジア選手、鈴木選手、オルガード選手などが続く。
ゲバラ選手がそのままレースをリードしていく。
2位以下は、オルガード選手、フォッジア選手、鈴木選手、ガルシア選手、佐々木選手の5台が競り合っていく。
レース中盤、ゲバラ選手は約2秒の差をつける。2位争いはフォッジア選手、ガルシア選手、鈴木選手、佐々木選手、オルガード選手の5台が混戦を続けるが、オルガード選手は徐々に遅れていく。
レース終盤、ゲバラ選手は独走態勢。そのまま2連勝で今季3勝目を決めた。
2位争いはフォッジア選手、ガルシア選手の一騎打ちとなる。ガルシア選手はラスト・ラップの最終コーナーでしかけるが、フォッジア選手が2位を死守してチェッカー。
ガルシア選手は3位。佐々木選手は惜しくも4位、鈴木選手は5位となった。
この結果、首位のガルシア選手と2位ゲバラ選手の点差は7点に詰まった。
また、古里選手は17位、鳥羽選手はジャンプ・スタートで2度のロング・ラップ・ペナルティを受けてしまい20位となった。

コメント

優勝 I・ゲバラ選手(GASGAS)
 「最高の優勝だ。いいペースがあるのは分かっていたが、4秒以上の差をつけて勝てるとは思わなかった。とても暑かったが、安定して走れた。残り何周とは考えず、集中して走っていった。差をつけてからは、少しペースをコントロールした。5戦連続の表彰台、2勝目となった。この調子を続けたい」

2位 D・フォッジア選手(HONDA)
 「表彰台に戻りたいと思っていたが、最近は運がなかった。とにかく、トップ・グループでレースがしたいと思っていた。今日は、少しリスクを負うこともあったが、結果的には目標を達成することができた」

3位 S・ガルシア選手(GASGAS)
 「厳しいレース・ウイークとなった。いいフィーリングをつかむことができなかった。それでも全力で走った。最後は、フォッジア選手を抜こうとしたが、僅かに及ばなかった」

4位 佐々木歩夢選手(HUAQVARNA)
 「ザクセンは左コーナーが多くて、左鎖骨をケガしているので左側に力が入らなくて難しかった。乗り方を変えるとうまく走れなかった。最後の6周くらいは苦しかった。ドイツ戦で戻れると思っていなかったので、参戦できて4位になれてよかったです」

5位 鈴木竜生選手(HONDA)
 「もう少し上でゴールしたかった。最初の10周はよかったが、終盤はラップ・タイムが落ちてしまって、思ったような結果がでなかった。次のアッセンでは、もっとしっかり走りたい」

17位 古里太陽選手(HONDA)
 「結果はよくないが、ポイント圏内で十分に戦えることが分かり、今年1番のレースだと思う。レース・ウイークを通して、すべてのセッションで調子を上げることができた。レースでは、最終ラップに僕のミスで経験豊富なライダーたちに抜かれたが、今日は多くのことを学ぶことができた。自分にとってはポジティブなレースでした」

20位 鳥羽海渡選手(KTM) 
 「厳しい状況が続いている。今回はどうすることもできなかった。データをしっかり解析して、次のアッセンではもう少し状態をよくしたいです」

リタイア 山中琉聖選手(KTM)
 「いい感じで走れていた。ペナルティのロング・ラップの後も、いいペースで走っていた。他のライダーに押し出された後も、追い上げていったが、マシンがストップしてしまった。フィーリングはいいのに結果につながらなくて悔しいです。次のアッセンでは、なんとかいい結果を残したいです」



Moto3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 I・ゲバラ GASGAS Aspar Team GASGAS '39.14.946 Dunlop ユーザー
2位 D・フォッジア Leopard Racing HONDA '39.19.799 Dunlop ユーザー
3位 I・ガルシア GASGAS Aspar Team GASGAS '39.19.910 Dunlop ユーザー
4位 佐々木歩夢 Sterilgarda Husqvarna Max HUSQVARNA '39.20.887 Dunlop ユーザー
5位 鈴木竜生 Leopard Racing HONDA '39.24.027 Dunlop ユーザー
17位 古里太陽 IDEMITSU Honda Team Asia HONDA '39.47.174 Dunlop ユーザー
20位 鳥羽海渡 CIP Green Power KTM '40.06.788 Dunlop ユーザー
リタイヤ 山中琉聖 MT Helmets-MSI KTM '21.36.899 -13 laps Dunlop ユーザー