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Moto2
フェルナンデス選手が3連勝で今季4勝目を決める
約1カ月のサマーブレークを経て、第12戦イギリスを迎えた。
ドライ・コンディションで行われた予選では、C・ヴィエッティ選手(KALEX)と同点首位に立つA・フェルナンデス選手(KTM)が今季初のポール・ポジションを獲得。
「いいフィーリングで走れている。勝つための準備はできているよ」とフェルナンデス選手。
J・ロバーツ選手(KALEX)が2位、首位と1点差のランキング3位に小椋藍選手(KALEX)が3番手につける。
「今朝はミスがあったが、予選ではフィーリングを取り戻して3番手で終えたのでよかったと思う」と小椋選手。
ヴィエッティ選手は5位2列目となる。
決勝レースが始まると、ロバーツ選手がホール・ショットを決めるが、オープニング・ラップを制したのは小椋選手。2周目になると予選8位3列目スタートのA・ロペス選手(BOSCOSCURO)がトップに浮上。後ろから小椋選手、ロバーツ選手、フェルナンデス選手、A・カネット選手(KALEX)などが続く。
中盤に向けて、ロペス選手が後続を約1秒離していく。2位集団はカネット選手、小椋選手、フェルナンデス選手、J・ディクソン選手(KALEX)の4台となる。
終盤になると、2位集団からフェルナンデス選手が抜け出してトップのロペス選手に接近。2台がトップ争いを展開していく。
3位争いはディクソン選手、小椋選手、カネット選手が繰り広げていく。
ラスト・ラップ、フェルナンデス選手はロペス選手を抜き去り3連勝、今季4勝目を達成した。
ロペス選手は初の表彰台2位をつかんだ。
3位争いも最後まで接戦となり、ディクソン選手が3位でチェッカー。小椋選手は惜しくも4位となった。
一方、ヴィエッティ選手は6位に終わる。この結果、首位のフェルナンデス選手に13点差でランキング2位小椋選手、15点差でヴィエッティ選手がランキング3位となっている。
コメント
優勝 A・フェルナンデス選手(KALEX)
「タフなレースだったが、うまくレースをコントロールできた。他のライダーよりもいいペースで走れることは分かっていた。最後にアタックして前に出る作戦だった。思ったようにうまくいき、勝つことができたよ。この調子で戦っていきたい」
2位 A・ロペス選手(BOSCOSCURO)
「自分の力を100%出し切ってがんばったよ。ここまでトレーニングをハードにこなしてがんばってきた。表彰台に上がれて、うれしくて言葉がないよ。ここまで僕をサポートしてくれた人に感謝したい」
3位 J・ディクソン選手(KALEX)
「地元で初めて表彰台に上がれてスーパーハッピーだよ。バトルは激しくて、大変だった。まるでライオンみたいに走っていったよ。最後まで諦めず、とにかく全力を尽くしてがんばった」
4位 小掠藍選手(KALEX)
「とてもいいスタートを切ることができて、序盤はいい位置で戦うことができた。しかし、レース中盤になるとトップの2人のスピードにはついていけなかった。最終的に差を広げられてしまい4位がやっとだった。最終ラップまでベストを尽くした。もっと速いレースを期待していたので、正直、少しがっかりしています。でも、こういうレースでしっかり完走できたことはよかったと思う」
Moto2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | A・フェルナンデス | Red Bull KTM Ajo | KALEX | '37.38.670 | |
2位 | A・ロペス | CAG Speed Up | BOSCOSCURO | '37.38.740 | |
3位 | J・ディクソン | GASGAS Aspar Team | KALEX | '37.39.332 | |
4位 | 小椋藍 | IDEMITSU Honda Team Asia | KALEX | '37.40.411 |