• 天気:晴れ
  • 気温:21度
  • 観客:37,846人

Moto2

アコスタ選手が今季2勝目。小椋選手は4位に入る

  • 天気:晴れ
  • 気温:21度
  • 観客:37,846人

スペインのアラゴンで第15戦を迎えた。
ドライ・コンディションで行われた予選では、首位のA・フェルナンデス選手(KALEX)が今季2度目のポール・ポジションを獲得した。
「テクニカルなコースだから、ポールからスタートすることは重要だと思う。レースをうまく作って優勝したい。ラスト5周が大事だね」とフェルナンデス選手。
2位はA・アレナス選手(KALEX)、3位J・ディクソン選手(KALEX)。
ランキング2位につける小椋藍選手(KALEX)は8位3列目となる。
「昨日までは苦しかったが、徐々によくなっている。明日は上位にからんでいけるようにがんばります」と小椋選手。
 
決勝当日も晴天に恵まれた。レースが始まると、フェルナンデス選手がホール・ショット。後ろからディクソン選手、アレナス選手、A・カネット選手(KALEX)、P・アコスタ選手(KALEX)、小椋選手と続く。
フェルナンデス選手はすぐさま後続を引き離しにかかる。4番手につけていたアレナス選手は転倒してしまう。
2位以下は、ディクソン選手、カネット選手、アコスタ選手、T・アルボリーノ選手(KALEX)、小椋選手と続く。
トップのフェルナンデス選手は、一旦2秒近くまでリードを広げるが、レース中盤に入ると後続との差がつまっていく。
9周目に入ると、フェルナンデス選手、カネット選手、アコスタ選手、アルボリーノ選手の4台がトップ争いをはじめる。
翌10周目に、アコスタ選手がトップを奪う。僅差でフェルナンデス選手、アルボリーノ選手、カネット選手と続く。
終盤になると、アコスタ選手が引き離しにかかり、2秒近いリードを奪う。フェルナンデス選手とカネット選手が2位争いとなる。
アコスタ選手はそのままトップを守り切り今季2勝目。終盤、カネット選手はフェルナンデス選手をかわすと2位をつかんだ。フェルナンデス選手は3位表彰台を死守している。
小椋選手は、アルボリーノ選手、ディクソン選手との争いを制して4位でフィニッシュした。
この結果、首位のフェルナンデス選手と2位小椋選手の差は7点に広がった。

コメント

優勝 P・アコスタ選手(KALEX)
 「いいレースができたと思う。チームがプレッシャーをかけないように、僕を送り出してくれたおかげだと思う。レースでは常にいいフィーリングで走ることができた。次のレースもいい結果を残したいね」

2位 A・カネット選手(KALEX)
 「序盤からアコスタ選手は速くて、ついていくことは難しかった。後半は、フェルナンデス選手と競り合って、なんとか2位でゴールできたのはよかった。次のもてぎは、Moto2で走るのは初めてだから、どうなるか分からないけど、多くのファンもいるし楽しみだよ」

3位 A・フェルナンデス選手(KALEX)
 「表彰台で終われてよかった。ポイント・ランキングで点差を広げることができた。勝てなかったことは残念だけど。レース後半は、プッシュするのが難しかった。リスクを負うより、しっかりポイントを稼ごうと思った」

4位 小掠藍選手(KALEX)  
 「厳しい戦いでしたが、4位でゴールすることができた。フリー走行、予選に比べて、今日はセット・アップで少し前進することができました。そして、現状でのベストの走りができたと思う。表彰台には立てませんでしたが、今日の結果には満足しています。今回は3列目からのスタートだったので、ポジションを上げていくのに時間がかった。残り5戦、予選でいいグリッドを獲得して決勝に挑めるように全力を尽くします。3連戦となる日本とタイは3年ぶりとなるのですごく楽しみです」  

リタイア 羽田大河選手(KALEX)
 「スタートは悪くなかったが、序盤に少しオーバーランしてしまった。それから追い上げていった。内容としては悪くなかったが、残り4周で他車と接触して転倒してしまいました。次は地元日本GPなので、いい走りをしたいです」



Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 P・アコスタ Red Bull KTM Ajo KALEX '39.35.337 Dunlop ユーザー
2位 A・カネット Flexbox HP40 KALEX '39.37.949 Dunlop ユーザー
3位 A・フェルナンデス Red Bull KTM Ajo KALEX '39.39.136 Dunlop ユーザー
4位 小椋藍 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '39.43.073 Dunlop ユーザー
リタイア 羽田大河 Pertamina Mandalika SAG Team KALEX '30.50.308 -5 laps Dunlop ユーザー

  • 天気:晴れ
  • 気温:21度
  • 観客:37,846人

Moto3

首位のゲバラ選手が今季4勝目。佐々木選手は2位表彰台を獲得

  • 天気:晴れ
  • 気温:21度
  • 観客:37,846人

予選では、ポイント・リーダーのI・ゲバラ選手(GASGAS)が今季4度目のポール・ポジションをゲット。
「いい流れでここまで来ている。明日は前に出て逃げたい。このコースだと難しいかもしれないが。バック・ストレートでのスリップ・ストリームをうまくつかうことが大事だね」とゲバラ選手。
佐々木歩夢選手(HUSQVARNA)が2位、D・オルガード選手(KTM)3位に続く。
佐々木選手は「いいペースで走れている。少しミスがあって、ポールを逃してしまった。レースでは優勝をめざします」と話した。
鈴木竜生選手(HONDA)4位、古里太陽選手(HONDA)14位、鳥羽海渡選手(KTM)20位、山中琉聖選手(KTM)21位となる。
 
決勝レースがスタートすると、ゲバラ選手がホール・ショット。後ろから、佐々木選手、オルガード選手、鈴木選手などが続く。
レース序盤、ゲバラ選手、佐々木選手、オルガード選手が先頭集団を形成してトップ争いを展開していく。
中盤に入っても、ゲバラ選手、佐々木選手、オルガード選手は僅差のトップ争いを展開していく。
後方では、鈴木選手がD・オンチュー選手(KTM)、D・ムニョス選手(KTM)などと4位を争っていく。
後半に入ると、3位のオルガード選手が徐々に遅れていき、トップ争いはゲバラ選手と佐々木選手の一騎打ちとなる。
ゲバラ選手は終盤、佐々木選手を離していくと今季4勝を達成。佐々木選手は2位、オルガード選手は3位となった。鈴木選手は、ラストラップで遅れを取り12位でチェッカーを受けた。
ガルシア選手が13位に終わったため、首位のゲバラ選手は、点差を33点に広げた。
また、古里選手は17位、鳥羽選手は23位。山中選手は転倒したあと、リタイアとなった。

コメント

優勝 I・ゲバラ選手(GASGAS)
 「優勝できたなんで、信じられないような気持ちです。この優勝は、チャンピオンシップにとって重要です。レースでは、スタートからとても強い走りができた。集中して走っていって勝つことができた。地元で勝てて最高の気分です」

2位 佐々木歩夢選手(HUSQVARNA)
 「2位に入れたのはよかったですが、今回は優勝争いできると思ったので悔しい部分もあります。ラスト3周は、ゲバラ選手についていくのがやっとだった。この調子で戦ってランキング・トップ3で終わりたいです。ここ3年間日本に帰っていないので、久しぶりの日本GPはとても楽しみです」

3位 D・オルガード選手(KTM)
 「Moto3で初めての表彰台に上がれてうれしい。ペースは速くて、タフなレースだった。勝ちたかったけど、必要以上にリスクを負いたくなかった。次のもてぎは、初めてのサーキットだけど、この調子でがんばります」

12位 鈴木竜生選手(HONDA)
 「最終ラップまではすごくいい感じで走っていた。最終コーナーで順位を上げようとしたときに、前のライダーと接触してコース・アウトしてしまった。12位になってしまって悔しいです。次の日本GPではいい結果を残したいです」

17位 古里太陽選手(HONDA)
 「今週は今年で一番いい週末になりました。FP2からいいポジションをキープすることができて、2回目のQ2進出を果たした。レース中のペースも、この週末のベスト・ラップにとても近いものでした。今回は何人かの速いライダーたちと互角に戦うことができました。しかし、オープニング・ラップに先頭集団と離れてしまった。日本GPでは、ミスを犯さずいいレースをしたいです」

23位 鳥羽海渡選手(KTM)
 「苦しいレースになってしまった。うまくいかない原因は分かっているので、改善していきたい。3年ぶりの日本GPではいい結果を残したいです」

リタイア 山中琉聖選手(KTM)
 「今週はフロントに問題を抱えていて、今朝のウォーム・アップで違うセッティングを試してよくなっていた。レースでは、残念ながら1周目にミスしてハイサイドで転倒してしまった。今回のことをしっかり整理して、次の地元日本GPに臨みたいです」



Moto3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 I・ゲバラ Autosolar GASGAS Aspar Team GASGAS '37.29.944 Dunlop ユーザー
2位 佐々木歩夢 Sterilgarda Husqvarna Max HUSQVARNA '37.30.901 Dunlop ユーザー
3位 D・オルガード Red Bull KTM Ajo KTM '37.36.480 Dunlop ユーザー
12位 鈴木竜生 Leopard Racing HONDA '37.47.111 Dunlop ユーザー
17位 古里太陽 IDEMITSU Honda Team Asia HONDA '37.58.632 Dunlop ユーザー
23位 鳥羽海渡 CIP Green Power KTM '38.04.359 Dunlop ユーザー
リタイア 山中琉聖 MT Helmets-MSI KTM '29.20.7481 -7laps Dunlop ユーザー