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Moto2
ヴィエッティ選手が2勝目、チャントラ選手、小椋選手が2、3位で表彰台に上がる
機材を載せたカーゴの到着が遅れたため、走行は土曜日からとなった。
フリー走行と予選を1日でこなすというハードなコンディションの中、16歳のスペイン人、F・アルデガー選手(BOSCOSCURO)が初のポール・ポジションを獲得。同クラスの史上最年少ポール・シッター記録を更新した。
続いて、A・フェルナンデス選手(KALEX)2位、T・アルボリーノ選手(KALEX)3位に続く。
小椋藍選手(KALEX)は8番手。7位となったチーム・メイトで前回ウィナー、S・チャントラ選手と共に3列目に並ぶ。
「コースにまだ苦戦しているところがあるので、もっとプッシュできるように、フィーリングを探っていきたい」と小椋選手。
決勝レースがスタートすると、アルデガー選手が好ダッシュを決め、ヴィエッティ選手、アルボリーノ選手、A・カネット選手(KALEX)、チャントラ選手、小椋選手などが続く。
一方、フェルナンデス選手は1周目に転倒してしまう。
中盤に向けて、アルデガー選手、ヴィエッティ選手、チャントラ選手がトップ争いを展開。4位のカネット選手の後方で、小椋選手とアルボリーノ選手が5位を争っていく。
7周目、トップに立っていたアルデガー選手がクラッシュ。この後、ヴィエッティ選手、チャントラ選手がトップ争い。カネット選手、小椋選手、アルボリーノ選手の3位争いとなっていく。
レース終盤、ヴィエッティ選手が先行し、チャントラ選手が僅差で2位につけていく。3位争いは、小椋選手とカネット選手の一騎打ちとなる。
最後は、トップのヴィエッティ選手が、チャントラ選手との差を広げて今季2勝目。
チャントラ選手は2戦連続の表彰台2位を獲得した。
小椋選手は、最終ラップにカネット選手とデッド・ヒートを繰り広げ、競り勝って今季初の表彰台3位をつかんだ。
コメント
優勝 C・ヴィエッティ選手(KALEX)
「とてもタフなレースだった。レースはバトルが多かった。少しミスもあったけど、とても楽しかったよ。走行時間が少なかったのに、チームがマシンを準備してくれたおかげだね。首位に立っていることはうれしいけど、あまり考えすぎずに、これからも戦っていきたい」
2位 S・チャントラ選手(KALEX)
「2位獲得後、最初に頭に浮かんだのはチームへの感謝です。今日のマシンは完璧で、トップ選手と争うことができました。私は限界まで力を出しましたが、ヴィエッティ選手の方が少し速かったです。今日は2位で精一杯でした」
3位 小掠藍選手(HONDA)
「決勝は厳しかった。5ラップを過ぎたころでトップはまだ遠く、簡単には追い付けませんでした。最終ラップまでカネット選手と競り合った難しいレースとなった。彼と私は得意とするところが違っていて、自分はブレーキングに自信があったので、3位でフィニッシュできると思っていました。
金曜と土曜のフリー走行では、スピードが出ないところもあり、苦労しました。日曜にはリカバーしたが、それでも足りなかったです。来週のアメリカでは、金曜日のフリー走行からスピードを出せるようにしたいです」
Moto2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | C・ヴィエッティ | Mooney VR46 Racing Team | KALEX | '39.44.098 | |
2位 | S・チャントラ | IDEMITSU Honda Team Asia | KALEX | '39.45.636 | |
3位 | 小椋藍 | IDEMITSU Honda Team Asia | KALEX | '39.49.801 |