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Moto2
アルボリーノ選手が初優勝。小椋選手が2位でランキング2位に浮上
第4戦はアメリカ戦。2019年以来のアメリカ・ラウンドとなった。
ドライ・コンディションとなった予選では、地元アメリカのC・バービアー選手(KALEX)が初のポール・ポジションを獲得する。
「スムーズに自分のラインを走ることを心掛けた。地元だからプレッシャーはあるけど、集中してレースに臨みたい」とバービアー選手。
首位のC・ヴィエッティ選手(KALEX)2位、A・カネット(KALEX)が3位に続く。
小椋藍選手(KALEX)は11番手となる。
「予選ではフィーリングはよかったが、残念なことにクラッシュしてしまい、明日の決勝は11番手スタートとなります。でも、感触は悪くないです。このサーキットでは集団の中に入ると抜け出すのが難しいので、気持ちを切らさず、ポジションをひとつずつ上げていきたい」と小椋選手。
決勝レースが始まると、ヴィエッティ選手がホール・ショット。カネット選手、T・アルボリーノ選手(KALEX)、バービアー選手などが続く。
序盤は、ヴィエッティ選手とカネット選手がトップ争いを展開するが、5周目にヴィエッティ選手はクラッシュ・ダウン。さらに、8周目にトップに立っていたカネット選手も転倒してしまう。
この後、アルボリーノ選手、J・ディクソン選手(KALEX)、小椋選手がトップ争いを展開。終盤になると、トップのアルボリーノ選手が他の2台を離していく。
アルボリーノ選手は終盤、後続を引き離すことに成功し、見事に初優勝を決めた。
2位争いは、12周目に前に出た小椋選手が、ディクソン選手を抑えて先にチェッカー。ディクソン選手は初の表彰台3位を獲得した。
この結果、小椋選手は、首位のヴィエッティ選手に14点差のランキング2位に浮上した。
一方、ポール・シッターのバービアー選手は、4位につけていた最終ラップに転倒してしまった。
コメント
優勝 T・アルボリーノ選手(KALEX)
「信じられないような気持ちです。冬の間にハードなトレーニングを積んできたことが結果につながったと思う。チーム・スタッフに感謝したい。レースでは、序盤からペースが速すぎるのか、どうなのか分からなかったが、とにかく限界まで攻めていた。そして、勝つことができた。この調子を続けていきたい」
2位 小掠藍選手(KALEX)
「スタート直後の1コーナーが荒れて転倒があったが、うまく処理できた。前で転倒があって、順位を上げることができた。レースでは、路面コンディションが変わって、感触をつかむのが難しかった。走りには満足していないが、2位になれたことはよかったです」
3位 J・ディクソン選手(KALEX)
「この3年間ずっとがんばってきて、やっと結果が出て本当にうれしい。やっと速く走れることを証明できた。今日は、本当にタフなレースだった。あと10周あったら、走りきれなかっただろう。2位争いできたかもしれないが、今日はそれよりもしっかりと表彰台をつかむことが大事だと思った。」
Moto2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | T・アルボリーノ | Elf Marc VDS Racing Team | KALEX | '39.06.552 | |
2位 | 小椋藍 | IDEMITSU Honda Team Asia | KALEX | '39.09.991 | |
3位 | J・ディクソン | Shimoko GASGAS Aspar Team | KALEX | '39.11.339 |