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Moto2

フェルナンデス選手が今季初優勝。小椋選手は5位入賞を果たす

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第7戦の舞台は、24時間耐久レースで有名なフランスのル・マン。予選は、晴天の中で行なわれ、P・アコスタ選手(KALEX)がMoto2クラスで初のポール・ポジションを獲得した。
「Moto2で初のポールを取れて本当にうれしい。明日は、冷静にレースに臨みたい」とアコスタ選手。
続いて、J・ディクソン選手(KALEX)、A・フェルナンデス選手(KALEX)と続く。
ランキング2位につける小椋藍選手(KALEX)は、予選後半に転倒したが8番手3列目につける。
「昨日とセッティングを変えていい走りができた。予選ではさらにタイムを短縮しようとした次の周回で転倒してしまいました。タイムが接近しているので、明日の決勝は厳しいと思いますが、全力で挑みます」と小椋選手。
また、首位のC・ヴィエッティ選手(KALEX)は調子が上がらず、19位7列目となる。
 
決勝レースは、アコスタ選手のホール・ショットで始まる。後ろからフェルナンデス選手、A・アレナス選手(KALEX)、A・ロペス選手(BOSCOSCURO)などが続く。
アコスタ選手がそのままレースをリード。フェルナンデス選手が後ろから続き、上位2台が後続を離していく。
3位以下にはカネット選手、アレナス選手などが続く。ディクソン選手は4周目、アレナス選手とロペス選手は6周目に転倒してしまう。
11周目、トップのアコスタ選手が転倒するとフェルナンデス選手がレース・リーダーとなる。
2位争いは、カネット選手、C・バービアー選手(KALEX)、S・チャントラ選手(KALEX)が展開。小椋選手はM・シュロッター選手(KALEX)と5位争いを繰り広げる。
終盤になると、フェルナンデス選手が7秒以上のリードを広げて独走態勢を築く。
その後方では、カネット選手、バービアー選手、チャントラ選手が2位争い。小椋選手は5番手につけていく。
フェルナンデス選手はそのまま今季初優勝。
2位争いはカネット選手が競り勝ち、チャントラ選手は3位表彰台をつかんだ。
小椋選手は5位でゴール。首位のヴィエッティ選手は8位となり、ランキング2位の小椋選手との差は、16点差となった。

コメント

優勝 A・フェルナンデス選手(KALEX)
 「タフなレースだった。アコスタ選手の先頭を走っていたときは、一緒にハイ・ペースで走っていた。彼が転倒した後、ひとりになってペースが難しかった。とにかく、ミスしないようにと思って走った。長いレースだったが、1周1周丁寧に走っていって、優勝することができたよ」

2位 A・カネット選手(KALEX)
 「ケガした後、2戦連続の表彰台に上がれたから悪くないと思うよ。今日は、フィーリングはよかった。最後のバトルはタフだったけど、2位になれてうれしいです」

3位 C・チャントラ選手(KALEX)
 「ル・マンは速い選手が多く、予想通り厳しいレースだった。スピードを上げるために、昨日マシンのセットアップを少し変更したが、その影響でFP3とQ2で転倒してしまった。今日はセットアップを金曜と同じに戻し、決勝に挑んだが、思い通りの走りができた。3位になれて本当にうれしいです」

5位 小掠藍選手(KALEX) 
 「難しいレースでした。スタート直後から上位グループに加われず、その後も思うようなペースで走れなかった。厳しいレースになったが、5位でフィニッシュできたのはよかったです。今大会はレース・ウイークを通じてフロントのフィーリングが完全ではなく苦戦した。次はムジェロです。またタイプの違うサーキットなので、初日からしっかりマシンのセットアップを進めていきたい」



Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 A・フェルナンデス Red Bull KTM Ajo KALEX '40.31.726 Dunlop ユーザー
2位 A・カネット Flexbox HP40 KALEX '40.35.472 Dunlop ユーザー
3位 S・チャントラ IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '40.36.354 Dunlop ユーザー
5位 小椋藍 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '40.47.102 Dunlop ユーザー

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Moto3

マシア選手が今季2勝目。佐々木選手が惜しくも2位

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予選では、目下ランキング2位のD・フォッジア選手(HONDA)が初のポール・ポジションをゲット。
「ずっとポール・ポジションを狙ってきたので、やっと達成したという気分です。今週はすべてがプラン通りに進んでいます」とフォッジア選手。
続いて、鈴木竜生選手(HONDA)、J・マシア選手(KTM)と続く。
鈴木選手は、「今週はいい走りができている。レースへ向けてチャンスはあります。表彰台に上がれるようにベストを尽くします」とコメント。
首位のS・ガルシア選手(GASGAS)7位3列目となる。
また、佐々木歩夢選手(HUSQVARNA)は12位、山中琉聖選手(KTM)13位、鳥羽海渡選手(KTM)23位、古里太陽選手(HONDA)26位につける。
 
曇り空の元、ドライ・コンディションで決勝レースはスタート。
予選4位のD・モレイラ選手(KTM)がホール・ショットを決め、鈴木選手、フォッジア選手、マシア選手などが後ろから続いた。ところが、すぐに雨が落ち始めると転倒車が続出。佐々木選手も転倒し、赤旗が提示される。レースは14周でやり直しとなる。
 
雨はすぐに止み、ほぼドライ・コンディションで2度目のスタートが切られる。
ホール・ショットを決めたのはフォッジア選手でモレイラ選手、マシア選手、鈴木選手、ガルシア選手などが後ろから続く。
その後、フォッジア選手、マシア選手、ガルシア選手、鈴木選手、D・オンチュー選手(KTM)を中心にトップ争いは展開される。モレイラ選手は遅れていく。
終盤になると、フォッジア選手、マシア選手、佐々木選手、鈴木選手にI・ゲバラ選手(GASGAS)が追いつき、激しいトップ争いを展開していく。
ラスト・ラップは、マシア選手と佐々木選手の激戦となり、最後の切り返しでマシア選手が前に出てチェッカー。今季2勝目を決めた。
佐々木選手は2位、ゲバラ選手が3位に入り、フォッジア選手は表彰台を逃して4位となる。続いて、鈴木選手が5位でゴールしている。
首位のガルシア選手は7位。ポイント・テーブルでは、フォッジア選手とマシア選手が同点でランキング2位に並び、首位のガルシア選手と17点となっている。
また、山中選手は8位、鳥羽選手15位、古里選手は25位となった。

コメント

優勝 J・マシア選手(KTM)
 「今日は赤旗が出たので、難しいレースだった。最初は、コースが濡れているのかいないのか、分からなかった。それでもうまく走ることができて、優勝できた。今日はツキもあったと思う。この調子で、次もがんばります」

2位 佐々木歩夢選手(HUSQVARNA)
 「今週はセッティングで少し苦しんでいて、アメリカのときみたいにフロントのフィーリングはよくなかったが、ブレーキングの感じはよかった。レース・ペースはよかった。最終ラップで勝ちを狙っていったが、最後の2つのコーナーで抜かれてしまった。悔しいレースだったが、しっかりバトルができたので自信になった。3回目の表彰台に上がれたし、次はチームのホームGPなので、もっとがんばります」

3位 I・ゲバラ選手(GASGAS)
 「2戦連続して表彰台に上がることができた。最初のスタートの後、雨が降り出して最終コーナーで転倒してしまった。すぐにピットに戻れたのは幸運だった。昨日まではあまりいいフィーリングはなかったが、今日はだんだん調子をつかむことができた。3位になれてうれしい」

5位 鈴木竜生選手(HONDA)
 「スタートで少しミスしたが、うまく追い上げていった。雨の後、少し感触が変わってしまって、自分のストロング・ポイントを生かすことができなかった。今回は本当に表彰台に上がりたかった。でも、終盤はペースを維持するのが苦しくなってしまった。次のムジェロでもプッシュします」

8位 山中琉聖選手(KTM)
 「レース始まってすぐに雨が降ってきて、赤旗が出て大変なレースだった。次のスタートはうまくいって、よくいい感じで走っていた。他車とバトルしていた。ラスト3周くらいで、バトルの中で順位を落としてしまった。もう少しペースを上げられるようにしたい」

15位 鳥羽海渡選手(KTM)  
 「今回も予選と、レース序盤がうまくいかなかった。それが響いてしまった。次のムジェロでもっと改善できるようにがんばりたい」

25位 古里太陽選手(HONDA)
 「最初のスタートで雨が降ってきたが、僕は転ばずにピットに戻れた。再スタートした後は慎重になりすぎて、最初からうまく走れなかった」



Moto3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 J・マシア Red Bull KTM Ajo KTM '24.04.119 Dunlop ユーザー
2位 佐々木歩夢 Sterilgarda Husqvarna Max HUSQVARNA '24.04.269 Dunlop ユーザー
3位 I・ゲバラ Gaviota GASGAS Aspar Team GASGAS '24.04.339 Dunlop ユーザー
5位 鈴木竜生 Leopard Racing HONDA '24.04.648 Dunlop ユーザー
8位 山中琉聖 MT Helmets-MSI KTM '24.06.39 Dunlop ユーザー
15位 鳥羽海渡 CIP Green Power KTM '24.14.010 Dunlop ユーザー
25位 古里太陽 IDEMITSU Honda Team Asia HONDA '24.31.080 Dunlop ユーザー