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Moto2
アコスタ選手がMoto2クラスで史上最年少優勝。小椋選手は3位で同点首位に並ぶ
第8戦は、アップダウンのある高速コース、イタリアのムジェロで開催された。
ドライ・コンディションで行なわれた予選では、A・カネット選手(KALEX)が今季2度目のポール・ポジションを獲得した。
「フロント・ローをとれてうれしい。大事なのは明日のレース。スタートを決めていいレースをしたい」とカネット選手。
続いて、P・アコスタ(KALEX)、S・ロウズ選手(KALEX)と続く。
首位のC・ヴィエッティ選手(KALEX)は4位、ランキング2位の小椋藍選手(KALEX)は6位と2列目に並んだ。
「昨日から、いくつかセッティングに変更を加え、うまく機能した。フロント・ローを狙うには十分な速さではなかったが、確実によくなっているので、それほど悪くないと思う。 昨日の走行を終えたときには、6番グリッドを獲得できるとは思わなかった。明日の決勝は天候がどうなるか分からないが、ベストを尽くします」と小椋選手。
決勝レースはアコスタ選手の好ダッシュでスタート。後ろからカネット選手、ロウズ選、T・アルボリーノ選手(KALEX)などが続く。小椋選手は6位につける。
アコスタ選手、カネット選手、アルボリーノ選手、小椋選手、ロウズ選手、J・ロバーツ選手(KALEX)の6台が先頭集団を形成。アコスタ選手がレースをリードしていく。
中盤になると、アコスタ選手とカネット選手がトップ争い。小椋選手、アルボリーノ選手、ロウズ選手、ロバーツ選手にヴィエッティ選手も追いついて3位争いを始める。
13周目になると、2位につけていたカネット選手が転倒してしまう。
これでアコスタ選手が単独トップ。小椋選手、ロバーツ選手、ヴィエッティ選手など5台が2位争いとなる。
終盤になると、トップのアコスタ選手は2秒以上のリードを奪う。
後方からロバーツ選手、ヴィエッティ選手、小椋選手が続くが、19周目にヴィエッティ選手がマシン・トラブルでリタイアしてしまう。代わって小椋選手は3位に上がる。
18歳のアコスタ選手は、同クラスの史上最年少優勝を決める。ロバーツ選手が2位、小椋選手は3位でチェッカー。
ポイント・テーブルでは、ヴィエッティ選手と小椋選手が同点で首位に並んだ。
コメント
優勝 P・アコスタ選手(KALEX)
「ようやく勝てて本当にうれしい。ルマンでは転倒していたけど、あのミスから多くを学び、今日は勝つことができた。今日は初めて、序盤からトップに立ってレースをリードして勝つことができた」
2位 J・ロバーツ選手(KALEX)
「2位を獲得できてハッピーだよ。今朝のウォーム・アップ走行ではとてもフィーリングがよかったから、上位争いできると思っていた。チームががんばってくれて、いい結果がでたと思う」
3位 小掠藍選手(KALEX)
「レース・ウイーク中の厳しい状況を考えると、3位表彰台獲得は予想を上回る結果だと思う。今大会、トップの選手との差は大きかったが、レース中はマシンの強さを感じ、トップ・グループについていくことができた。表彰台に立てたことに満足しています。イタリア戦は特別な雰囲気があり、こうして表彰台に立てたことは本当にうれしいです。今大会を終えて総合首位と同ポイントで並びました。連戦となるカタロニア戦もがんばります」
Moto2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | P・アコスタ | Red Bull KTM Ajo | KALEX | '39.35.930 | |
2位 | J・ロバーツ | Italtrans Racing Team | KALEX | '39.39.981 | |
3位 | 小椋藍 | IDEMITSU Honda Team Asia | KALEX | '39.42.679 |