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Moto2
ヴィエッティ選手が今季3勝目。小椋選手は7位に終わる
イタリア・ムジェロ戦の翌週、スペインのカタルニアで第8戦を迎えた。
ドライ・コンディションで行なわれた予選では、小椋藍選手(KALEX)と同点首位に並ぶC・ヴィエッティ選手(KALEX)が、2度目のポール・ポジションをゲット。
「予選ではスリップ・ストリームをうまく使っていいタイムをを出すことができた。明日は暑くなりそうだから、タフなレースになると思うけど、ミスしないように走りたい」とヴィエッティ選手。
A・カネット選手(KALEX)、J・ロバーツ選手(KALEX)3番手と続く。
小椋選手は10位4列目となる。
「思うように走れないパートがあり、そこでタイムをロスしている。ウォーム・アップで違うことにトライします。明日は、自分のストロング・ポイントに集中し、可能な限り挽回したいです。決勝では最初からプッシュしていきます」と小椋選手。
決勝レースがスタートすると予選4位のJ・ディクソン選手(KALEX)がホール・ショット。後ろからロバーツ選手、カネット選手、A・アレナス選手(KALEX)、ヴィエッティ選手などが続く。
オープニング・ラップでロバーツ選手がトップに立ち、レースをリード。カネット選手、ディクソン選手、アレナス選手、小椋選手、ヴィエッティ選手などが続く。
トップのロバーツ選手はそのまま引き離しにかかる。2位以下は、カネット選手、ディクソン選手、アレナス選手が続く。ヴィエッティ選手は5位、小椋選手は7位につけていく。
中盤の11周目、トップのロバーツ選手がクラッシュ・ダウン。
この後、ディクソン選手、カネット選手、アレナス選手、ヴィエッティ選手、A・フェルナンデス選手(KALEX)がトップ集団となる。小椋選手は先頭集団の後方で7位につける。
レース終盤、カネット選手、ヴィエッティ選手、ディクソン選手、フェルナンデス選手の4台が激しいトップ争いを展開。
最後はヴィエッティ選手とカネット選手のデッド・ヒートとなり、ヴィエッティ選手が僅差で今季3勝目を決めた。
カネット選手は2位、フェルナンデス選手が最後にディクソン選手を抜き去り3位表彰台をつかんだ。
また、小椋選手は7位でゴールしている。
この結果、首位のヴィエッティ選手と、ランキング2位の小椋選手の差は16点に広がった。
コメント
優勝 C・ヴィエッティ選手(KALEX)
「チャンピオンシップにとって重要な優勝ができた。初日は厳しかったが、昨日、いいペースで走れるようになった。今日はスタートがよくなかったが、追い上げていくことができた。ロバーツ選手が転倒したので、チャンスがあると思った。自分が得意なところで前に出ようと思って、最後、カネット選手が少しはらんだので前に出ることができた」
2位 A・カネット選手(KALEX)
「暑くて厳しいコンディションだったから、2位でもうれしい。もちろん、初優勝を狙っていたけどね。次は勝てるようにがんばりたい。地元スペインで表彰台に上がれたことはよかった」
3位 A・フェルナンデス選手(KALEX)
「いいレースができたと思う。暑かったので、ペースを維持するのは大変だった。前に出たかったけど、みんなブレーキングが強力でなかなかできなかった。ラスト・ラップに勝負して前に出られた。表彰台に上がれてよかった」
7位 小掠藍選手(KALEX)
「スタートは悪くなくて、トップ・グループについていくことができた。しかし、ラップを重ねるごとにペースを維持することが難しくなり、トップ・グループから離されてしまった。僕のライディング・スタイルに今日のコンディションは合わないパートがあるので、乗り方も変えてみたが、合わせきることができなかった。このような厳しい状況でも、7位でフィニッシュできてよかった。次戦はもっといい結果を出したいです」
Moto2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | C・ヴィエッティ | Mooney VR46 Racing Team | KALEX | '38.42.958 | |
2位 | A・カネット | Flexbox HP40 | KALEX | '38.43.039 | |
3位 | A・フェルナンデス | Red Bull KTM Ajo | KALEX | '38.43.480 | |
7位 | 小椋藍 | IDEMITSU Honda Team Asia | KALEX | '38.49.278 |