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Moto2
アルゲダー選手が4連勝を決める
2023年シーズンはいよいよ最終戦を迎えた。今年の最終戦の舞台も、スペインのバレンシア。肌寒い中で、走行が開始された。土曜日の予選では、A・カネット選手(KALEX)がポール・ポジションを獲得。「ホームGPでポールを取れてうれしい。決勝へ向けて自信あるよ。明日は優勝目指してベストを尽くす」とカネット選手。続いて、F・アルゲダー選手(BOSCOSCURO)2位、M・ラミレス選手(KALEX)が3番手に続く。初タイトルを獲得したP・アコスタ選手(KALEX)選手6位2列目。小椋藍選手(KALEX)17位6列目につけた。「Q2で33秒台にタイムを入れることができなかった。明日は、このチームで走る最後のレースなので、限界までプッシュして、いい形で決勝を終えたいです」と小椋選手。羽田大河選手(KALEX)29位、野左根航汰選手(KALEX)31位となる。
決勝レースはアルゲダー選手の好ダッシュで始まった。後ろからカネット選手、ラミレス選手、J・ディクソン選手(KALEX)などが続く。アルゲダー選手がレースをリード。カネット選手が2位で続き、ラミレス選手、ディクソン選手、A・ロペス選手(BOSCOSCURO)などが3位争いを展開していく。アルゲダー選手は着実にリードを広げていき、中盤には4秒近いアドバンテージを築く。単独2位はカネット選手。3位争いグループでは、ロペス選手が先行するが、ラミレス選手がピタリと後ろにつけていく。
レース終盤、アルゲダー選手は独走態勢。単独2位はカネット選手。ロペス選手とラミレス選手はテール・トゥ・ノーズの戦いとなる。アルゲダー選手は後続を寄せ付けない強さを見せると4連勝で今シーズンを締めくり、ランキング3位となった。カネット選手は2位。3位争いはロペス選手とラミレス選手が最後までデッド・ヒートを繰り広げ、ロペス選手が僅かの差で先にチェッカーを受けた。小椋選手は11位でゴールし、ランキング9位となった。一方、チャンピオンのアコスタ選手は12位に入っている。また、羽田選手は22位、野佐根選手は1周目に転倒リタイアした。
優勝 F・アルデガー選手(BOSCOSCURO)
「ホームGPで優勝できたので、格別な気分です。序盤からいい感じで走れた。ランキング3位になれたことも嬉しいです」
2位 A・カネット選手(KALEX)
「序盤から100%プッシュしていった。なんとかアルゲダー選手について行こうとしたが、難しかった。それでもバレンシアで初めて表彰台に上がれたからよかったです」
3位 A・ロペス選手(BOSCOSCURO)
「なんとか表彰台に上がれてうれしい。3位でも勝ったような気持ちです。最後は限界まで攻めて3位を守った。シーズン終盤、苦戦が続いていたのでいい結果が出て、よかったです」
11位 小椋藍選手(KALEX)
「スタートはうまく決まり、前方で起こったクラッシュによってポジションをいくつか上げることができました。そのあとは思ったようなスピードが出せず苦戦しながら、10~12番手のグループ内で争いながら走りました。残念ながら今日は、これ以上できなかったです。2023年シーズンを終え、このチームとの最後のレースになりました。ランキング9位は目指していた結果ではないが、チームのみんなに感謝しています」
22位 羽田大河(KALEX)
「出だしはよかったが、途中からブレーキ・トラブルが出て厳しかった。望んだようなシーズンの終わり方ではなかったが、全力を尽くしました。チームはずっとサポートしてくれて本当に感謝しています」
Moto2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | F・アルデガー | CAG SpeedUp | BOSCOSCURO | '34.33.384 | |
2位 | A・カネット | Pons Wegow Los40 | KALEX | '34.37.370 | |
3位 | A・ロペス | CAG SpeedUp | BOSCOSCURO | '34.39.839 | |
11位 | 小椋藍 | IDEMITSU Honda Team Asia | KALEX | '34.46.911 | |
22位 | 羽田大河 | Pertamina Mandalika SAG Team | KALEX | '35.09.736 | |
リタイア | 野左根航汰 | Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp | KALEX | 0 |