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Moto2
ヴィエッティ選手が今季初優勝。小椋選手は3位に入る
第10戦の舞台は、オーストリアの山間にあるレッドブル・リンク。ドライ・コンディションで行われた予選では、首位のP・アコスタ選手(KALEX)が、予選序盤に転倒しながらも今季3度目のポール・ポジションを獲得した。
「序盤に転倒してタフだった。その後、冷静に走ってポールを取ることができた。明日も落ち着いてレースしたい」とアコスタ選手。
続いて、小椋藍選手(KALEX)が2位。「少しうまくいかないところもあるが、フロント・ローを目指していたので、いい予選だったと思う。明日もベストを尽くします」と小椋選手。C・ヴィエッティ選手(KALEX)が3位に続く。
また、野左根航汰選手(KALEX)は27位、羽田大河選手(KALEX)はケガで欠場した。
レースがスタートすると、アコスタ選手がホール・ショット。後ろからJ・ディクソン選手(KALEX)、小椋選手、T・アルボリーノ選手(KALEX)、ヴィエッティ選手と続く。アコスタ選手がレースをリード。ディクソン選手、小椋選手、ヴィエッティ選手が2位を争っていく。
レース中盤になると、アコスタ選手は約1秒半の差をつける。小椋選手はヴィエッティ選手と2位争いを展開。ディクソン選手は後退していった。
後半に入ると、ヴィエッティ選手が2位に上がり、アコスタ選手との差を詰め始める。小椋選手は単独3位となっていく。18周目、ヴィエッティ選手はアコスタ選手を捉えるとトップに上がり、引き離しにかかる。
レース終盤に入ると、ヴィエッティ選手はアコスタ選手を引き離し、今季初優勝を達成。アコスタ選手は2位。小椋選手は3位表彰台を獲得した。アルボリーノ選手は6位となり、首位のアコスタ選手とランキング2位のアルボリーノ選手の差は12点と広がった。
また、野佐根選手は20位となった。
優勝 C・ヴィエッティ選手(KALEX)
「シーズン前半は苦戦していたから、この優勝はとても大きいと思う。ここまで不運もあって成績が残せなかった。この優勝を機に、これからもいい結果を残していきたい」
2位 P・アコスタ選手(KALEX)
「勝てなくて申し訳ない。本当は勝ちたかった。プッシュしたが、少し速さが足りなかったね。2位でも悪くないとは思う。ランキング・トップにつけているし。この調子で戦っていきたい」
3位 小椋藍選手(KALEX)
「スタートがうまく決まった後、ディクソン選手の後ろについていた。彼を抜いたとき自分のペースは悪くないと思った。しかし、レース中盤から終盤にかけて、いくつかのコーナーで苦戦を強いられている間に、上位2台に離されてしまった。自分ではもう少しいい結果を期待していたが、彼らと一緒に表彰台に上がれてうれしいです」
20位 野佐根航汰選手(KALEX)
「気温が高く、路面温度が高くて、厳しいレースだった。中盤からペースを維持するのが難しかった。次は、知っているカタルニアのサーキットなので、状態を上げたいです」
Moto2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | C・ヴィエッティ | Fantic Racing | KALEX | '36.25.093 | |
2位 | P・アコスタ | Red Bull KTM Ajo | KALEX | '36.26.528 | |
3位 | 小椋藍 | IDEMITSU Honda Team Asia | KALEX | '36.30.282 | |
20位 | 野左根航汰 | Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp | KALEX | '37.22.132 |