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Moto2
ディクソン選手が今季2勝目を達成
第11戦は、スペイン北東部の都市、バルセロナ郊外にあるカタルニア。
ドライ・コンディションで行われた予選では、J・ディクソン選手(KALEX)がポール・ポジションをつかんだ。
2位A・カネット選手(KALEX)に続いて、小椋藍選手(KALEX)は3位フロント・ローに続く。
「今回は、フリー走行FP1の段階から速く走れた。ペースもよく、明日に向けての準備はできています」と小椋選手。
ランキング・トップのP・アコスタ選手(KALEX)は、9位につける。
野左根航汰選手(KALEX)は29位。羽田大河選手(KALEX)はケガのために欠場した。
決勝レースがスタートすると、ディクソン選手がホール・ショット。後ろからM・ゴンザレス選手(KALEX)、小椋選手、カネット選手などが続く。
5周目にゴンザレス選手がトップに上がり、カネット選手、ディクソン選手、アコスタ選手が僅差で続き、この4台が先頭集団となる。
中盤になるとA・アレナス選手が追いつき、トップ集団は5台となる。9周目からカネット選手がレースをリードしていく。
後半に入るとアコスタ選手がトップに浮上。カネット選手、ディクソン選手、アレナス選手、ゴンザレス選手が僅差で続く。
17周目、アコスタ選手はマシンが振られるとトップ集団の後方に後退。終盤は、ディクソン選手とカネット選手のトップ争いとなる。
ラストラップ、トップのディクソン選手はカネット選手のアタックを受けるが、そのままトップを守り切り優勝を決める。
カネット選手は惜しくも2位。アレナス選手が3位となった。首位のアコスタ選手は6位でゴールし、首位を守った。
また、小椋選手は最終ラップにA・ロペス選手(BOSCOSCURO)を抜いて7位。野左根選手は24位となった。
優勝 J・ディクソン選手(KALEX)
「信じられない気持ちです。いいバイクを作ってくれたチームに感謝したい。今日はペースが速かったが、自分のペースを守っていった。最後はベストを尽くして、勝つことができた」
2位 A・カネット選手(KALEX)
「いいレースはできたと思う。最後はアタックしたけど、勝つことはできなかった。でも、2位でもうれしい。次は優勝を狙いたい」
3位 A・アレナス選手(KALEX)
「表彰台に上がれてうれしい。今週はいろいろ大変だったが、レースでは走ることを楽しむことができた。チームとのコミュニケーションがよくなっている。次は好きなミサノだから、もっと上を狙いたい」
7位 小椋藍選手(KALEX)
「今日のペースはそれほど悪くはなかったが、最後にトップ・ライダーたちを捉えることができなかった。レース中盤では他のライダーたちと同じようなペースで走ることができました。しかし、序盤にポジションを大きく落としてしまい、そのせいでタイムも大きく落としてしまった。その結果、僕はトップ・グループから離されてしまいました。もっと良いレースができたと思うので、今日の結果には満足していません。特にアジア・ラウンドからはもっと良い結果を残せると期待しています」
24位 野左根航汰選手(KALEX)
「いいスタートを切って、序盤の10周くらいはいい感じで走れた。後半、ペースを維持するのが難しかった。後半の走りをもっとよくしたいです。結果はよくなかったが、前回よりも徐々に状態は上がっているので、次のミサノでいい走りをしたいです」
Moto2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | J・ディクソン | Asterius GASGAS Aspar Team | KALEX | '36.51.330 | |
2位 | A・カネット | Pons Wegow Los40 | KALEX | '36.51.535 | |
3位 | A・アレナス | Red Bull KTM Ajo | KALEX | '36.52.357 | |
7位 | 小椋藍 | IDEMITSU Honda Team Asia | KALEX | '36.55.569 | |
24位 | 野左根航汰 | Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp | KALEX | '37.30.693 |