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Moto2
首位のアコスタ選手が今季5勝目を飾る
第12戦は、イタリア北東部の海辺の町あるミサノ・サーキットで開催された。
ドライ・コンディションで行われた予選では、C・ヴィエッティ選手(KALEX)が今季初のポール・ポジションをゲット。
「地元でポールをとれてうれしい。明日はアコスタ選手といいバトルをしたいね」とヴィエッティ選手。
首位のP・アコスタ選手(KALEX)2位、M・ゴンザレス選手(KALEX)が初のフロント・ロー3位につける。
また、小椋藍選手(KALEX)は13位となる。
「今日はもっとよくなると期待していたので、この結果が残念です。明日へ向けて、ポジティブな部分は取り入れて、ネガティブな部分を改善したいです」と小椋選手。
野佐根航汰選手(KALEX)は27位、ケガから復帰した羽田大河選手(KALEX)は30位につける。
決勝レースは、アコスタ選手のホール・ショットで始まる。後ろからヴィエッティ選手、A・カネット選手(KALEX)、A・ロペス選手(BOSCOSCURO)などが続く。
レース序盤、アコスタ選手、ヴィエッティ選手、カネット選手がトップ争いを展開。その中からアコスタ選手が逃げ切りを図る。
トップのアコスタ選手の後方で、ヴィエッティ選手とカネット選手が2位争いをしていたが、8周目にカネット選手は転倒してしまった。
後半に入ると、トップのカネット選手とヴィエッティ選手が1秒以内の差で続く。単独3位にはロペス選手がつけている。
終盤へ向けて、トップのアコスタ選手は着実に差を広げていくと、残り3周で2位ヴィエッティ選手に約3秒のアドバンテージを築く。
アコスタ選手はさらに差を広げると、今季5勝目を決める。ヴィエッティ選手は2位、ロペス選手が3位に入る。ランキング2位のT・アルボリーノ選手は4位。
この結果、首位のアコスタ選手はアルボリーノ選手にポイントリードを34点に広げた。
小椋選手は粘り強く追い上げると、5位でチェッカーを受けた。
羽田選手は19位、野佐根選手は21位で完走した。
優勝 P・アコスタ選手(KALEX)
「フロント・ローからよいスタートを切って、いいペースで走ろうと思っていた。中盤、少しコーナーで問題がでたけど、なんとかがんばったよ。ライバルたちもプッシュしてきたけど、勝つことができた。次のインドは、新しいコースだけど、金曜日から順応したい」
2位 C・ヴィエッティ選手(KALEX)
「ハッピーだけど、少し残念でもある。少しずつアコスタ選手に追いついていたのに、ミスして離れてしまった。アコスタ選手は速いと分かっていたよ。全体的にはいいレース・ウィークだったと思う。この調子で戦いたい」
3位 A・ロペス選手(KALEX)
「表彰台に上がれてうれしいけど、少し悔しいね。ストレートでKALEX勢が速かった。まだケガした腕の痛みもあった。トップ5くらいに入ればいいかなと思っていたけど、表彰台に上がれたからよかった」
5位 小椋藍選手(KALEX)
「レース序盤はスタートと同じポジションで周回を重ねていたが、最後は5位でチェッカーを受けることができた。ペースは速く、そして安定していた。いくつかのセクションでは思ったように速く走ることはできなかった。全体的には今日のレース結果に満足しています。次のインドの新しいサーキットで走ることを楽しみにします」
19位 羽田大河(KALEX)
「ケガした足が痛んで、とてもタフなレースだった。とにかくベストを尽くして、チェッカーを目指しました」
21位 野左根航汰選手(KALEX)
「いいスタートを切って、レース序盤はフィーリングはよかった。その後、9コーナーで他車と接触して、遅れてしまった。安定して走れたが、十分な速さはなかった」
Moto2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | P・アコスタ | Red Bull KTM Ajo | KALEX | '35.30.145 | |
2位 | C・ヴィエッティ | Fantic Racing | KALEX | '35.36.450 | |
3位 | A・ロペス | +Ego Speed Up | BOSCOSCURO | '35.40.134 | |
5位 | 小椋藍 | IDEMITSU Honda Team Asia | KALEX | '35.42.587 | |
19位 | 羽田大河 | Pertamina Mandalika SAG Team | KALEX | '36.22.861 | |
21位 | 野左根航汰 | Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp | KALEX | '36.25.475 |