- 天気:曇り
- 気温:34度
- 観客:不明人
Moto2
アコスタ選手が今季6勝目。小椋選手はアクシデントに巻き込まれる
第13戦は、初開催となるインド・ラウンド。金曜日から猛暑やスコールに見舞われながら、走行を続けていった。ハーフ・ウェット・コンディションで行われた予選では、J・ディクソン選手(KALEX)がポール・ポジションを獲得。「午前中に転倒があったりして、難しかったけど、チームのおかげでポールを取れた。明日のレースには自信があるよ」とディクソン選手。首位のP・アコスタ選手(KALEX)が2位、S・ガルシア(KALEX)が3位に続く。小椋藍選手(KALEX)は、15位5列目となる。「ハーフ・ウェットとなり、フィーリングが難しかった。明日はできるかぎり追い上げたい」と小椋選手。
また、羽田大河選手(KALEX)は19位、野左根航汰選手(KALEX)は24位となる。
決勝が始まると、ディクソン選手がホール・ショット。アコスタ選手、T・アルボリーノ選手(KALEX)、ガルシア選手などが続く。ところが、スタート直後に多重クラッシュが起き、赤旗が出される。12周に減周となり、やり直しとなる。2度目のスタートが切られると、ガルシア選手が好ダッシュ。後ろからアコスタ選手、ディクソン選手、アルボリーノ選手などが続く。
1周目にアコスタ選手がトップに立ち、そのまま引き離しにかかる。2位以下は、アルボリーノ選手、ガルシア選手、J・ロバーツ選手(KALEX)などが続く。3周目、ディクソン選手はA・ロペス選手(BOSCOSCURO)と接触して転倒してしまう。レース中盤、トップのアコスタ選手は約2秒のリードを奪う。アルボリーノ選手が単独2位。ガルシア選手とロバーツ選手が3位争いを展開する。アコスタ選手はハイ・ペースで後続を寄せ付けず、終盤に入ると3秒以上の差をつける。単独2位のアルボリーノ選手の後方では、ロバーツ選手とガルシア選手が激しい3位争いを展開。
快走を続けたアコスタ選手は今季6勝目を達成。アルボリーノ選手が2位。ロバーツ選手はガルシア選手とのバトルを制して、今季初の3位表彰台をつかんだ。
この結果、首位のアコスタ選手と2位アルボリーノ選手の差は39点に広がった。
また、小椋選手は序盤に他車と接触して転倒し、再スタートしたが21位。野左根選手はゴール直前に転倒。羽田選手も序盤に転倒して23位となった。
優勝 P・アコスタ選手(KALEX)
「スタート直後の1コーナーは難しかったが、そこを切り抜けてからは、トップに立って冷静に後続を離していった。上手く走れたと思う。この調子で今後も戦っていきたい」
2位 T・アルボリーノ選手(KALEX)
「今日はいいフィーリングで走れた。もう少しマシンの状態をよくして、もっと状態を上げたい。集中して、来週もレースでもこの調子で戦っていくよ」
3位 J・ロバーツ選手(KALEX)
「いいレースができた。久しぶりに表彰台に上がれてうれしい。チームに感謝しています。日本ラウンドが今から楽しみです」
21位 小椋藍選手(KALEX)
「赤旗中断後の再スタートでは慎重に走ったが、オープニング・ラップで他のライダーが目の前で転倒してしまい、私もその転倒に巻き込まれてしまいました。その後、レースには復帰したが、いい結果でレースを終えることはできませんでした。今日の結果は早く忘れて、母国グランプリを楽しみにしています」
23位 羽田大河(KALEX)
「アクシデントに巻き込まれてしまって残念だった。すぐにマシンを直してくれたチームに感謝したい。次のレースでもベストを尽くします」
リタイア 野左根航汰選手(KALEX)
「スタートから最後のコーナーまでいいレースができた。ずっと他のライダーとバトルしていた。最後は転倒してしまって、接触してしまったスキナー選手に申し訳ないです。次はホームGPなので、楽しみです」
Moto2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | P・アコスタ | Red Bull KTM Ajo | KALEX | '22.29.844 | |
2位 | T・アルボリーノ | Elf Marc VDS Racing Team | KALEX | '22.33.387 | |
3位 | J・ロバーツ | Italtrans Racing Team | KALEX | '22.36.350 | |
21位 | 小椋藍 | IDEMITSU Honda Team Asia | KALEX | '23.19.391 -1 lap | |
23位 | 羽田大河 | Pertamina Mandalika SAG Team | KALEX | '24.00.273 -3 laps | |
リタイア | 野左根航汰 | Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp | KALEX | '21.01.129 -1 lap |