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Moto2

アコスタ選手が今季6勝目。小椋選手はアクシデントに巻き込まれる

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第13戦は、初開催となるインド・ラウンド。金曜日から猛暑やスコールに見舞われながら、走行を続けていった。ハーフ・ウェット・コンディションで行われた予選では、J・ディクソン選手(KALEX)がポール・ポジションを獲得。「午前中に転倒があったりして、難しかったけど、チームのおかげでポールを取れた。明日のレースには自信があるよ」とディクソン選手。首位のP・アコスタ選手(KALEX)が2位、S・ガルシア(KALEX)が3位に続く。小椋藍選手(KALEX)は、15位5列目となる。「ハーフ・ウェットとなり、フィーリングが難しかった。明日はできるかぎり追い上げたい」と小椋選手。
また、羽田大河選手(KALEX)は19位、野左根航汰選手(KALEX)は24位となる。
  
決勝が始まると、ディクソン選手がホール・ショット。アコスタ選手、T・アルボリーノ選手(KALEX)、ガルシア選手などが続く。ところが、スタート直後に多重クラッシュが起き、赤旗が出される。12周に減周となり、やり直しとなる。2度目のスタートが切られると、ガルシア選手が好ダッシュ。後ろからアコスタ選手、ディクソン選手、アルボリーノ選手などが続く。
1周目にアコスタ選手がトップに立ち、そのまま引き離しにかかる。2位以下は、アルボリーノ選手、ガルシア選手、J・ロバーツ選手(KALEX)などが続く。3周目、ディクソン選手はA・ロペス選手(BOSCOSCURO)と接触して転倒してしまう。レース中盤、トップのアコスタ選手は約2秒のリードを奪う。アルボリーノ選手が単独2位。ガルシア選手とロバーツ選手が3位争いを展開する。アコスタ選手はハイ・ペースで後続を寄せ付けず、終盤に入ると3秒以上の差をつける。単独2位のアルボリーノ選手の後方では、ロバーツ選手とガルシア選手が激しい3位争いを展開。
快走を続けたアコスタ選手は今季6勝目を達成。アルボリーノ選手が2位。ロバーツ選手はガルシア選手とのバトルを制して、今季初の3位表彰台をつかんだ。
この結果、首位のアコスタ選手と2位アルボリーノ選手の差は39点に広がった。
また、小椋選手は序盤に他車と接触して転倒し、再スタートしたが21位。野左根選手はゴール直前に転倒。羽田選手も序盤に転倒して23位となった。

優勝 P・アコスタ選手(KALEX)
「スタート直後の1コーナーは難しかったが、そこを切り抜けてからは、トップに立って冷静に後続を離していった。上手く走れたと思う。この調子で今後も戦っていきたい」

2位 T・アルボリーノ選手(KALEX)
「今日はいいフィーリングで走れた。もう少しマシンの状態をよくして、もっと状態を上げたい。集中して、来週もレースでもこの調子で戦っていくよ」

3位 J・ロバーツ選手(KALEX)
「いいレースができた。久しぶりに表彰台に上がれてうれしい。チームに感謝しています。日本ラウンドが今から楽しみです」

21位 小椋藍選手(KALEX)
「赤旗中断後の再スタートでは慎重に走ったが、オープニング・ラップで他のライダーが目の前で転倒してしまい、私もその転倒に巻き込まれてしまいました。その後、レースには復帰したが、いい結果でレースを終えることはできませんでした。今日の結果は早く忘れて、母国グランプリを楽しみにしています」

23位 羽田大河(KALEX)
「アクシデントに巻き込まれてしまって残念だった。すぐにマシンを直してくれたチームに感謝したい。次のレースでもベストを尽くします」

リタイア 野左根航汰選手(KALEX)
「スタートから最後のコーナーまでいいレースができた。ずっと他のライダーとバトルしていた。最後は転倒してしまって、接触してしまったスキナー選手に申し訳ないです。次はホームGPなので、楽しみです」



Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 P・アコスタ Red Bull KTM Ajo KALEX '22.29.844 Dunlop ユーザー
2位 T・アルボリーノ Elf Marc VDS Racing Team KALEX '22.33.387 Dunlop ユーザー
3位 J・ロバーツ Italtrans Racing Team KALEX '22.36.350 Dunlop ユーザー
21位 小椋藍 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '23.19.391 -1 lap Dunlop ユーザー
23位 羽田大河 Pertamina Mandalika SAG Team KALEX '24.00.273 -3 laps Dunlop ユーザー
リタイア 野左根航汰 Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp KALEX '21.01.129 -1 lap Dunlop ユーザー

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Moto3

マシア選手が今季2勝目。鳥羽選手、佐々木選手が2、3位に入る

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Q1終了後に豪雨が降り出し、Q2はウェット・コンディションとなった。難しい状況の中、J・マシア選手(HONDA)が初のポール・ポジションをゲットした。「感触はよかったから自信があった。フロント・ローからスタートするのは大事だからうれしい」とマシア選手。
続いて、M・ベルテール選手(HONDA)が初のフロント・ロー2位、ランキング2位につける佐々木歩夢選手(HUSQVARNA)は3位につける。「難しい予選だった。とにかく集中して走った。ドライでもウェットでもペースはいい」と佐々木選手。首位のD・オルガード選手(KTM)は18位6列目となる。
また、鳥羽海渡選手(HONDA)は5位、古里太陽選手(HONDA)8位、山中琉聖選手(GASGAS)11位、鈴木竜生選手(HONDA)27位につける。
 
決勝レースがスタートすると、マシア選手がホール・ショット。後ろから佐々木選手、D・モレイラ選手(KTM)、ベルテール選手などが続く。序盤、マシア選手と佐々木選手の2台が後続を離してトップ争いをみせていく。4周目、3位につけていたベルテール選手はクラッシュしてしまう。
レース中盤、トップのマシア選手と佐々木選手は依然としてテール・トゥ・ノーズ状態。約2秒半後方では、C・ヴェイヤー選手(HUSQVARNA)と鳥羽選手が3位争いを演じていく。
終盤に向けて、トップのマシア選手と2位佐々木選手の差は広がり始める。後方からヴェイヤー選手と鳥羽選手が佐々木選手に追いついていく。マシア選手は、最後までハイ・ペースで走り切ると、後続に約5秒の差をつけて優勝を飾った。2位争いは、佐々木選手、ヴェイヤー選手、鳥羽選手のドッグ・ファイトとなり、最終ラップの攻防となる。3台は激しいバトルを演じ、ヴェイヤー選手が転倒。ヴェイヤー選手のマシンが佐々木選手に接触して遅れをとる。この隙に鳥羽選手が前に出て2位。オルガード選手は4位となる。
この結果、マシア選手がオルガード選手と同点で首位に浮上。1点差で佐々木選手が3位となった。
また、山中選手は15位。古里選手と10位につけていたが10周目に転倒。鈴木選手も転倒リタイアに終わった。

優勝 J・マシア選手(HONDA)
「今日は、思ったよりもいいレースができた。レース中、チームはピットからの情報を出さなかった。ミサノで情報を見ない方が集中できたから、そうしたんだ。今回もうまくいった。これもチームのおかげだね。日本戦が楽しみです」

2位 鳥羽海渡選手(HONDA)
「表彰台に戻れてうれしい。暑くてタフなレースだった。体調がよくなかったが、とにかく集中して走って行った。最後の戦いはハードだったが、楽しめたよ。表彰台に上がれたのはラッキーだったね」

3位 佐々木歩夢選手(HUSQVARNA)
「今日は、暑くて大変だった。マシア選手の後ろで安定して走って行ったが、後半は苦しかった。マシア選手とは離れたが、無理はできなかった。最後はレーシング・アクシデントだったと思う。転倒したヴェイヤー選手は気の毒だった。次はもてぎだから、楽しみです」

15位 山中琉聖選手(KTM) 
「今日は昨日までと乗った感触が違っていた。昨日、転倒した影響かもしれない。走るのが難しかった。次のホームGPに向けて準備します」

リタイア 鈴木竜生選手(HONDA)
「今日は最悪のレースとなった。スタートからいい感じでプッシュしていた。少しずつ順位を上げていたが、目のまでオグデン選手が転倒して避けることができなかった。次の日本戦ではがんばります」

リタイア 古里太陽選手(HONDA)
「今週末は3度も転倒を喫しましたが、全体的にはポジティブな週末だと思う。レース序盤にミスを犯して、いくつかポジションを落としました。グループの中での走りは苦戦を強いられ、6位争いをしているライダーたちに追いつこうとしたときに転倒してしまった。今週末はコンペティティブなレースをすることができたので、このフィーリングをホームグランプリとなる次戦モテギでも維持したいです」



Moto3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 J・マシア Leopard Racing HONDA '31.58.245 Dunlop ユーザー
2位 鳥羽海渡 SIC58 Squadra Corse HONDA '32.03.722 Dunlop ユーザー
3位 佐々木歩夢 Liqui Moly Husqvarna Intact GP HUSQVARNA '32.04.029 Dunlop ユーザー
15位 山中琉聖 Gaviota GASGAS Aspar Team GASGAS '32.24.298 Dunlop ユーザー
リタイア 古里太陽 IDEMITSU Honda Team Asia HONDA '22.55.432 -5 laps Dunlop ユーザー
リタイア 鈴木竜生 Leopard Racing HONDA '20.09.978 -6 laps Dunlop ユーザー