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Moto2
アコスタ選手が7勝目を達成
日本グランプリから2週間後、東南アジアのインドネシアで第15戦を迎えた。ドライ・コンディションで行われた予選では、A・カネット(KALEX)がポール・ポジション。M・ゴンザレス選手(KALEX)、F・サラッチ選手(KALEX)が2、3位に続く。首位のP・アコスタ選手(KALEX)は4位。小椋藍選手(KALEX)はFP3で転倒するなど調子が上がらず19位7列目となる。羽田大河選手(KALEX)は24位、野左根航汰選手は29位に並んだ。
決勝レースがスタートすると、カネット選手が好ダッシュ。後ろからアコスタ選手、ゴンザレス選手、T・アルボリーノ選手(KALEX)などが続く。3周目にアコスタ選手がトップに上がり、逃げ切りを図る。後ろからカネット選手、アルボリーノ選手、ゴンザレス選手が続く。
レース中盤、トップのアコスタ選手と2位カネット選手は1秒前後の差で続く。3位争いは、F・アルデガー選手(BOSCOSCURO)、ゴンザレス選手、アルボリーノ選手、J・ディクソン選手(KALEX)の4台が展開していく。
レース終盤に入るとトップのアコスタ選手は約2秒のアドバンテージを築く。単独2位にカネット選手、3位争いからアルデガー選手が抜け出して単独走行となっていく。アコスタ選手は最後まで差を広げていくと今季7勝目を達成。カネット選手が2位、アルデガー選手が3位となった。この結果、首位のアコスタ選手はポイントリードを65点に広げている。また、羽田選手は14位で初ポイントを獲得。
小椋選手は、レース中に他車と接触したことでロング・ラップ・ペナルティを受けて大きく後退して17位となった。野佐根選手は転倒リタイアしている。
優勝 P・アコスタ選手(KALEX)
「暑かったし、とてもタフなレースだった。1周目からペースが速かった。トップに立った時、ペースを維持することができた。これもチームのおかげだと思う」
2位 A・カネット選手(KALEX)
「2位でもうれしいよ。もちろん勝ちたかったけど、レース後半、アコスタ選手に追いつくのは難しかった。表彰台に上がれてよかった」
3位 F・アルデガー選手(BOSCOSCURO)
「2度目の表彰台に上がれてうれしい。今週は全体的にうまくいった。いいラップ・タイムで走れた。カネット選手に追いつきたくて、ハードにプッシュしたが無理だったね」
14位 羽田大河(KALEX)
「今日はいいレースをして、ポイントを獲得することができました。チームのおかげだと思います。次のオーストラリアでもがんばります」
17位 小椋藍選手(KALEX)
「後方グリッドからのスタートで、追い抜くのが難しい集団の中を走ることになり、手間取っているうちに自分のリズムを取り戻すことができなくなりました。今日は本当にひどいレースだったと思います。私の人生の中で忘れてしまいたいレースのひとつです。気持ちを切り替えて次のレースに臨みます」
リタイア 野左根航汰選手(KALEX)
「スタートはうまくいって、いいペースで走っていました。しかし、他車と接触して転倒してしまった。残念ながら再スタートすることはできませんでした。不運でした。切り替えて次のレースに臨みます」
Moto2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | P・アコスタ | Red Bull KTM Ajo | KALEX | '34.51.641 | |
2位 | A・カネット | Pons Wegow Los40 | KALEX | '34.53.685 | |
3位 | F・アルデガー | Beta Tools SpeedUp | BOSCOSCURO | '34.56.357 | |
14位 | 羽田大河 | Pertamina Mandalika SAG Team | KALEX | '35.13.545 | |
17位 | 小椋藍 | IDEMITSU Honda Team Asia | KALEX | '35.20.916 | |
リタイア | 野左根航汰 | Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp | KALEX | '6.33.347 -18 lap |