• 天気:晴れ
  • 気温:25度
  • 観客:不明人

Moto2

アコスタ選手が7勝目を達成

  • 天気:晴れ
  • 気温:25度
  • 観客:不明人

日本グランプリから2週間後、東南アジアのインドネシアで第15戦を迎えた。ドライ・コンディションで行われた予選では、A・カネット(KALEX)がポール・ポジション。M・ゴンザレス選手(KALEX)、F・サラッチ選手(KALEX)が2、3位に続く。首位のP・アコスタ選手(KALEX)は4位。小椋藍選手(KALEX)はFP3で転倒するなど調子が上がらず19位7列目となる。羽田大河選手(KALEX)は24位、野左根航汰選手は29位に並んだ。
決勝レースがスタートすると、カネット選手が好ダッシュ。後ろからアコスタ選手、ゴンザレス選手、T・アルボリーノ選手(KALEX)などが続く。3周目にアコスタ選手がトップに上がり、逃げ切りを図る。後ろからカネット選手、アルボリーノ選手、ゴンザレス選手が続く。
レース中盤、トップのアコスタ選手と2位カネット選手は1秒前後の差で続く。3位争いは、F・アルデガー選手(BOSCOSCURO)、ゴンザレス選手、アルボリーノ選手、J・ディクソン選手(KALEX)の4台が展開していく。
レース終盤に入るとトップのアコスタ選手は約2秒のアドバンテージを築く。単独2位にカネット選手、3位争いからアルデガー選手が抜け出して単独走行となっていく。アコスタ選手は最後まで差を広げていくと今季7勝目を達成。カネット選手が2位、アルデガー選手が3位となった。この結果、首位のアコスタ選手はポイントリードを65点に広げている。また、羽田選手は14位で初ポイントを獲得。
小椋選手は、レース中に他車と接触したことでロング・ラップ・ペナルティを受けて大きく後退して17位となった。野佐根選手は転倒リタイアしている。

優勝 P・アコスタ選手(KALEX)
「暑かったし、とてもタフなレースだった。1周目からペースが速かった。トップに立った時、ペースを維持することができた。これもチームのおかげだと思う」

2位 A・カネット選手(KALEX)
「2位でもうれしいよ。もちろん勝ちたかったけど、レース後半、アコスタ選手に追いつくのは難しかった。表彰台に上がれてよかった」

3位 F・アルデガー選手(BOSCOSCURO)
「2度目の表彰台に上がれてうれしい。今週は全体的にうまくいった。いいラップ・タイムで走れた。カネット選手に追いつきたくて、ハードにプッシュしたが無理だったね」

14位 羽田大河(KALEX)
「今日はいいレースをして、ポイントを獲得することができました。チームのおかげだと思います。次のオーストラリアでもがんばります」

17位 小椋藍選手(KALEX)
「後方グリッドからのスタートで、追い抜くのが難しい集団の中を走ることになり、手間取っているうちに自分のリズムを取り戻すことができなくなりました。今日は本当にひどいレースだったと思います。私の人生の中で忘れてしまいたいレースのひとつです。気持ちを切り替えて次のレースに臨みます」

リタイア 野左根航汰選手(KALEX)
「スタートはうまくいって、いいペースで走っていました。しかし、他車と接触して転倒してしまった。残念ながら再スタートすることはできませんでした。不運でした。切り替えて次のレースに臨みます」



Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 P・アコスタ Red Bull KTM Ajo KALEX '34.51.641 Dunlop ユーザー
2位 A・カネット Pons Wegow Los40 KALEX '34.53.685 Dunlop ユーザー
3位 F・アルデガー Beta Tools SpeedUp BOSCOSCURO '34.56.357 Dunlop ユーザー
14位 羽田大河 Pertamina Mandalika SAG Team KALEX '35.13.545 Dunlop ユーザー
17位 小椋藍 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '35.20.916 Dunlop ユーザー
リタイア 野左根航汰 Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp KALEX '6.33.347 -18 lap Dunlop ユーザー

  • 天気:晴れ
  • 気温:25度
  • 観客:不明人

Moto3

ブラジル人、モレイラ選手が初優勝を決める

  • 天気:晴れ
  • 気温:25度
  • 観客:不明人

予選では、D・モレイラ選手(KTM)が初のポール・ポジションを獲得。首位のJ・マシア選手(HONDA)2位、D・アロンソ選手(GASGAS)が3位続く。古里太陽選手(HONDA)が自己最高の6位を獲得した。「今朝、転倒してマシンを大破させてしまった。チームがすぐにマシンを準備してくれて、予選ではいいタイムで走れました。明日はトップ集団で戦えると思います」と古里選手。佐々木歩夢選手(HUSQVARNA)11位、山中琉聖選手(GASGAS)19位、鳥羽海渡選手(HONDA)22位につけた。鈴木竜生選手(HONDA)は、今回よりチームを離れた。
決勝レースがスタートすると、モレイラ選手がホール・ショット。後ろからC・ヴェイヤー選手(HUSQVARNA)、アロンソ選手、D・オルガード選手(KTM)などが続く。古里選手もトップ集団に加わっていく。
中盤に向けて、モレイラ選手、オルガード選手、ヴェイヤー選手、アロンソ選手、D・ムニョス選手(KTM)を中心にトップ争いは展開されていく。後半に入ると、古里選手、D・オンチュー選手(KTM)なども追いつき、トップ集団は大集団となる。
最後はモレイラ選手、アロンソ選手、ムニョス選手、ヴェイヤー選手が激しいバトルを繰り広げ、ラスト2周で前に出たモレイラ選手が初優勝を決めた。ブラジル人の優勝は2005年のA・バロス選手以来だった。続いて、アロンソ選手が2位、ムニョス選手が3位となる。また、古里選手は最後までトップ集団で善戦し、自己最高の7位を獲得した。
一方、ランキング2位の佐々木選手は、グリッドにつくためのアウト・ラップで転倒。スタートで大きく出遅れて最後尾となってしまう。最後まで諦めずに追い上げていったが、18位無得点に終わった。また、首位のマシア選手は6位、ランキング3位のオルガード選手は、コースをはみ出したとしてロング・ラップ・ペナルティを受けて後退。14位に終わった。
この結果、首位のマシア選手とランキング2位の佐々木選手は16点差。佐々木選手とオルガード選手の差は1点となった。一方、鳥羽選手は12位、山中選手は15位でゴールしている。

優勝 D・モレイラ選手(KTM)
「やっと優勝できて、本当にうれしい。これもサポートしてくれた人たちや家族のおかげです。暑かったし、レースは大変だった。前に出てから、なんとかトップをキープしようと走った。うまくいってよかった」

2位 D・アロンソ選手(GASGAS)
「暑かったけど、冷静に走って行った。何度も接触があったり、バトルは激しかった。最後まで優勝争いできたのはよかった。最後のバトルはすごかったね。表彰台に上がれてよかったと思う」

3位 D・ムニョス選手(KTM)
「トップ集団のペースは速かった。それでもなんとかついていって、最後はさらにプッシュした。表彰台で終われてよかったです。この調子で戦っていきたい」

7位 古里太陽選手(HONDA)  
「優勝を争ったグループ内でレースを終えられてうれしいです。こんなすばらしい経験は初めてです。表彰台が私のすぐ目の前にあったことが、喜びをさらに大きくしました。接近戦となったグループにいたことで多くのことを学ぶことができたと思う。ファステスト・ラップとほぼ同じタイムで走ることもできました。ライディングについてはいくつか改善点もあるので、引き続きマシンの調整が必要だと思う。次のレースも今日のようないいフィーリングを維持したいです」

12位 鳥羽海渡選手(HONDA)
「順位は良く無いですが、いいペースで走ることできて、追い上げることができた。レース内容は良かったと思う。次のオーストラリアでは、もっといい結果を残したいです」

15位 山中琉聖選手(GASGAS) 
「スタートがうまくいかず、追い上げるのは難しかった。特に、セクター2はうまく走れなかった。次のオーストラリアではいい状態になるようにがんばります」

18位 佐々木歩夢選手(HUSQVARNA) 
「アウト・ラップに転倒して、その影響でバイクにトラブルが残り、しっかり走ることはできなかった。自分のミス受け止めて明日に向けて進んでいきます。バイクのフィーリングも良かっただけに悔しいです」



Moto3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 D・モレイラ MT Helmets - MSI KTM '33.19.002 Dunlop ユーザー
2位 D・アロンソ Gaviota GASGAS Aspar Team GASGAS '33.19.109 Dunlop ユーザー
3位 D・ムニョス BOE Motorsports KTM '33.19.132 Dunlop ユーザー
7位 古里太陽 IDEMITSU Honda Team Asia HONDA '33.19.813 Dunlop ユーザー
12位 鳥羽海渡 SIC58 Squadra Corse HONDA '33.20.449 Dunlop ユーザー
15位 山中琉聖 Gaviota GASGAS Aspar Team GASGAS '33.28.096 Dunlop ユーザー
18位 佐々木歩夢 Liqui Moly Husqvarna Intact GP HUSQVARNA '33.38.694 Dunlop ユーザー