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Moto2

悪天候で赤旗終了のレースで、アルボリーノ選手が優勝

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第16戦は、早春のオーストラリア、フィリップ・アイランドで行われた。ドライ・コンディションで行われた予選では、F・アルデガー選手(BOSCOSCURO)がポール・ポジションを獲得。続いて、A・カネット選手(KALEX)2位、A・ロペス選手(BOSCOSCURO)が3位に続く。首位のP・アコスタ選手(KALEX)は5位2列目につけた。小椋藍選手(KALEX)は20位。「Q1を6番手で終え、Q2には進出できませんでした。トップ・ライダーたちに太刀打ちできる状態ではありませんでした。明日はウェット・コンディションになりそうですが、どんなコンディションになってもベストを尽くします」と小椋選手。 野左根航汰選手(KALEX)25位、羽田大河選手(KALEX)26位につける。
決勝当日は、朝から雨と風の強い厳しいコンディションとなった。天候悪化を考慮して、スタート1時間を早めての開催となった。そして、グリッドにつく前のアウト・ラップで、首位のアコスタ選手が転倒し、ピット・スタートとなってしまう。スタートが切られると、ロペス選手は好ダッシュを見せるがすぐに転倒してしまう。代ってトップに立ったのはS・ガルシア選手(KALEX)で、後方からF・サラッチ選手(KALEX)、J・ディクソン選手(KALEX)、アルデガー選手、T・アルボリーノ選手(KALEX)などが続く。ところが、3周目にトップのガルシア選手、上位につけていたサラッチ選手、ディクソン選手も転倒してしまう。
この後アルボリーノ選手が単独トップとなり、10秒以上後方にアルデガー選手、カネット選手などが続く。アルボリーノ選手はそのまま後続を離していく。後方からカネット選手、アルデガー選手、J・ロバーツ選手(KALEX)などが続いていたが、コンディションが悪化したために10周目に入ったところで赤旗が提示される。
その後も天候の好転は望めなかったため、レースは終了。9周終了時点の順位が結果となった。周回数の3分の2が終了していないためハーフ・ポイントが与えられた。
ウィナーはランキング2位のアルボリーノ選手、2位カネット選手、3位アルデガー選手となった。首位のアコスタ選手は最後尾から追い上げて9位。この結果、アコスタ選手とアルボリーノ選手の差は56点となった。また、羽田選手は11位、小椋選手は15位、野左根選手は16位でゴールしている。

優勝 T・アルボリーノ選手(KALEX)
「この2年間、3回あったウェット・コンディションのレースで全部勝っているなんて、信じられないね。序盤から感触がよくて、集中して走って行った。ウェットで強みがあるみたいだ。とにかくずっとプッシュすることができたよ。この後少しリフレッシュして、タイ戦に臨みたい」

2位 A・カネット選手(KALEX)
「本当に難しいコンディションだった。とにかく、転倒しないでゴールするんだって思いながら走って行った。だから表彰台に上がれて本当にうれしいよ」

3位 F・アルデガー選手(BOSCOSCURO)
「優勝したかったけど、悪天候だったから、表彰台に上がれてうれしい。もちろんドライでレースしたかったけど、雨でもなんとかなった。自信を持って、タイ戦に臨むよ」

11位 羽田大河(KALEX)
「今回もポイントを獲得できてうれしいです。赤旗がでなかったら6位以内に入れたと思う。次のレースが楽しみです」

15位 小椋藍選手(KALEX)
「今朝は特別にウォーム・アップが行われ、ウェットでいいフィーリングを感じることができた。湿度が高く気温が低いときは、私にとって最悪のコンディションだけど、今日は問題なかった。しかし、レースでは右コーナーで苦戦を強いられた。困難なレースだったが、最後まで走りきることができた。今回はウェットでのフィーリングを改善できたので、その点は満足しています」

16位 野左根航汰選手(KALEX)
「朝のウォーム・アップで転倒したが、チームがすぐにマシンを準備してくれた。レースは雨風共に強くて大変だった。途中で止めたことは正解だったと思う。あと1つでポイントを取れなかったのは残念だった。次のタイではポイントを取りたいです」



Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 T・アルボリーノ Elf Marc VDS Racing Team KALEX '16.22.970 Dunlop ユーザー
2位 A・カネット Pons Wegow Los40 KALEX '16.38.058 Dunlop ユーザー
3位 F・アルデガー Beta Tools SpeedUp BOSCOSCURO '16.38.584 Dunlop ユーザー
11位 羽田大河 Pertamina Mandalika SAG Team KALEX '15.09.263 -1 lap Dunlop ユーザー
15位 小椋藍 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '15.18.900 - 1lap Dunlop ユーザー
16位 野左根航汰 Correos Prepago Yamaha VR46 Master Cam KALEX '15.29.599 -1 lap Dunlop ユーザー

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Moto3

オンチュー選手が優勝。佐々木選手は2位で首位との点差をつめる

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ドライ・コンディションの予選では、佐々木歩夢選手(HUSQVARNA)がポール・ポジションを獲得する。「予選でいい走りができた。でも、明日は天気予報がよくないので、残念です。朝のウォーム・アップで確認して、がんばりたい」と佐々木選手。
続いて、地元オーストラリアのJ・ケルソー選手(CFMOTO)2位、S・ネパ選手(KTM)が3位につける。首位のJ・マシア選手(HONDA)は13位。また、山中琉聖選手(GASGAS)16位、古里太陽選手(HONDA)20位、鳥羽海渡選手(HONDA)25位につける。
レイン・コンディションで決勝レースを迎えた。予選11位のD・オルガード選手(KTM)はグリッドにつく前のアウト・ラップで転倒。最後尾スタートとなる。雨と強風の中、決勝レースがスタート。佐々木選手がホール・ショット。ケルソー選手、C・ヴェイヤー選手(HUSQVARNA)、A・フェルナンデス選手(HONDA)、D・オンチュー選手(KTM)などが続く。1周目にフェルナンデス選手がトップに立ち引き離しにかかる。2位以下は、佐々木選手、ヴェイヤー選手、ケルソー選手、オンチュー選手などが続く。
中盤になると、フェルナンデス選手、オンチュー選手、ケルソー選手、佐々木選手、ヴェイヤー選手の5台がトップ集団を形成。厳しいコンディションの中、僅差の戦いを演じていく。
レース終盤になってもフェルナンデス選手がトップをキープしていたが、残り6周となった16周目に転倒してしまう。この後、佐々木選手がトップに上がり、ケルソ―選手、オンチュー選手の2台が僅差で続く。佐々木選手はトップで最終ラップに突入するが、オンチュー選手のアタックを受けると2位に後退。そのままオンチュー選手がトップでチェッカー。佐々木選手は2位、ケルソ―選手が初の表彰台3位となった。首位のマシア選手は8位に終わり、佐々木選手との差は4点となった。ランキング3位のオルガード選手は最後尾から追い上げて13位に入り、佐々木選手と18点差となった。また、古里選手は7位に入り、2戦連続のトップ10フィニッシュを決める。山中選手は15位、鳥羽選手17位でゴールした。

優勝 D・オンチュー選手(KTM)
「すごく長いレースだった。雨がひどくて寒く、風強かったから、とにかく集中して走った。最後はベストを尽くして、優勝を狙ってトライした。厳しいコンディションで優勝できて本当にうれしい」

2位 佐々木歩夢選手(HUSQVARNA) 
「クレージーなレースだった。とにかく転倒しないように、集中していった。最後は抜かれてしまったが、首位のマシア選手との点差が詰まったからよかったと思う」

3位 J・ケルソ―選手(CFMOTO)
「こんなトリッキーなコンディションだったけど、地元初めて表彰台に上がれて最高な気分です。優勝したかったけど、最後ミスしてしまったから、ゴールを目指して走った。すごくプレッシャーがあったけど、いい結果がでてうれしいです」

7位 古里太陽選手(HONDA)  
「今日のレース結果にとても満足しています。今週末はスリップ・ストリームを使わずに単独で走っていたので、プラクティスでは少し苦戦した。レースは雨になり、自分のペースで完走できるように心がけました。今日のようなウェット・コンディションで、7位でレースを終えられたことは期待以上の結果です」  

15位 山中琉聖選手(GASGAS) 
「スタートはよかったが、難しいコンディションにうまく対応することができなかった。順位を落としてしまった。どのくらいリスクを負えるか分からずタフなレースだった」



Moto3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 D・オンチュー Red Bull KTM Ajo KTM '39.57.919 Dunlop ユーザー
2位 佐々木歩夢 Liqui Moly Husqvarna Intact GP HUSQVARNA '39.58.326 Dunlop ユーザー
3位 J・ケルソ― CFMOTO Racing PruestelGP CFMOTO '40.02.311 Dunlop ユーザー
7位 古里太陽 IDEMITSU Honda Team Asia HONDA '40.30.155 Dunlop ユーザー
15位 山中琉聖 Gaviota GASGAS Aspar Team GASGAS '41.14.557 Dunlop ユーザー
17位 鳥羽海渡 SIC58 Squadra Corse HONDA '41.49.954 Dunlop ユーザー