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Moto2
アルデガー選手が3連勝。小椋選手は4位に入る
2023年も今回のカタール戦と、最終戦のバレンシアのみとなった。ドライ・コンディションで行われた予選では、J・ロバーツ選手(KALEX)が今季初のポール・ポジションを獲得した。「2020年以来のポールです。このコースは大好きでいい思い出がある。明日もいい成績を出せるようにがんばります」とロバーツ選手。続いて、C・ヴィエッティ選手(KALEX)2位、A・カネット選手(KALEX)3位に続く。前戦でMoto2初タイトルを獲得したP・アコスタ選手(KALEX)は7位3列目。小椋藍選手(KALEX)は12位。「Q2では序盤にミスを連発してしまった。その後、すべての周回でアタックを試みました。最終的にタイム・アタックができそうなラップを見つけましたが、赤旗により予選は終了となってしまった。ペースもライディングも悪くないので、挽回できると思っています」と小椋選手。羽田大河選手(KALEX)28位、野左根航汰選手(KALEX)30位につける。
決勝レースがスタートするとロバーツ選手が好ダッシュするが、2周目からカネット選手がトップに浮上。後ろからロバーツ選手、C・ヴィエッティ選手(KALEX)、J・ディクソン選手(KALEX)、M・ゴンザレス選手(KALEX)などが続く。アルデガー選手は2周目は9番手につけていた。カネット選手がレースをリードしていくが、アルデガー選手が着々と順位を上げると、8周目にはカネット選手の後方2番手に浮上。翌周、アルデガー選手はトップに上がると、すぐさま引き離しにかかる。2位争いはカネット選手、ディクソン選手、ゴンザレス選手が展開。小椋選手はその後ろ5番手につけていく。
終盤に入っても、アルデガー選手はハイ・ペースでトップをキープ。2位争いはカネット選手とゴンザレス選手に絞られる。ディクソン選手は小椋選手と4位争いとなる。アルデガー選手はそのまま後続を寄せ付けず、3連勝を達成。ゴンザレス選手がカネット選手を抑えて2位をつかんだ。小椋選手は残り2周でディクソン選手を捉えると4位でゴールした。また、新チャンピオンのP・アコスタ選手(KALEX)は8位に入っている。羽田選手は25位、野佐根選手は転倒リタイアした。
優勝 F・アルデガー選手(BOSCOSCURO)
「1周目の1コーナーでミスして少し遅れてしまった。その後、フィーリングはよかったからプッシュして追い上げていったよ。トップ3に追いついたとき、もっと行けると思った。次はホーム・レースだから楽しみです」
2位 M・ゴンザレス選手(KALEX)
「今日はペースが良かった。ラスト・ラップのバトルはよかった。とにかく、前に出ようと必死だった。いい結果を上げて、家に帰れるよ」
3位 A・カネット選手(KALEX)
「序盤は全体的にペースが遅かったね。前に出てそのまま行きたかったけど難しかった。最後は抜かれてしまったけど、表彰台に上がれてハッピーだよ」
4位 小椋藍選手(KALEX)
「中団からスタートし、決勝ではポジションを大きく上げることができましたが、表彰台には一歩届きませんでした。予選の順位が決勝に影響してしまったので、バレンシアGPで改善できるようにベストを尽くします。私とチームのパフォーマンスはよかったと思う」
25位 羽田大河(KALEX)
「難しいレースでした。思ったような結果を残せなくて残念です。最終戦で、いい結果を残せるように全力を尽くします」
リタイア 野左根航汰選手(KALEX)
「難しいレースだった。不運なことに、ハイ・スピード・コーナーで転倒してしまった。何が起きたのか分からないが、ケガはなかったです。次の最終戦でもベストを尽くします」
Moto2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | F・アルデガー | Beta Tools SpeedUp | BOSCOSCURO | '35.32.117 | |
2位 | M・ゴンザレス | Correos Prepago Yamaha VR46 Team | KALEX | '35.34.760 | |
3位 | A・カネット | Pons Wegow Los40 | KALEX | '35.34.769 | |
4位 | 小椋藍 | IDEMITSU Honda Team Asia | KALEX | '35.36.702 | |
25位 | 羽田大河 | Pertamina Mandalika SAG Team | KALEX | '36.07.244 | |
リタイア | 野左根航汰 | Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp | KALEX | '22.11.985 -7 laps |