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Moto2

アコスタ選手が今季2勝目を決める

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第3戦はアメリカン南部、テキサス州にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた。
ドライ・コンディションで行われた予選では、C・ヴィエッティ選手(KALEX)がポール・ポジションを獲得。
「今年初めてポールを取れてうれしい。明日はレース周回をうまくマネージしていきたい」とヴィエッティ選手。
P・アコスタ選手(KALEX)2位、F・サラッチ選手(KALEX)3位と続く。
ケガを押して出場した小椋藍選手(KALEX)は17番手。「体調もフィーリングも少しずつよくなっている。少しずつトップに近づいていきたい」と小椋選手。
ケガで欠場した野左根航汰選手の代役、南本宗一郎選手(KALEX)は29位につける。
 
決勝レースがスタートすると、アコスタ選手がオープニング・ラップにトップに立ちレースをリード。後ろからアルボリーノ選手、A・ロペス選手(BOSCOSCURO)、A・カネット選手(KALEX)などが続く。
アコスタ選手はコーナーではらんでしまうミスがあり3周目に4位に後退。この隙にロペス選手がトップに立ち、アルボリーノ選手、カネット選手が続く。
5周目にアルボリーノ選手が先頭に上がり、すぐに挽回したアコスタ選手が2番手につける。ロペス選手と、カネット選手は、J・アルコバ選手(KALEX)などと3位争いの集団を形成する。
中盤になると、後方から追い上げてきたB・ベンズナイダー選手(KALEX)が3位争いに加わっていく。
レース後半に入っても、アルボリーノ選手とアコスタ選手はテール・トゥ・ノーズ。
ラスト・ラップ、アコスタ選手がバック・ストレート後の11コーナーでインをついてトップを奪い、そのまま今季2勝目を決めた。
アルボリーノ選手は2位となるが、ランキング・トップは守っている。
 
3位争いでは、残り5周で8位につけていたベンズナイダー選手がラスト・スパート。最終ラップにアルコバ選手を抜き去り、初のMoto2クラス表彰台3位を獲得した。
ポールのヴィエッティ選手は9位に終わった。
一方、小椋選手は15位でポイントをゲット。南本選手は23位でゴールしている。

優勝 P・アコスタ選手(KALEX)
「最後はハードな戦いになった。僕は、最後まで待って勝負に出た。うまいってよかった。ナイス・バトルができたと思う。チームがいいバイクを用意してくれたおかげだと思う」

2位 T・アルボリーノ選手(KALEX)
「ラスト・ラップはハードだった。最後にアコスタ選手が仕掛けてくるのは分かっていた。音が聞こえていたから。いいバトルができたと思うけど、勝負どころで速さがなかった。次はもっとがんばるよ」

3位 B・ベンズナイダー選手(KALEX)
「実は2日前に祖父がなくなって、今回は精神的に大変だった。祖父が一緒に戦ってくれたんだと思う。この結果を祖父に捧げたい」

15位 小椋藍選手(KALEX)
「走りきれたことはよかった。走りはまだまだだったが、今年初めて、ウィークを走り終えることができた。次に向けて方向性は見えた。次戦に向けて、がんばっていきたい」

23位 南本宗一郎選手(KALEX)
「このコースが難しくて、最後まで攻略できなかった。レースでは最下位になってしまって、すごい悔しい。Moto2の経験もないので、厳しかった。これまでの経験がまったく通用しなかった。心が折れそうになった決勝レースだったが、この経験を今後のレースに活かしたい。今回、走るチャンスをいただき、本当に感謝しています」



Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 P・アコスタ Red Bull KTM Ajo KALEX '34.42.879 Dunlop ユーザー
2位 T・アルボリーノ Elf Marc VDS Racing Team KALEX '34.43.025 Dunlop ユーザー
3位 B・ベンズナイダー Pertamina Mandalika SAG Team KALEX '34.48.730 Dunlop ユーザー
15位 小椋藍 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '35.11.699 Dunlop ユーザー
23位 南本宗一郎 Correos Prepago Yamaha VR46 MasterCamp KALEX '36.27.326 Dunlop ユーザー

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Moto3

佐々木選手は転倒。オルトラ選手が初優勝を決める

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予選では、J・マシア選手(HONDA)がポール・ポジションをゲット。佐々木歩夢選手(HUSQVARNA)2位。「ペースよく走れている。明日は速さを結果につなげたい」と佐々木選手。
I・オルトラ選手(KTM)が3番手となる。
山中琉聖選手(GASGAS)は7位。鈴木竜生選手(HONDA)は10位。鳥羽海渡選手(HONDA)15位、古里太陽選手(HONDA)19位につける。
 
決勝レースが始まると、佐々木選手は1周目からトップに立ち、レースをリードしていく。
後ろからD・モレイラ選手(KTM)、マシア選手、D・オルガード選手(KTM)などが続く。オルトラ選手は出遅れて1周目に18位にまで落ちていた。
中盤に向けて、佐々木選手がトップをキープ。後ろから、マシア選手、モレイラ選手、オルガード選手、X・アルティガス選手(CFMOTO)が続き。オルトラ選手も追い上げると、先頭集団に加わった。
佐々木選手は終盤に入ってもトップを守っていたが、残り3周というところでハイサイド・クラッシュ。すぐ後ろにいたマシア選手も少し遅れをとる。代わってトップに上がったのはオルトラ選手だった。
オルトラ選手はそのまま後続を圧倒すると、初優勝を達成した。
2位争いは、アルティガス選手、マシア選手、モレイラ選手などが最後まで競り合い、マシア選手が2位、アルティガス選手は3位となった。
また、山中選手9位、鳥羽選手は11位、古里選手は20位でゴール。
鈴木選手は序盤で転倒してしまった。

優勝 I・オルトラ選手(KTM)
「1周目に出遅れて、20位くらいに落ちてしまった。そこからプッシュして、先頭集団に追いついた。すごくいいフィーリングで走ることができた。トップを走っていた最終ラップは冷静に走ることを心掛けたよ。初めて優勝できて本当にうれしい」

2位 J・マシア選手(HONDA)
「ずっとトップの佐々木選手についていったが、目の前で佐々木選手が転倒して少し遅れてしまった。そこからなんとか追い上げて2位になれてよかった」

3位 X・アルティガス選手(CFMOTO) 
「大好きなサーキットでいい走りができた。フィーリングはよかったので、集団の中でがんばって走っていた。ラスト・ラップはバトルが大変だったけど、表彰台に上がれてスーパーハッピーだよ」

9位 山中琉聖選手(KTM) 
「スタートを決めて、序盤はトップ集団にいた。中盤から第2グループになった。後半、無線にトラブルがあって、ダッシュボードに表示する周回数がおかしくなって、最後の位置取りがうまくできなかった。ここは苦手意識があるなかで、しっかりレースできたことはよかった」

11位 鳥羽海渡選手(KTM) 
「予選で転倒して後方の位置になった。レース序盤うまく追い上げられなかった。残り5周くらいはトップ集団と同じくらいのタイムで走れていた。次回からは、トップ集団で走りたい」

20位 古里太陽選手(HONDA)
「スターとはよかったが、1コーナーで遅れをとった。走りは悪くなかった。自分のいいところと悪いところは分かっているので、次はいいレース・ウィークになるようにしたい」

リタイア 佐々木歩夢選手(HUSQVARNA)
「自分は90%くらいの感じで走っていたが、転倒してしまった。調子のいいときにはこういうリミットがあるということが学べた。ここ3戦、スピードはあるなかで、結果がでていない。気持ちを切り替えて、ミスをしないように落ち着いてやっていきたい」

リタイア 鈴木竜生選手(HONDA)
「ひどいクラッシュだったけど、身体の状態は大丈夫です。100%の体調ではないけど、大ケガしなくてラッキーだった。追い上げようとしていたところで転倒してしまった。今は、2週間後のへレスに向けて体調を整えたい」



Moto3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 I・オルトラ Angeluss MTA Team KTM '32.01.062 Dunlop ユーザー
2位 J・マシア Leopard Racing HONDA '32.01.519 Dunlop ユーザー
3位 X・アルティガス CFMOTO Racing PruestelGP CFMOTO '32.01.620 Dunlop ユーザー
9位 山中琉聖 Autosolar GASGAS Aspar M3 GASGAS '32.11.037 Dunlop ユーザー
11位 鳥羽海渡 JPN SIC58 Squadra Corse HONDA '32.13.492 Dunlop ユーザー
20位 古里太陽 IDEMITSU Honda Team Asia HONDA '32.25.975 Dunlop ユーザー
リタイア 佐々木歩夢 Liqui Moly Husqvarna Intact GP HUSQVARNA '28.08.673 -2 laps Dunlop ユーザー
リタイア 鈴木竜生 Leopard Racing HONDA '9.09.916 -10 laps