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Moto2
ディクソン選手が初優勝。小椋選手が今季初の表彰台2位
サマー・ブレーク前の第8戦は、1949年の第1回から開催している聖地アッセンで行われた。
ドライ・コンディションで行われた予選では、A・ロペス選手(BOSCOSCURO)が今季2度目のポール・ポジションを獲得した。
「いいセッティングができたので、いい走りができた。ここは抜くのは難しいコースなので、フロント・ローは大事です」とロペス選手。
続いて、J・ディクソン(KALEX)が2位、小椋藍選手(KALEX)が今季最高位の3位に並ぶ。
「またトップ・グループに戻れてうれしい。レースもしっかり走りたい」と小椋選手。
羽田大河(KALEX)選手は27位となった。
首位のT・アルボリーノ選手(KALEX)は10位4列目につける。
決勝レースが始まると、ロペス選手がホール・ショット。後ろから小椋選手、ディクソン選手などが続く。
ロペス選手がそのままレースをリード。後ろから小椋選手、ディクソン選手、P・アコスタ選手(KALEX)が続き、この4台が先頭集団となる。
中盤になると、ディクソン選手がトップに上がり、小椋選手、アコスタ選手が僅差で続く。ロペス選手は遅れ始める。
15周目、ディクソン選手、アコスタ選手がミスすると、その隙に小椋選手がトップに浮上して約1秒の差をつける。アコスタ選手はロング・ラップ・ペナルティを受けて遅れをとる。
終盤に入ると、ディクソン選手が小椋選手に追いつき、トップ争いを開始。3位争いは、アコスタ選手、A・カネット選手(KALEX)、F・アルデガー選手(BOSCOSCURO)の3台となる。
残り2周となったところで、ディクソン選手が小椋選手をパスしてトップに上がる。
ディクソン選手はそのままトップを守り切り、初優勝を達成。小椋選手は今季初の表彰台2位を獲得した。
3位争いは、アコスタ選手が僅差で制してチェッカー。首位のアルボリーノ選手は7位となった。
この結果、ポイント・テーブルでは首位のアルボリーノ選手と2位アコスタ選手の差は8点に詰まっている。
また、羽田選手は21位で完走した。
優勝 J・ディクソン選手(KALEX)
「この気持ちをなんて言っていいのかわからない。信じられない気持ちです。トップに立った時は、勝てると確信したよ。とにかく転倒か優勝かというくらいプッシュして勝てた!」
2位 小椋藍選手(KALEX)
「優勝を逃してしまったので、少し複雑な気持ちです。自分のペースで走っていたが、ディクソン選手は速さがあり、今日はかなわなかった。厳しいシーズンの序盤から、再び表彰台に戻ってこれて本当にうれしい。夏休み前に今季初めての表彰台を獲得できたことは、精神的にもとても重要でした。この表彰台は、僕にとってとても特別なものになりました。僕を支えてくれたチームに感謝しています。」
3位 P・アコスタ選手(KALEX)
「Moto2バイクでアッセンを走るのは初めてだったから、表彰台に上がれてよかった。3戦連続の表彰台だしね。いい形でサマー・ブレークに入れるね」
21位 羽田大河(KALEX)
「もっと状態をあげるために、サマー・ブレークの間にしっかり準備したいです」
Moto2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | J・ディクソン | Inde GASGAS Aspar | KALEX | '35.43.411 | |
2位 | 小椋藍 | IDEMITSU Honda Team Asia | KALEX | '35.44.745 | |
3位 | P・アコスタ | Red Bull KTM Ajo | KALEX | '35.44.859 | |
21位 | 羽田大河 | Pertamina Mandalika SAG Team | KALEX | '36.53.179 |