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トライアルGP

黒山健一選手が両日とも全日本勢のトップに!

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2019トライアル世界選手権シリーズの第2戦となる「ストライダー日本グランプリ」が、6月7~9日に栃木県のツインリンクもてぎで開催された。最高峰のトライアルGPクラスには、いずれもダンロップタイヤを使用する小川友幸選手(#97)と黒山健一選手(#98)と野崎史高選手(#99)の全日本トップ3がスポット参戦。7日に実施された予選では、ひとつのセクションを2度走り、より減点が少なくて走行時間が短い方を記録として、この結果により2日間の競技のスタート順が決められた。トライアル競技では、先に走る選手の走りや減点を参考にできるため、スタート順が遅いほど有利とされている。予選結果は、小川選手がGPクラスの15名中9位。野崎選手は同10位、黒山選手は12位となった。

世界選手権には、全日本には導入されていないノーストップルールがあり、セクション中で停止すると失敗(減点5)となる。また、金曜日に予選があり、決勝が2日制で実施されるなど、全日本とはタイムスケジュールが大きく異なり、体力的にも難易度が高い。決勝は2日間とも、5時間の持ち時間で15セクションを2ラップして競われた。天気は2日間とも曇り。金曜日に雨が降ったことから、決勝1日目の路面はぬかるみ、難易度の高いハードな戦いとなった。一方で2日目は路面が少し乾き、各選手とも減点を大きく減らしていった。

黒山選手は1日目の競技において、10位の選手と4点差で12位と、2日目のトップ10入りが期待できる順位となった。しかし、2日目の黒山選手は12位の選手と2点差で惜しくも13位に。小川選手は、1日目のリザルトは14位の野崎選手とわずか2点差で最下位の15位となったが、2日目は野崎選手に1点競り勝ち、14位の結果を残した。これにより、全日本勢では黒山選手が両日とも最上位となった。

黒山健一選手のコメント

「タラレバを言えば、もう少し上位を狙っていけたかなという思いは正直ありますが、2日間ともこの走りだったらこの順位だなと、自分の順位に納得しています。ここから2週連続で、トライアル世界選手権の電動バイククラス(全2戦)の第1戦オランダGPと第2戦ベルギーGPに参戦します。こちらでは、しっかり頑張ってよい成績を残したいと思っています」

小川友幸選手のコメント

「2日とも最下位同然の最悪な結果になってしまいました。自分の調整不足によりマシンも完璧な状態ではありませんでしたが、現在のワールドクラスを考えると、こちらが完璧に仕上げてきてようやくトップ10に届くかどうかというレベル。ワンミスで最下位になるのも当然かなという印象です。よいリザルトこそ残せませんでしたが、世界選手権という大舞台で久しぶりによい刺激をもらえたので、今後の全日本に生かしていきたいと思います」


決勝1日目Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム減点 総減点 クリーン数
1位 1 トニー・ボウ REPSOL HONDA TEAM GasGas 3 48
14

2位 67 アダム・ラガ TRRS TRS 4 71
10

3位 6 藤波貴久 REPSOL HONDA TEAM Montesa 1 75
11

12位 98 黒山健一 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 0 108
6
Dunlop ユーザー
14位 99 野崎史高  Team FwO with YAMALUBE Yamaha 3 118 4 Dunlop ユーザー
15位 97 小川友幸 TEAM MITANI Honda 0 120 3 Dunlop ユーザー

決勝2日目Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム減点 総減点 クリーン数
1位 1 トニー・ボウ REPSOL HONDA TEAM GasGas 0 0 30
2位 67 アダム・ラガ TRRS TRS 0 20 23
3位 6 藤波貴久 REPSOL HONDA TEAM Montesa 0 31 19
13位 98 黒山健一 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 0 72 13 Dunlop ユーザー
14位 97 小川友幸 TEAM MITANI Honda 0 85 9 Dunlop ユーザー
15位 99 野崎史高 Team FwO with YAMALUBE Yamaha 0 86 7 Dunlop ユーザー