250SXのメインレース1(10分+1周)では、キャメロン・マカドゥー(ホンダ)がホールショットを取ったが、直後にコースアウト。代わってトップグループは、アダム・シアンサルーロ(カワサキ)、ジミー・デコティス(スズキ)、RJ・ハンプシャー(ホンダ)となった。7周目にデコティスがサンドセクションでコースアウトし、ハンプシャーが2位に浮上。終盤になると、スタート8位から追い上げてきたディラン・フェランディス(ヤマハ)が、ハンプシャーを攻略。しかしすでに8秒もの大差でクルーズしていたトップには届かず、シアンサルーロ、フェランディス、ハンプシャーの順にチェッカーが振られた。
メインレース2では、ホールショットを取ったシアンサルーロがコースアウト。マカドゥーも1コーナーで押し出されて転倒し、2レース連続でショートスタートの犠牲になってしまった。オープニングラップのトップはクリス・ブロウズ(ハスクバーナ)だったが、2周目からはフェランディスがリーダーを務める。ハンプシャーを挟んで、ギャレット・マーチバンクス(カワサキ)、コルト・ニコルス(ヤマハ)がトップグループを形成したが、フェランディスが逃げきりトップでフィニッシュした。シアンサルーロは、3周目の転倒から挽回して10位。
メインレース3では、1周目からニコルス、フェランディスが1-2フォーメーションで抜け出し、ハンプシャー、マカドゥー、デコティスが続いた。やがて上位は各々単独走行になり、大勢が固まる。1周目の転倒で13位から挽回したシアンサルーロが、終盤になって3位まで食い込んできたが、ニコルス、フェランディスの順位に変動はないままチェッカーとなった。
この結果、オーバーオールウィンはフェランディス(2/1/2)。2位ハンプシャー(3/2/4)、3位ニコルス(5/4/1)、4位シアンサルーロ(1/10/3)。2連勝を飾ったフェランディスが、ランキング首位シアンサルーロに5ポイント差と迫っている。


250SXResult

 順位 ライダー チーム マシン
1 34 D・フェランディス Monster Energy Yamalube Star Yamaha Dunlop ユーザー
2 31 R・ハンプシャー Geico Honda Honda Dunlop ユーザー
3 39 C・ニコルス Monster Energy Yamalube Star Yamaha Dunlop ユーザー
4 92 A・シアンサルーロ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki Dunlop ユーザー
5 64 J・デコティス JGRMX Yoshimura Suzuki Dunlop ユーザー
6 44 C・マカドゥー Geico Honda Honda Dunlop ユーザー

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