タイヤ外観の点検

タイヤの摩耗について

タイヤの性能は摩耗によって低下していきます。 タイヤの摩耗具合を確認する基準として、二輪自動車用タイヤにはトレッド全周4 ヵ所または6ヵ所、溝の中に底から0.8mm 盛り上がった「スリップサイン」が有ります。その位置はタイヤのサイド部の▲マークによって示されています。 摩耗が進行し、スリップサインとトレッド面が同じ高さになったときがタイヤの使用限界となります。この状態から更にタイヤを使用する事は大変危険であり、更に法律で規制されています。




写真はスリップサインが露出してから更に走行した物です。摩耗により溝がなくなると特に雨天等、滑りやすくなり大変危険です。また、更に摩耗が進み、赤丸印のようにトレッドの下の構造が露出した状態で走行を続けると最悪の場合走行中のバーストなど、重大事故に直結するトラブルにつながる場合が有ります。 定期的にタイヤ外観を点検して頂き、スリップサインが出ていたり、異物が刺さっている等何らかの異変が有った場合は直ちに使用を止め、販売店までご相談ください。


タイヤのクラック


タイヤはゴム製品の為、経年により劣化していきます。 タイヤを交換してから時間が経つと、写真のようにクラック(ひび)が入る事が有ります。軽微であればこのようなクラックが直接悪影響を及ぼすことは有りませんが、経年劣化の一つの目安として、クラックを発見されたらタイヤの交換を検討されることをお勧め致します。なお、クラックがタイヤ内部のコード層(糸/ワイヤー)まで達していると思われる場合は直ちに使用をやめ、新品タイヤに交換してください。


サイドウォールに入るクラック

溝底に入るクラック


タイヤ内圧の点検

車両標準空気圧について

二輪自動車には車種ごとに空気圧が設定されており、適正な空気圧を維持する事でタイヤ本来の性能を最大限に活かし、車両の性能を最大限に発揮することが出来ます。タイヤは走行しなくても少しずつ空気が抜けていき、空気圧は低下していきます。最低でも月に一度は空気圧を確認する事をお勧めいたします。

車両標準空気圧の見方

車両標準空気圧はほとんどの場合、スイングアーム、又はチェーンガードに表示されています(黄色の丸印)。 また、車両のオーナーズマニュアルにも記載されています。不明の場合は販売店までお問合せ下さい。 ※車種によって表示場所が異なりますので、ご使用の車両でご確認ください。


タイヤ空気圧(KPa)
乗員数 前輪 後輪
1名乗車時 250
(2.5Kgf/cm²)
280
(2.8Kgf/cm²)
2名乗車時 260
(2.6Kgf/cm²)
290
(2.9Kgf/cm²)

低内圧走行によるトラブル


不適切な空気圧で走行すると偏摩耗等のトラブルが発生する恐れがあります。 低内圧での走行を続けるとその他トレッドゴムの剥離やバーストなど、重大なトラブルにつながる場合がございます。 空気圧は常に適正に保ってご使用ください。

偏摩耗

タイヤ表面が均一に摩耗せず、凸凹状の摩耗が発生する場合が有ります。 ハンドリングの悪化や走行中のタイヤからの振動の発生原因にもなります。