スパ直入

まだ暑さの残る８月30日の日曜日、九州は大分県にありますスパ直入で、本年度1回目となるDUNLOPサーキットステーションを開催致しました。
このスパ直入は久住高原の麓に位置し、周りの緑と共に標高も高いことから市街地に比べて比較的過ごしやすく、また近くに世界屈指の炭酸泉として有名な長湯温泉があります。
交通の便でも、本州からフェリーを利用すれば比較的利便性が良く、ツーリングを兼ねて来られるのが特にお勧めで、短いコースながら、何周回っても飽きの来ないコースレイアウトが素晴らしいサーキットです。
本年度はコロナウィルス状況が響き、全てのDUNLOPサーキットステーションで、告知等は自粛して、少人数となるような開催とさせて頂きました。
その為、開催を知らなかった方もおられましたが、一刻も早くこの状況が無くなって、早く多くの皆様にご参加頂ける状況になるようにと思っております。
今回のサーキットステーションでは、午前中にコーナーリングからレーシングブレーキなどの、一般よりスピードの高いライディングレッスンを開催し、その後午後からは一般サーキット走行会を開催するといった、最近の大出力車両を乗りこなすキッカケとなるレッスンを企画致しました。
メインアドバイザーには、2年連続で世界耐久選手権チャンピオンとなられた、北川圭一氏をお迎え致しました。
朝は、ライディングレッスンを受講される方のみの受付、車検時間でしたが、参加者の皆様全員が来場されたので、今回は参加者皆様のピットへ出張車検として実施致しました。
その後、北川氏によるライディングポジション説明や体を置く位置などの説明を、実車を使って進めて頂きました。特に、どう乗れば重いバイクを軽く操作できるのかというポイントの説明は、的確に話されて理解しやすかったと感じました。
その後は実際の走行に移行し、慣熟走行の後、コーナリングレッスンから始まり、切り返しレッスン、そして最短で減速できるフルブレーキングなどをメインに実施して頂きました。
昼は、今回はケータリング形式が実施できない分、皆様に心ばかりの豪華なお弁当をご提供させて頂きました。また、ゲストの北川氏を始め、今回インストラクターとして来場頂いた国際ライダーの新庄選手や田代選手などと、昼休み時間に密にならないよう意見交換されていたのが、アットホーム的で好印象を受けました。
午後からは、午前中に経験したテクニックを使った走行となりました。
今回は参加者全員が走り始めから、バイクをライディングする上で最重要の一つとなる、「冷静さ。」を持って走られたようで、無駄な力が抜けていて、とても安心できるスムーズな走行でした。途中暑さもあり、走行を中断された方もおられましたが、参加された皆様は自分自身をしっかり管理され、無理なく走行を楽しまれているようでした。走行は、各20分間を3回の合計1時間の走行で、途中のインターバル中は、こちらでご用意したドリンクサーバーの冷たい飲み物を飲みながら、DUNLOPテント内の休憩スペースで休憩されたり、仲間でお話しされたりする姿が見られました。
今回、晴天の中での開催でしたが、転倒者も無く、また走行を途中に中断する事も無く、走行は予定通り無事に終了致しました。暑い中、ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。