ASSEN

大変歴史のある大会で、毎年多くの観客が近隣諸国から訪れる。レースが行われる週はTTウィークといって、旧車のレースやヨーロッパ選手権、そのほかにも各種イベントが行われていて、そのメインイベントがMotoGPとなる。ライダーたちはコースを一周にわたって埋め尽くす約20万人の観客の声援を浴びながら走ることになる。
コースは全体的に高低差がなくフラットなレイアウトで、どのコーナーもカントがかなりきついのも特徴かな？コーナーによってカントの付き方が違って、アウト側に土を盛っている所とイン側を削っている所とがある。このコース、ちょっと変わっていて普段は農道として使われている、いわゆる公道部分があるんだ。公道といえば、コースの外周の道にやけにバンクが付いているのだが、なんとかつてはこの部分を使ってレースが行われていたのだ!!
また二輪レース専用というのも特徴となっている。普段4輪が走っていないために、コースが荒れずギャップがほとんど無いし、アスファルトにゴムも乗ってないので、雨天時のグリップはGPサーキット中最高だ。
　コース幅が狭く、コーナリングスピードもカントのおかげで想像するよりもかなり高くキープできるためか、とにかくリズムに乗って走らないとタイムが出ない。勝負ポイントは最後のシケイン手前の高速コーナーの飛び込みとシケインのブレーキングだろう！！
今シーズンは大改修が行われたサーキットでの開催と聞いているので、一体どんなサーキットに生まれ変わっているのか、楽しみにしたい。